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廃プラスチックのリサイクル最新動向

廃プラスチックのリサイクル最新動向

~国内外のリサイクル技術開発・法規制・企業動向と今後の展望 / 世界の廃プラスチック規制・リサイクル技術開発動向とビジネスチャンス / 選別技術の進歩により適用が進むメカニカルリサイクル技術動向 / 液化・ガス化・モノマー化など、最新のケミカルリサイクル技術~
オンライン 開催

このセミナーは2022年12月に開催したセミナーのオンラインセミナー:オンデマンド配信です。
オンラインセミナーは、お申し込み日より10営業日間、動画をご視聴いただけます。
お申込は、2023年5月30日まで受け付けいたします。
(収録日:2022年12月23日 ※映像時間:約3時間6分)

概要

持続可能な社会実現に向け、世界中で廃プラスチックのリサイクル技術開発とそのビジネス化が加速しています。
本セミナーでは、近年の廃プラスチックのリサイクル技術や関連ビジネス・企業動向に明るい、アイシーラボの室井氏を講師に迎え、国内外の廃プラスチック処理・規制の現状から、欧州を中心としたメカニカルリサイクルの潮流、液化・ガス化・モノマー化など、期待されるケミカルリサイクルの技術開発と今後の技術トレンドまで、最新動向を解説いたします。

開催日

  • 2023年5月30日(火) 13時00分 16時30分

受講対象者

  • リサイクル事業に関わる方、関心を持っている方
  • メカニカルリサイクル / ケミカルリサイクルに携わっている方
  • リサイクルビジネスに興味のある方、新規事業を検討している方

修得知識

  • 欧米を中心とした世界の廃プラスチックのリサイクル技術
  • 廃プラスチックのメカニカルリサイクルとケミカルリサイクル技術
  • 廃プラスチックリサイクルビジネスの国内動向

プログラム

 海洋汚染防止とCO2削減のために、世界的に廃プラスチックのリサイクルが始まった。PETボトルのリサイクルは世界的に行われるようになった。欧州では選別技術の進歩により、ポリオレフィンのメカニカルリサイクルも始まっている。混合プラスチックなどメカニカルリサイクルできない廃プラは液化又はガス化して、燃料又は化学品原料のナフサとして利用するケミカルリサイクルもビジネスとして動き始めた。
 本セミナーでは、リサイクル技術の最新の技術を解説するとともに欧米の動向、そして動き出した日本の最新の状況を解説する。

  1. 廃プラスチックリサイクルの現状
    1. 世界の廃プラスチック規制動向
    2. 日本の廃プラスチック規制
    3. 容リ法
  2. 廃プラスチックのメカニカルリサイクル
    1. 廃プラスチックの選別技術
      • EREMA
      • TOMURA etc.
    2. パレットの製造
    3. ポリオレフィンボトル
    4. フィルムの脱インキ技術
    5. 添加剤による廃プラスチックのアップグレーディング
  3. 廃プラスチックのケミカルリサイクル技術
    1. 廃PETケミカルリサイクルの溶融重合
    2. 廃PETの解重合による再重合
    3. 廃ポリスチレンのケミカルリサイクル
    4. 廃PMMAのケミカルリサイクル
    5. 廃PPのリサイクル
    6. ポリ乳酸のリサイクル
    7. 廃プラスチックのケミカルアップグレーディング
  4. 廃プラスチックの熱分解
    1. 熱分解の方法
    2. 塩素の除去
    3. 熱分解試験方法
  5. 廃プラスチックの液化
    1. 廃プラスチックから燃料油の合成
    2. 廃プラスチックからナフサ原料の製造
      • Quanta Fuel
      • Mura Technology etc.
    3. 世界の廃プラスチックリサイクル会社の動向
      • BASF
      • Dow
      • NESTE
      • Shell
      • SK
      • インドラマ etc.
    4. 動き出した日本のケミカルリサイクル
      • 三菱ケミカル
      • 三井化学
      • 出光興産
      • 住友化学 etc.
  6. 廃プラスチックから化学品の合成
    1. 廃プラスチックから軽質オレフィンの製造 (モノマー化)
    2. 廃プラスチックから芳香族の製造
    3. 廃プラスチックからアスファルト改質材の製造
    4. 廃プラスチックから界面活性剤の合成
  7. 廃プラスチックのガス化
    1. 廃プラスチックガス化による合成ガスの製造
      1. 廃プラスチックから水素の製造
      2. 廃プラスチック合成ガスの精製
      3. サワーシフト反応
    2. 廃プラスチックガス化合成ガスから燃料油の合成
      1. 廃プラスチックからFT合成による燃料油の合成
      2. 廃プラスチックTIGASプロセスによる燃料油の合成
    3. 廃プラスチックガス化による合成ガスから化学品の合成
      1. 廃プラスチックガス化水素からアンモニアの合成
      2. 廃プラスチックガスからメタンの合成
      3. 廃プラスチックからメタノールの合成 (Enerkem)
      4. 廃プラスチックからエタノールの合成 (積水化学)
      5. エタノールからエチレンの製造
    4. 廃プラスチック含有都市ゴミから航空燃料の製造
      • Furclum
      • LanzaJet
      • Shell
  8. 廃プラスチックのケミカルリサイクルビジネスの展望
    1. 都市ゴミ焼却との組み合わせ
    2. 廃プラスチックケミカルリサイクルビジネスの展望
  9. Q & A

講師

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 30,400円 (税別) / 33,440円 (税込)
複数名
: 20,000円 (税別) / 22,000円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 20,000円(税別) / 22,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 30,400円(税別) / 33,440円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 40,000円(税別) / 44,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 60,000円(税別) / 66,000円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

オンデマンドセミナーの留意点

  • 申込み後、すぐに視聴可能なため、本セミナーのキャンセルは承りかねます。 予めご了承ください。
  • 録画セミナーの動画をお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 3営業日後までに、メールをお送りいたします。
  • 視聴期間は申込日より10営業日の間です。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • 動画視聴・インターネット環境をご確認ください
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  • 本セミナーの録音・撮影、複製は固くお断りいたします。
本セミナーは終了いたしました。

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