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異物不良の本質と気流制御の重要性および静電気対策の基礎と実践

クリーン化技術:ゴミ・異物不良ゼロへ

異物不良の本質と気流制御の重要性および静電気対策の基礎と実践

~ゴミ・異物不良ゼロ、ゴミ・異物低減の具体的なアプローチ~
オンライン 開催
  • ライブ配信セミナーには、特典としてアーカイブ配信が付きます。
  • アーカイブ配信の視聴期間は、2025年6月27日〜7月3日を予定しております。
  • ライブ配信を欠席し、アーカイブ配信のみ受講をご希望の場合は、通信欄に「ライブ欠席、アーカイブのみ受講」とご記入ください。

概要

本セミナーでは、異物混入対策、静電気対策、クリーンルームの維持管理の基本と効果的な管理方法について、事例を交えてわかりやすく解説いたします。

開催日

  • 2025年6月26日(木) 13時00分 16時30分

受講対象者

  • クリーンルーム管理、実務の担当者
    • 工業用途
      • 精密機械
      • 半導体製造
      • 電子機器・エレクトロニクス
      • 液晶工場
      • ガラス・光学加工
      • プラスチック成形
      • 塗装
      • フィルム加工
    • 医療用途
      • 研究室
      • 無菌室
      • 手術室
    • 食品用途
      • 調理場
      • 製造ライン
    • 製薬工場
    • バイオハザード施設
    • 動物実験施設
    • RI (環境) 施設
  • クリーンルーム管理、実務で課題を抱えている方

修得知識

  • クリーンルーム環境の管理手法と実務 (清掃のあり方、方法)
  • ゴミ・異物の見える化手法と粗大粒子の捉え方と数値管理手法
  • 防塵衣のあり方と管理、防塵衣の選定方法 等
  • ゴミ・異物対策を進める上での静電気対策の考え方
  • クリーン化技術全般に渡る知識
  • クリーン化の事例

プログラム

 第1部は、『ゴミ・異物不良ゼロをめざして、ゴミ・異物低減の具体的なアプローチ』 をメインテーマのもとに、『ゴミ・異物の本質』を捉えることの、必要性について、お話をすすめます。
 『ゴミ・異物不良』の問題は、古くは漆塗りの工房から始まり、異物混入や電子部品組立のゴミケバ問題 等があります。 現在では、外観意匠のみならず、製品の機能・信頼性にまで及ぶ問題が、多くの業種の現場・工程で発生をして、悩ませています。『ゴミ・異物不良』の問題が、なぜ無くならないのか? なぜ絶えて無くならないのか?『その本質』を捉えて、皆さんと考えて見ようと思います。
 第2部では、『ゴミ・異物不良ゼロをめざして、ゴミ・異物低減の具体的なアプローチ』 をメインテーマのもとに、ゴミ・異物問題に大きく関与する、空気の流れ・気流について、皆さんと考えます。
 テーマ名としては「気流をてなずける知恵」となっていますが、現場で異物不良と戦う私たちは、空気の流れ・気流についてシッカリと知り・捉え、対応を取る必要があると言う事です。そして、皆さんが現場に戻り、ゴミ・異物不良の発生が無い、生産環境の構築につなげる事が出来る。気流を思い通りに制御出来る。いわゆる“てなずける”『術』を知って実行して欲しいと言う思いからの、テーマ展開です。宜しくお願い致します。
 第3部では、ゴミ・異物対策を推進する上で避けては通れない、静電気に着目して展開を進めます。静電気の発生のメカニズムを理解することで、対策を効果的に行うことが出来ます。対策機器 イオナイザー等の管理方法、日常どんなことに心掛けると良いのか。後戻りしない対策のあり方 等を、一緒に考えていきます。確実かつ適切な静電気対策は、ゴミ・異物対策に効きますよ。

  1. 第1部 ゴミ・異物不良ゼロをめざして、ゴミ・異物低減の具体的なアプローチ『ゴミ・異物の本質を知る』
    1. 何故?『ゴミ・異物不良』は、『難題』になるのでしょうか?
    2. ゴミ・異物とは、何か?どんなものか?
    3. ゴミ・異物は、どこからやって来るのでしょうか?
    4. 大気中/粒子の粒径分布及び代表的な組成例紹介
    5. 工程内で発生するゴミ・異物 事例
    6. 防塵衣着用動作発塵データ事例紹介
    7. クリーンルーム内/ゴミ・異物/割合事例
    8. 人に関わるゴミ・異物を防ぐ、防塵衣の話
    9. 防塵衣に求められる性能とは?
    10. 防塵衣に求められる性能を活かすには
    11. 防塵衣の性能を発揮するためには
    12. 防塵衣着用時の発塵機構
    13. 自分 (達) が、関与する製品が、不良となる異物は…
    14. 自工程で製品不良となる、異物のサイズを、ご存知でしょうか。
    15. 異物不良発生のメカニズム
    16. 生産環境における異物の挙動:振る舞い
    17. ものづくりの作業現場では、何が起きているのか?
    18. 粗大粒子の挙動と影響について
    19. 感性を磨く必要性
    20. 感性で捉えた、ゴミ・異物不良の実態は…
    21. 見える化の重要性
    22. クリーンルームの管理規格外粒子の存在は?
    23. まとめ
  2. 第2部 ゴミ・異物不良ゼロをめざして、ゴミ・異物低減の具体的なアプローチ『気流をてなずける知恵』
    1. 『てなずける空気/気流とは、どんなものなのか』
    2. 異物の伝播経路
    3. 気流の性質
    4. 室間差圧の確認事例:気流可視化装置による確認事例
    5. 室間差圧による汚染制御/環境管理と言う話
    6. 差圧制御の概念と言う話
    7. 気流制御の概念と言う話
    8. 気流の見える化の重要性: 気流可視化装置事例
    9. 局所環境構築時評価事例:差圧/給排気バランスに注意
    10. 三次元超音波風速測定 (風速・風向の数値化)
    11. 三次元超音波風速計取得Data事例
    12. 局所クリーン化とは
    13. ものづくりの生産環境はどうあるべきなのか?
    14. 局所クリーン化のポイント
    15. 局所クリーン環境構築イメージ
    16. クリーン化の事例とノウハウ集
    17. FFU活用時の理想とする取付け方
    18. スポットクリーンユニット活用による環境構築事例
    19. 人や装置の動作で起きる気流対策
    20. 局所クリーン環境の気流評価
    21. Fan Filter Unit 取付け時の評価 事例
    22. 気流をてなずけ、環境構築する際のポイント
    23. まとめ
  3. 第3部 クリーン化・異物対策における静電気対策の基礎と実践
    1. なぜ、クリーン化において、なぜ静電気に注力しなければいけないのか?
    2. 電気とは… (動電気/静電気)
    3. 静電気の基本 (静電気の発生と静電気要因不良)
    4. 静電気対策方法:考え方
    5. イオナイザーの種類と特性:選択ミスは不良につながる。
    6. 除電のメカニズム
    7. イオナイザー使用時の注意点
    8. 作業環境 (湿度) と静電気の発生
    9. 静電気対策は、費用が掛かる?
    10. 静電気対策事例
      • 良い事例
      • 悪い事例
      • 対策方法 事例紹介
    11. 後戻りしない対策のあり方
    12. まとめ
    • 質疑応答

講師

  • 矢島 良彦
    ザッツ ブレイン
    代表 クリーン化技術コンサルタント

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 34,400円 (税別) / 37,840円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 34,400円(税別) / 37,840円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 請求書は、代表者にご送付いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 Zoomのシステム要件テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
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