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基礎から学ぶ「人工皮革・合成皮革」入門セミナー

基礎から学ぶ「人工皮革・合成皮革」入門セミナー

~ポリウレタン樹脂の特性と劣化対策~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、人工皮革・合成皮革の基本的な構造と違いから、そこに用いられるポリウレタン樹脂の組成と物性、そして劣化について解説し、これらについて考えるときの基礎知識について解説いたします。

配信期間

  • 2025年10月21日(火) 13時00分2025年10月28日(火) 16時00分

お申し込みの締切日

  • 2025年10月24日(金) 16時00分

修得知識

  • 人工皮革・合成皮革の基礎
  • 人工皮革・合成皮革に用いられるポリウレタン樹脂の組成と物性、劣化

プログラム

 人工皮革・合成皮革は、衣料・靴・カバン等のファッション素材や家具・車両を含めたインテリア素材として、我々の身の回りで広く使用されています。これらの中には、使用されたポリウレタン樹脂が2〜3年程度で劣化するものや、10年使用してもほとんど劣化しないものもあります。市場では、これらポリウレタン樹脂の誤った選択が原因で引き起こされるトラブルも多く、正しい知識と理解が求められています。
 本講演では、人工皮革・合成皮革の基本的な構造と違いから、そこに用いられるポリウレタン樹脂の組成と物性、そして劣化について解説し、これらについて考えるときの基礎知識を習得します。

  1. 皮革の構成
    1. 天然皮革と人工皮革の違い
    2. 人工皮革とは
    3. 従来型人工皮革の製造方法
    4. 環境対応型人工皮革の製造方法
    5. 合成皮革とは
    6. 従来型合成皮革の製造方法
    7. 環境対応型合成皮革の製造方法
    8. PVCレザーとは
  2. ポリウレタン樹脂の構成と特徴
    1. ポリウレタン樹脂構成成分
    2. 一般的性能と特徴
  3. ポリウレタン樹脂の劣化
    1. 加水分解による劣化
    2. 光 (酸化) による劣化
    3. 熱 (酸化) による劣化
    4. NOx ガスによる変色と劣化
  4. ポリウレタン樹脂の耐久性評価方法
    1. 耐加水分解性に関する促進試験方法
    2. 耐光性に関する促進試験方法
    3. 耐熱性に関する促進試験方法
  5. 人工皮革・合成皮革製品の取扱い表示
    1. 合成皮革製品の例
    2. 天然皮革製品の例
  6. 質疑応答

講師

  • 榎本 雅穗
    京都女子大学 家政学部 生活造形学科
    教授

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

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  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,000円(税別) / 46,200円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

アーカイブ配信セミナー

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2025年10月21日〜28日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。

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