技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

再生医療等製品における商品コンセプト構築と開発戦略

再生医療等製品における商品コンセプト構築と開発戦略

~安定した再生医療を得るための、CMC特性を考慮した「身の丈に合った商品コンセプト構築と開発戦略」とは~
オンライン 開催

アーカイブ配信で受講をご希望の場合、視聴期間は2024年9月10日〜19日を予定しております。
アーカイブ配信のお申し込みは2024年9月17日まで承ります。

概要

本セミナーでは、再生医療等製品の最新の研究動向ならびにCMC特性を考慮した商品コンセプト構築と開発戦略について、最新の研究動向や課題に関連する事例をもとに実現可能な再生医療とその成功要因を解説いたします。

開催日

  • 2024年9月9日(月) 12時30分 16時30分

修得知識

  • 再生医療等製品の国内外研究開発動向
  • 再生医療等製品に関連する国内の法体系
  • 再生医療等製品の開発戦略と承認申請体系
  • 再生医療等製品の品質管理戦略

プログラム

 再生医療は従来の医薬品とは異なる革新性が期待される。最近では遺伝子改変や組織工学、AI等を導入した新たな技術も開発され、難病においては実証試験も進みつつある。一方、再生医療に使用される原料 (細胞) は「生き物」であり有限のため、CMCのバラツキが臨床試験成績の再現性にも影響する。安定したな再生医療を得るにはCMC特性を考慮した「身の丈に合った商品コンセプト構築と開発戦略」が必要と思われる。
 本講座では最新の研究動向ならびに上記の課題に関連する事例をもとに、実現可能な再生医療とその成功要因について考えてみたい。

  1. はじめに
    1. 最近の再生医療等製品の開発・申請状況
    2. なかなか前に進まない再生医療等製品。なぜか?
    3. 製造方法の違い: 医薬品がカレーなら、再生医療等製品は寿司
    4. 商品コンセプトの構築とそれに向けた開発戦略
  2. 再生医療等製品の定義と法体系
    1. 再生医療等製品の定義と法体系
      • 再生医療等安全法
      • 医薬品医療機器等法
    2. 医薬品としての再生医療等製品
      • 医薬品の定義と特性: 均質性と安定供給義務
      • 再生医療等製品の種類: 細胞加工製品と遺伝子治療用製品
    3. 細胞加工医薬品の種類と産業応用
      • 自家細胞由来製品と他家細胞由来製品
      • 細胞加工医薬品
        • 間葉系幹細胞 (MSC)
        • iPS細胞
        • ES細胞
      • 応用製品
        • オルガノイド
        • 細胞シート
      • ダイレクトリプログラミング
      • エクソソーム創薬の動向
    4. 遺伝子治療用製品の種類と坂業応用
      • Ex Vivo
        • CAR-T
        • CAR-NT等
      • In Vivo
        • ベクター型遺伝子治療
        • 腫瘍溶解性ウイルス
      • ゲノム編集の応用とデザイナー細胞プロジェクト
  3. 再生医療等製品の非臨床・臨床試験
    1. 非臨床試験の構築
      • 毒性
      • 安全性
      • ADME試験
    2. 先端医療と臨床研究
    3. 臨床研究法
    4. 研究者 (医師) 主導治験と企業治験
    5. 国際共同治験とブリッジング試験
    6. 条件及び期限付承認
    7. 先駆け審査指定制度、希少疾病用再生医療等製品制度
    8. 治験デザインとプロトコール作成方法
    9. 対照薬・外部対照の選定
  4. 再生医療等製品の製造・規格・技術移転
    1. 記録管理・データインテグリティー
      • 記録の取り方
      • ロット管理
    2. 技術移転・QbD
      • CDMO/CMOの選定とコミュニケーション
    3. 治験薬と製品
      • 均質性とPotency Assay
      • 原料の選定: ドナー管理
      • 治療分野の設定: プレマーケティングの方法
      • 製剤CMCの作成と検証試験POCの立て方
      • 前臨床試験の計画・実施と薬理作用の特定・活性測定方法
      • 適応症の選定
    4. CMC戦略
      • 原料確保と品質検定
      • 細胞医薬品の特性管理
        • 細胞周期
        • 培地
        • 培養方法など
      • 大量培養方法の限界
        • 不死化細胞との違い
        • 継代回数の制限
      • 研究段階と工業生産段階との違い
      • 治験薬GMPとGCTP
      • ロット間の均質性維持のための品質管理項目と力価測定の意義
      • GCTP適合性調査
  5. まとめ
    1. 原料の確保、均一性、安定供給のための道筋
    2. 限界を知ることで製品コンセプトを絞り込む
  6. 質疑応答、討論など

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 42,000円(税別) / 46,200円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,000円(税別) / 46,200円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー

  • 「Zoom」を使ったライブ配信またはアーカイブ配信セミナーのいずれかをご選択いただけます。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルを配布予定です。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。

ライブ配信セミナーをご希望の場合

  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

アーカイブ配信セミナーをご希望の場合

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2024年9月10日〜19日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/3/7 リスク分析をした洗浄バリデーションの実施方法と残留許容限度値の設定 オンライン
2025/3/7 PMDA審査官から高評価が得られる非臨床領域のメディカルライティング オンライン
2025/3/7 マイクロバイオームの実用化にむけた課題と現状 オンライン
2025/3/10 GMPにおける (製造・試験) 外部委託業者管理・監査の留意点とチェック項目 オンライン
2025/3/12 簡便化、抜け防止の観点をふまえたGMP SOP/製造指図記録書の形式・作成 (改訂) ・記入方法 オンライン
2025/3/12 データインテグリティの重要性とGMP文書への落とし込み方 オンライン
2025/3/13 Excelスプレッドシートを運用した効率的なCSVとデータインテグリティ オンライン
2025/3/13 製造設備のバリデーション実施項目・各段階の様式例と適合性調査にむけた文書作成管理 オンライン
2025/3/13 日本特有の要求対応をふまえた海外導入品のCMC開発対応とCMC申請資料 (日本申請用) 作成 オンライン
2025/3/14 薬物の消化管吸収について - 評価・予測 オンライン
2025/3/14 信頼性基準適用試験における運用への落とし込み・記録の残し方と (国内外) 委託時の信頼性保証 オンライン
2025/3/14 アクティブターゲティング型DDSの現状と展望 オンライン
2025/3/14 各種製剤におけるヒト経口吸収予測法と品質規格の設定 オンライン
2025/3/17 FDA/EMAの早期審査・早期承認制度の課題と対応 オンライン
2025/3/18 GLP省令:施設/試験で押さえるべき信頼性確保と最終報告書・生データの信頼性 オンライン
2025/3/19 バリデーション入門講座 オンライン
2025/3/21 リスク分析をした洗浄バリデーションの実施方法と残留許容限度値の設定 オンライン
2025/3/21 CAPAの具体的な実施方法セミナー オンライン
2025/3/24 バリデーション入門講座 オンライン
2025/3/24 非経口剤の血漿中濃度推移の解析 オンライン

関連する出版物

発行年月
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (製本版+ebook版)
2020/12/30 実践Rケモ・マテリアル・データサイエンス
2020/12/24 バイオ医薬品 (抗体医薬品) CTD-CMC記載の要点
2020/8/1 材料およびプロセス開発のためのインフォマティクスの基礎と研究開発最前線
2020/6/30 米国での体外診断用医薬品の開発/審査対応 実務集
2020/4/27 各国要求及び治験環境と現地の実情
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2020/1/30 凍結乾燥の最適な条件設定による品質の安定化 - ラボ機と生産機の性能の違いを反映させたスケールアップ -
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向
2019/4/24 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集
2018/11/30 希少疾患用医薬品の適応拡大と事業性評価
2018/10/31 細胞培養加工施設の構築と運営管理の省力・省コスト化
2018/10/30 高薬理活性医薬品封じ込めQ&A集 Part2
2018/9/28 腸内細菌叢を標的にした医薬品と保健機能食品の開発