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高分子材料の結晶化度測定と分子構造解析およびその応用

高分子材料の結晶化度測定と分子構造解析およびその応用

~物性改善および材料開発へのヒント~
オンライン 開催

視聴期間は2025年3月11日〜18日を予定しております。
お申し込みは2025年3月14日まで承ります。

概要

本セミナーでは、高分子の分子構造についての基礎知識と最新の分析手法による評価法について詳しく解説いたします。

配信期間

  • 2025年3月14日(金) 13時00分2025年3月18日(火) 17時00分

お申し込みの締切日

  • 2025年3月14日(金) 13時00分

修得知識

  • 高分子の結晶と高次形態についての基礎知識
  • 立体規則性や結晶化度などの基礎知識
  • 固体高分解能NMR、熱分析などの分析装置の詳細な基礎知識と応用例

プログラム

 高分子材料は工業用途、日常用途として幅広く用いられている。しかし新規材料を開発するときあるいは材料の物性改善を行う時には、開発方針を立てる必要があります。そのためには詳細な分子構造解析を行う必要があり、分析手法ばかりでなく高分子構造の知識を修得することが必要不可欠です。
 本講座では高分子の分子構造ついての基礎知識と最新の分析手法による評価法について詳細に述べます。その結果、材料開発、物性改善に役立つヒントが得られることを期待しています。

  1. 高分子の結晶と高次構造
    1. 分子量が1万を超える“高分子”という概念の確立
    2. 分子量と分子量分布
    3. ポリオレフィンの立体規則性
    4. 結晶の高次構造
      • 房状ミセル
      • ラメラ
      • 球晶
    5. 相構造
      • 結晶
      • 非晶
      • 中間相
  2. キャラクタリゼーション
    1. SECによる分子量測定の原理と注意点
    2. 粘度法、光散乱法による分子量決定
    3. ポリオレフィンの立体規則性の定量
  3. 結晶化度
    1. 熱分析
      • 結晶化度
      • ガラス転位点
      • 融点とラメラ長の関係
    2. X線、密度法による結晶化度測定
  4. 固体高分解能NMR
    1. NMRの基礎
    2. 液体測定と固体測定の違い
    3. 固体NMRの応用
      • 結晶
      • 非晶
      • 中間相の評価
  5. X線による分析
    1. X線広角散乱 (WAXS) と結晶構造
    2. X線小角散乱 (SAXS) と長周期
    3. 中性子小角散乱 (SANS)
  6. 赤外分光法による構造解析と定量法
    1. ランベルト・ベールの法則
    2. 対称性と因子群解析
    3. 吸光係数と定量
      • 水素結合
      • 架橋度の解析例など
  7. 分子構造と力学物性
    1. 応力-ひずみ曲線
    2. 力学物性を決める要因
    • 質疑応答

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

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    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

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  • 視聴期間は2025年3月11日〜18日を予定しております。
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