技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

バリデーション文書/サイトマスターファイル作成時の必修事項と記載例

バリデーション文書/サイトマスターファイル作成時の必修事項と記載例

~サイトマスターファイルの記載内容 / バリデーションに関する手順書 / バリデーションを総括したマスタープラン / バリデーション実施計画書/実施報告書~
オンライン 開催

2022年9月8日ごろ配信開始予定 (視聴期間:配信後10日間)

概要

本セミナーでは、PQSを踏まえて、どのようなことがバリデーション文書に記載されるべきかを解説いたします。

開催日

  • 2022年9月8日(木) 10時30分 16時30分

修得知識

  • 最新のバリデーション概念
  • SMFへの記載事項
  • バリデーション方針の記載例
  • 大規模プロジェクトの場合に有用な総括したマスタープラン

プログラム

 21世紀に入りGMPを補完するICH Qトリオの考え方がバリデーション概念にも導入された。すなわち、従来の実生産規模での確認 (原則3ロット) 重視から、研究開発・製剤設計段階からの品質設計、および継続的改善へと製品ライフサイクル全域でのリスクマネジメントに基づく検証である。よって、バリデーション手順書には「バリデーションの方針」や「関係する組織の責務等」を記載する必要がある。「バリデーションの方針」は、企業の医薬品品質システム (PQS) に基づいて設定されるもので、GMP適合性調査 (査察) に先立ち査察官に事前提出するサイトマスターファイル (SMF) は、企業のPQSを要約した文書である。要するに、バリデーション関連文書はPQS (SMF) に基づいて作成されるものであって、他社のバリデーション文書をなぞって作成するものではない。
 本講は、PQSを踏まえてどのようなことがバリデーション文書に記載されるべきかを紹介するものである。

  1. GMPはどう進化してきたか
    1. cGMP制定の背景
    2. GMPにバリデーション概念が導入された
    3. 最新GMPはルールベースGMPに進化
    4. 品質リスクマネジメントとは
  2. バリデーション概念も進化
    1. 古いバリデーションの考え方
    2. 進化したバリデーションは継続的検証を要請
    3. 「重要工程」は企業自らが考察するもの
    4. ICH Q8ガイドのいう「管理戦略」とは
  3. 企業自らが品質方針を明確にする必要がある
    1. 最新GMPは「医薬品品質システム (PQS) 」の構築を要請
    2. 行政の目を気にせず自浄力を構築
    3. トップダウンとボトムアップの活動を要請
  4. 品質方針の要約文書がサイトマスターファイル (SMF)
    1. SMFへの記載項目
    2. 医薬品等適合性調査の申請に当たって提出すべき資料について
  5. 方針を示すバリデーションマスタープラン (バリデーション手順書) が必要
    1. バリデーションマスタープラン (VMP) 作成要請の背景
    2. PIC/Sの推奨事項 (2007 PI 006-3) に記載されているVMPの内容
    3. PQSがあってVMPが書ける
  6. バリデーション方針の記載例
    1. 適格性評価/プロセスバリデーション方針の記載例
    2. 予測的バリデーションの条件記載例
    3. 適格性再評価の方針
    4. コンカレントバリデーションの方針
    5. 洗浄バリデーションの方針
    6. 分析法バリデーションの方針
    7. 再バリデーションの方針
    8. 変更時のバリデーション方針
    9. 各部署の責務
    10. バリデーション責任者の責務記載例
  7. URS作成もPQSの一環
    1. DQの判定基準としてURSが必要
    2. URS提示不備例
    3. URS作成時の留意点
    4. URSの目次例
  8. 大規模プロジェクトの場合に有用な総括したマスタープラン
    1. バリデーション手順書との関係
    2. 総括したマスタープランとは
    3. プロジェクト内で議論する事柄
    4. 総括したマスタープランへの記載事項例
  9. バリデーション実施計画書/報告書
    1. バリデーション実施計画書/報告書で大切なこと
    2. バリデーション実施計画書の目次例
    • 質疑応答

講師

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 34,200円 (税別) / 37,620円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 34,200円(税別) / 37,620円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

アーカイブ配信セミナー

  • 「ビデオグ」を使ったアーカイブ配信セミナーとなります。
  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCなどからご視聴ができます。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 後日(開催終了後から10日以内を目途)に、ID,パスワードをメールにてご連絡申し上げます。
  • 視聴期間は10日間です。ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/4/22 基礎から学ぶやさしいGMP超入門講座 オンライン
2024/4/22 改正GMPに対応した空調設備の管理とバリデーション オンライン
2024/4/22 リアルワールドデータ (RWD) を活用するための薬剤疫学基礎セミナー オンライン
2024/4/22 製造/ラボにおける監査証跡の具体的な運用方法・管理と効率的なレビュー手順 (どこまですべきか) オンライン
2024/4/22 安全性定期報告書等の作成にむけた安全性集積データの見方・評価と文章作成のコツ オンライン
2024/4/22 核酸医薬品の特許戦略 オンライン
2024/4/23 医薬品開発における事業性評価・ポートフォリオ分析と意思決定手法 オンライン
2024/4/23 CIOMSおよび治験文書 (プロトコール、CSR、CTD等) 英訳のポイントとQCチェック オンライン
2024/4/23 新規モダリティにおける特許の現状および特許戦略 オンライン
2024/4/23 薬物動態の基礎と活用 オンライン
2024/4/23 非GLP試験の書面調査と過剰に陥らない効率的な信頼性確保の基準 オンライン
2024/4/24 医薬品・食品・化粧品工場における異物混入の具体的防止対策 東京都 会場・オンライン
2024/4/24 化粧品・部外品のGMPと品質監査のポイント オンライン
2024/4/24 信頼性基準適用試験における運用への落とし込みと(国内外) 委託時の信頼性保証 オンライン
2024/4/24 アメリカにおける体外診断薬の事業戦略策定と参入のポイント オンライン
2024/4/24 医薬品・バイオ技術のライセンスと研究提携における「経済条件」 の決め方及びリスク対策 オンライン
2024/4/24 フロー合成・連続生産・マイクロリアクター/スケールアップコース (2日間) オンライン
2024/4/24 ラボにおけるデータインテグリティ実務対応 オンライン
2024/4/25 無菌・滅菌製品、滅菌プロセス、滅菌バリデーション業務者教育コース (初級・入門 Aコース + 中・上級 Bコース) オンライン
2024/4/25 具体的データ事例を用いた安定性試験の統計解析と規格設定 オンライン

関連する出版物

発行年月
2011/6/28 治験の臨床検査値における軽微変動が意味するもの / 有害事象判定
2011/5/26 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション (中級編)
2011/5/25 超入門 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション
2011/4/20 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応実践講座
2011/1/28 3極GMP/局方における無菌性保証と査察対応
2011/1/25 供給者監査実施のノウハウと注意点
2010/12/6 日本での申請をふまえたアジアンスタディと各国の相違
2010/12/1 「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応準備の手引き
2010/11/29 FDA Part11査察再開と欧州ANNEX11要求対応
2010/11/25 EDC適合性調査と医療機関事前対応
2010/10/28 薬物動態(「ヘ」項)試験におけるデータ・試験の信頼性確保・保証とQC・QA手法/タイミング
2010/8/20 3極GMP査察対応シリーズ
2010/5/27 CMCレギュレーションとドラッグマスターファイル(DMF)作成入門
2010/4/20 高血圧対応製品の研究開発動向と市場分析
2009/6/5 非GLP/GLP試験・医薬品製造の国内・海外委託と適合性調査対応
2009/2/23 社内監査の手引き
2009/2/10 臨床試験におけるEDCに関する信頼性調査への対応実践講座
2007/3/16 臨床開発におけるER/ESの活用とコンピュータシステムバリデーション実践書
2003/12/16 ソフトウェアの要求獲得法と仕様書の書き方