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EVにおける車載機器の熱対策

EVにおける車載機器の熱対策

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、熱設計に必要な伝熱の基礎から、部品、基板、筺体に至る熱設計手順やノウハウを幅広く解説いたします。

開催日

  • 2023年4月11日(火) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 電子機器設計者 (実装設計、機構設計、回路設計、基板設計)
  • 放熱デバイス/材料開発者
  • 品質保証・品質管理部門

修得知識

  • 伝熱の基礎知識
  • 部品・基板設計における放熱知識
  • 強制空冷・自然空冷機器の熱設計常套手段
  • ヒートシンクの熱設計方法

プログラム

 自動車は100年に一度と言われる大変革期にあります。CASEに象徴されるように、高速通信 (5G) 常時接続、自動運転 (AI) 、EV (モータ、インバータ、バッテリ) 、いずれも高速・高出力デバイスを実装します。エンジンと異なり、耐熱温度の低いこれら半導体デバイスは適切な温度管理、効率的な冷却が不可欠です。放熱材料や冷却デバイスを駆使し、消費電力に応じて自然空冷、強制空冷、水冷と使い分ける必要があり、適切な冷却方式の選定、放熱系経路の熱抵抗最小化が重要なキー技術になります。
 本講座では、CASE実現のために必要な冷却技術を体系的に解説します。

  1. 車載向けパワエレ機器の熱問題
    • 半導体部品、インバータの小型化推移
    • 熱応力/熱疲労、電子部品の劣化
  2. パワーエレクトロニクス機器の熱設計に必要な伝熱の基礎知識
    • 熱伝導、対流、熱放射のメカニズムと設計パラメータ
  3. 熱設計の基礎知識
    • 電子機器の放熱経路は主に2つ
    • 熱対策は3つ
  4. パワーモジュールの内部熱抵抗
    • 各種内部熱抵抗の定義と使い方
    • T3Sterによる熱抵抗測定 (構造関数)
  5. 車載パワー機器の冷却と放熱材料の活用
    • 車載機器で使われるTIM (シートか液か?)
    • TIMを使った筐体放熱の例
    • TIM選定における注意点
  6. EVバッテリの構造と熱対策
    • テスラにみるスネーク配管とTIM
    • 角型バッテリの下部水冷とその課題
    • 高温による熱暴走の抑制
  7. 車載・パワエレにおける冷却ファンの使い方
    • 車載の密閉強制空冷構造ではTIMが要
    • 通風可能なパワエレ機器でのファンの使い方
  8. 高発熱デバイスのヒートシンクによる熱対策
    • 熱設計要件からヒートシンクを設計する手順
    • フィンパラメータの決め方
    • 最適フィン枚数
  9. 自動運転向けコンピュータの冷却
    • 高発熱SoCの水冷
  10. EVモータとその熱対策
    • EVモータの熱対策分類と具体策

講師

  • 国峯 尚樹
    株式会社 サーマル・デザイン・ラボ
    代表取締役

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

シーエムシーリサーチからの案内をご希望の方は、割引特典を受けられます。
また、2名以上同時申込で全員案内登録をしていただいた場合、1名様あたり半額の 22,500円(税別) / 24,750円(税込)となります。

  • Eメール案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • Eメール案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

アカデミック割引

  • 1名様あたり 24,000円(税別) / 26,400円(税込)

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/4/9 EVにおける車載機器の熱対策 オンライン
2024/4/11 TIM (サーマルインターフェイスマテリアル) の特性、開発動向と熱設計への適用技術 オンライン
2024/4/16 相変化潜熱蓄熱材料の開発動向と熱マネジメントへの応用 オンライン
2024/4/16 自動車のEV化とプラスチックの電磁波シールドめっき オンライン
2024/4/18 電子機器の故障メカニズムと未然防止・故障解析のポイント オンライン
2024/4/18 水素エネルギーとモビリティ オンライン
2024/4/19 車載半導体の最新技術と今後の動向 オンライン
2024/4/19 熱伝導率の基礎と測定方法・測定事例 オンライン
2024/4/22 電子機器の防水設計の基礎と応用・不具合対策 オンライン
2024/4/22 競争力ある製品を生み出す「VE手法 (バリューエンジニアリング)」の基礎と実践的活用法 オンライン
2024/4/22 ホログラム技術の基礎および車載用ヘッドアップディスプレイ (HUD) への応用 オンライン
2024/4/23 自動運転車の商業化への道筋 東京都 会場・オンライン
2024/4/24 熱対策 オンライン
2024/4/24 電子部品の特性とノウハウ (2日間) オンライン
2024/4/24 電子部品の特性とノウハウ (1) オンライン
2024/4/25 伝熱の基礎と計算方法および温度計測とその留意点 オンライン
2024/4/25 空飛ぶクルマの市場動向と社会実装委向けた研究開発 オンライン
2024/4/26 ホログラム技術の基礎および車載用ヘッドアップディスプレイ (HUD) への応用 オンライン
2024/4/26 自動車の電動化に向けた半導体封止樹脂の設計と評価 オンライン
2024/4/30 熱伝導率の基礎と測定方法・測定事例 オンライン

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