技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

PIC/S GMP Annex I 改定セミナー

PIC/S GMP Annex I 改定セミナー

~無菌製剤管理の考え方を初心者にも分かりやすく解説~
オンライン 開催

アーカイブ配信で受講をご希望の場合、視聴期間は2025年3月3日〜18日を予定しております。
アーカイブ配信のお申し込みは2025年3月3日まで承ります。

開催日

  • 2025年2月26日(水) 13時30分 16時30分

修得知識

  • 無菌医薬品の製造の基礎
  • PIC/S GMP Annex I 「無菌医薬品の製造」の要点
  • 改定のインパクト、改定の概要と詳細

プログラム

 2022年9月19日にPIC/S GMP Annex I 「無菌医薬品の製造」が改定されました。PIC/S GMP Annex Iは、2017年に12月20日にドラフト版が発行されてから、数回のパブリックコメントの募集を経てやっと最終化されました。完全施行日は2023年8月25日です。ただし8.123項は2024年8月25日施行となりました。今回のAnnex I 最終版は、EU GMPとPIC/S GMPの関連メンバーが共同で作成しました。なおEU GMP Annex Iは、2022年8月25日に発行されています。改定版によっていったい何が変わったのでしょうか。また製薬企業におけるインパクトはどの程度のものでしょうか。PIC/S GMP Annex Iが要求する無菌製剤管理の考え方はどういうものなのでしょうか。例えば、クリーンルームの清浄値とモニタリングの方法、管理基準値 (アラート値、アクション値) の処置方法、汚染防止の考え方、製造用水の管理方法などなどです。また、無菌医薬品の製造においては、リスクベースドアプローチが重要です。リスクはどのように決定し、実践するべきでしょうか。
 本セミナーでは、PIC/S GMP Annex I 「無菌医薬品の製造」に関して、初心者でも分かりやすく解説します。

  1. PIC/S GMP Annex I改定
    • PIC/S GMP Annex I 「無菌医薬品の製造」改定
    • 新旧Annex I 目次比較 【旧Annex I】
    • 新旧Annex I 目次比較 【新Annex I】
    • ドキュメントマップ
    • 無菌性関連のPIC/S GMPガイドライン
    • 本日の要点
  2. 無菌性保証の考え方
    • 微生物とは?
    • 微生物の分類
    • 芽胞とは?
    • 殺菌
    • 消毒
    • 滅菌
    • 無菌
    • 滅菌の概念
    • 微生物の死滅曲線
    • 無菌性保証水準 (SAL:Sterility Assurance Level) と無菌性保証
    • 微生物の死滅曲線
    • 無菌試験と無菌性保証
  3. なぜ滅菌バリデーションが必要か
    • 滅菌の重要性
    • 滅菌バリデーションの必要性
    • 医薬品向けの滅菌バリデーションに関するガイドラインや基準
    • バリデーションの考え方の誕生
    • FDA Guidelines on General Principles of Process Validation – 1987
      医薬におけるバリデーションとは
    • バリデーションとベリフィケーションの違い
    • あらかじめ定めた仕様や品質にあった製品を継続的に生産する
  4. バイオバーデン管理の重要性
    • 用語の定義
    • バイオバーデン管理
    • バイオバーデン測定の意義
  5. 範囲
    • 医薬品検査条約
    • 1.範囲
    • 一般的なリスクマネジメントプロセス
    • 1.範囲
  6. 原則
    • 2. 原則
    • エンドトキシン/パイロジェン
    • RABS:Restricted Access Barrier Systems
    • ラピッド トランスファーシステム/ポート (RTP)
    • アイソレーター
    • 2. 原則
    • 汚染管理戦略 (CCS)
    • 2. 原則
    • シングルユースシステム (SUS)
    • 2. 原則
  7. 医薬品品質システム (PQS)
    • ICH Q10における医薬品品質システムの4要素
    • 3. 医薬品品質システム (PQS)
  8. 建物
    • 用語の定義
    • 4. 建物
    • エアロック
    • 無菌試験と無菌性保証
    • 4. 建物
    • 最初の空気 (First Air) /一方向気流 (Unidirectional airflow )
    • 気流
    • HEPAフィルター
    • 4. 建物
    • 4. 建物 (バリア技術)
    • 4. 乱気流 (Turbulent airflow)
    • 4. 建物 (バリア技術)
    • 4. 建物 (クリーンルームおよびクリーンエア機器の適格性評価)
    • 無菌プロセスシミュレーション (APS)
    • 4. 建物 (クリーンルームおよびクリーンエア機器の適格性評価)
    • CFU:Colony Forming Unit
    • 4. 建物 (クリーンルームおよびクリーンエア機器の適格性評価)
    • 4. 建物 (消毒)
  9. 装置
    • 5. 装置
  10. ユーティリティ
    • 6. ユーティリティ
    • 配管勾配
    • 6. ユーティリティ (水システム)
    • デッドレッグ (Dead leg)
    • 6. ユーティリティ (水システム)
    • バイオフィルム
    • 6. ユーティリティ (水システム)
    • アクションリミットとアラートレベル
    • 重要パラメータの設定値幅と限度値
    • 6. ユーティリティ (水システム)
    • 6. ユーティリティ (蒸気を直接滅菌剤として使用)
    • 6. ユーティリティ (ガスおよび真空システム)
    • 6. ユーティリティ (冷暖房および油圧システム)
  11. 要員
    • 7. 要員
  12. 生産と具体的な技術
    • 8. 生産と具体的な技術 (最終滅菌製品)
    • 8. 生産と具体的な技術 (無菌調製および処理)
    • 是正的介入 (Corrective intervention)
    • 8. 生産と具体的な技術 (無菌調製および処理)
    • 8. 生産と具体的な技術 (無菌製品の仕上げ)
    • ブローフィルシール (BFS)
    • フォームフィルシール (FFS)
    • 8. 生産と具体的な技術 (無菌製品の仕上げ)
  13. 滅菌法の種類
    • 滅菌法の種類
    • 加熱法
    • 加熱法 – 湿熱滅菌法
    • 湿熱滅菌における管理項目、ユーティリティおよび制御装置
    • 高圧蒸気滅菌
    • 加熱法 – 乾熱滅菌
    • 乾熱滅菌における管理項目、ユーティリティおよび制御装置
    • ガス法
    • 酸化エチレン (EO) ガス滅菌法
    • EOガス滅菌における管理項目、ユーティリティおよび制御装置
    • 放射線 (ガンマ線、電子線) 滅菌
    • 放射線滅菌における管理項目、ユーティリティおよび制御装置
    • 濾過法
    • 濾過法における管理項目、ユーティリティおよび制御装置
    • 滅菌条件の設定
    • ハーフサイクル法
    • オーバーキル法
    • バイオバーデン/BI併用法
    • 絶対バイオバーデン法
    • 放射線滅菌の滅菌条件設定
  14. 滅菌バリデーション
    • 滅菌バリデーションでの一般的留意事項
    • 滅菌バリデーションの手順書
    • 滅菌バリデーションの責任者
    • 滅菌バリデーションの段階
    • 製品性能評価および滅菌条件選定
    • 据付時適格性検証 (IQ)
    • 運転時適格性検証 (OQ)
    • 稼働性能適格性検証 (PQ)
    • 日常の滅菌工程管理
    • プロセスの有効性の維持
    • 変更管理
  15. 生産と具体的な技術 (滅菌)
    • 用語の定義
    • 8. 生産と具体的な技術 (滅菌)
    • 生物学的指標 (BI)
    • 滅菌指標体 – バイオロジカルインジケータ (BI)
    • 用語の定義
    • 滅菌指標体 – ケミカルインジケータ (CI)
    • 8. 生産と具体的な技術 (滅菌)
    • ローディングパターン
    • 8. 生産と具体的な技術 (滅菌)
    • 8. 生産と具体的な技術 (加熱滅菌)
    • 滅菌チャート
    • 8. 生産と具体的な技術 (加熱滅菌)
    • 8. 生産と具体的な技術 (湿熱滅菌)
    • 8. 生産と具体的な技術 (乾熱滅菌)
    • 8. 生産と具体的な技術 (放射線による滅菌)
    • 8. 生産と具体的な技術 (エチレンオキサイドによる滅菌)
    • 8. 生産と具体的な技術 (最終容器で滅菌できない製品のフィルター滅菌)
    • 8. 生産と具体的な技術 (フォームフィルシール (FFS) )
    • 8. 生産と具体的な技術 (ブローフィルシール)
    • 8. 生産と具体的な技術 (凍結乾燥)
    • 8. 生産と具体的な技術 (閉鎖系)
    • クローズドシステム (Closed system)
    • 8. 生産と具体的な技術 (閉鎖系)
    • 8. 生産と具体的な技術 (シングルユースシステム (SUS) )
  16. 全般的
    • 9. 全般的
    • 9. 全般的 (環境およびプロセス監視)
    • 9. 全般的 (環境モニタリング – 全粒子)
    • 9. 全般的 (環境および要員のモニタリング – 生存粒子)
    • 9. 全般的 (無菌プロセス シミュレーション (APS) (メディア フィルとしても知られている) )
  17. 品質管理
    • 10. 品質管理 (QC)
    • 微生物の試験方法
    • 無菌試験法
    • マイコプラズマ否定試験
    • 微生物限度試験法
    • エンドトキシン試験法
    • 発熱性物質試験法
  18. 用語の定義
    • 用語の定義
    • 質疑応答

講師

  • 村山 浩一
    株式会社 イーコンプライアンス
    代表取締役

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 40,000円 (税別) / 44,000円 (税込)

ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー

ライブ配信またはアーカイブ配信セミナーのいずれかをご選択いただけます。

ライブ配信セミナーをご希望の場合

  • 「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

アーカイブ配信セミナーをご希望の場合

  • 「ビデオグ」を使ったアーカイブ配信セミナーとなります。
  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCなどからご視聴ができます。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 別途、ID,パスワードをメールにてご連絡申し上げます。
  • 視聴期間は2025年3月3日〜18日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/1/27 体外診断用医薬品の保険申請戦略と申請書の書き方 オンライン
2025/1/27 遺伝子治療用製品・細胞医薬品・ウイルスベクターにおける承認申請・審査と品質管理・品質評価/ 非臨床安全性評価/臨床開発 全4コース (4日間) オンライン
2025/1/27 遺伝子治療用製品・細胞医薬品・ウイルスベクターにおける承認申請・審査と品質管理・品質評価/ 非臨床安全性評価/臨床開発 全4コース (4日間) オンライン
2025/1/27 遺伝子治療用製品・細胞医薬品・ウイルスベクターコース (Aコース: 製造・品質試験/分析編) オンライン
2025/1/27 希少疾患治療薬開発にむけた治療薬開発の最新戦略とアプローチ オンライン
2025/1/27 インドネシアにおけるハラール認証BPJPHをふまえた医薬品・医療機器開発等の留意点とポイント オンライン
2025/1/27 薬機法の実務を考慮した医薬品特許戦略の新たな視点 オンライン
2025/1/28 遺伝子治療薬の開発・薬事戦略と承認取得 オンライン
2025/1/28 分析法バリデーション超入門講座 オンライン
2025/1/28 薬価算定の基礎と希望薬価取得ノウハウ オンライン
2025/1/28 QA担当者が抑えるべきGMP適合性調査対応と査察当局による指摘事例と対策 オンライン
2025/1/28 高薬理活性物質を扱うマルチパーパス設備での洗浄評価基準と洗浄管理の留意点 オンライン
2025/1/29 製造管理/品質保証担当者の質を高めるための教育訓練 オンライン
2025/1/29 洗浄バリデーションの基礎と残留許容値、回収率設定の科学的根拠の示し方 オンライン
2025/1/29 日米欧主要国の医療・薬価制度の概要と価格戦略のポイント オンライン
2025/1/29 細胞培養 超入門講座 オンライン
2025/1/29 凍結乾燥製剤の基礎、スケールアップ技術とバリデーション実施のポイント オンライン
2025/1/29 再生医療等製造施設におけるGCTP (製造管理・品質管理) 対応のポイントと査察対応 オンライン
2025/1/29 炎症性腸疾患における治療・薬剤選択の実際と今後の展望 オンライン
2025/1/29 医薬品企業における英文契約書読み方基礎講座 オンライン

関連する出版物

発行年月
2020/4/27 各国要求及び治験環境と現地の実情
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2020/1/30 凍結乾燥の最適な条件設定による品質の安定化 - ラボ機と生産機の性能の違いを反映させたスケールアップ -
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向
2019/4/24 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集
2018/11/30 希少疾患用医薬品の適応拡大と事業性評価
2018/10/30 高薬理活性医薬品封じ込めQ&A集 Part2
2018/9/28 腸内細菌叢を標的にした医薬品と保健機能食品の開発
2018/8/31 がん治療で起こる副作用・合併症の治療法と薬剤開発
2018/7/31 医薬品・医療機器・再生医療開発におけるオープンイノベーションの取り組み 事例集
2018/6/29 医薬品グローバル開発に必要な英語実務集
2018/5/30 GVP Module改訂をふまえたEU Pharmacovigilance規制の実装
2018/5/18 創薬のための細胞利用技術の最新動向と市場
2018/4/25 統計学的アプローチを活用した分析法バリデーションの評価及び妥当性
2018/1/30 バイオ医薬品のCTD-Q作成 - 妥当性の根拠とまとめ方 -