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CMPプロセスの特徴と消耗材料の要素技術

CMPプロセスの特徴と消耗材料の要素技術

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、半導体製造工程に求められるCMPに求められる要求技術から、重要な要素技術、装置技術、パッド・スラリー・コンディショナといった消耗材技術、終点検出技術などの個々の技術の考え方を解説いたします。

開催日

  • 2022年8月29日(月) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • CMPに関わる初級〜中級技術者
  • 研磨技術・CMP技術を開発中の研究開発者
  • 研磨技術・CMP技術を再度基礎から学びたい方
  • これから研磨・CMP関係でビジネスを展開したい方
  • 研磨技術・半導体加工技術で産学連携研究を模索する方

修得知識

  • 研削加工と研磨加工の違い
  • ラッピング加工と研磨加工の違い
  • CMPに代表される化学機械研磨の本質的な考え方
  • 研磨・CMP技術の開発経緯と加工メカニズムの基礎
  • 現行のCMP技術をさらに発展させていく上で、どのような点が技術的課題であるか
  • 研究開発していく上でのポイントなる指針

プログラム

 CMPプロセスは、半導体製造の多層配線工程に必要不可欠なキープロセスとして、これからも更なる需要の拡大が期待される。一方、今後SiCやGaNなどのこれからの半導体デバイスに、現行CMP技術がどこまで適用できるか不明な点も多い。
 本セミナーでは、将来的なCMP技術開発において、CMP技術の歴史的な理解や、現状のCMP技術を含めてCMP技術全体を見直す。その上で、SiC基板をはじめとする次世代半導体全体が徐々に浸透していく中で、再度CMPに求められる要素技術を考察し、その対応すべき点を述べる。
 また、CMP統合システムとして捉えた場合の装置技術、パッド・スラリー・コンディショナといった消耗材技術、終点検出技術などの個々の技術の考え方を解説する。
 最後に、次世代半導体デバイスを実装する上で、必要となるダイシング加工技術など、半導体加工技術全般について触れ、今後の要素技術のアプローチを述べる。

  1. CMP (Chemical Mechanical Planarization) 技術の概要、歴史
    1. 研磨技術の概要
    2. Siウェーハの加工プロセス
    3. ラッピング加工
    4. 研磨加工
    5. 化学機械研磨の研磨メカニズム
    6. 研磨制御における課題
  2. CMPの概要とCMPプロセス
    1. 半導体製造方法とCMPの概要
    2. CMPプロセスが適用されるプロセス
    3. CMPにおける重要な要素技術
  3. CMP要素技術 (1) 圧力分布の設計
    1. CMPに求められる仕様
    2. 研磨プロセスにおける圧力分布制御の考え方
    3. 圧力分布調整へのアプローチ
    4. 静的圧力分布と動的圧力分布の対応
    5. 圧力分布制御技術
    6. 研磨均一性と圧力分布形状の対応
  4. CMP要素技術 (2) 研磨パッド状態の定量化
    1. 研磨パッドの特徴
    2. 研磨パッドにおける幾何学的な要素
    3. 研磨パッドの定量的な状態把握
    4. 研磨パッドの化学的解析が必要な背景
    5. FTIRによるパッド表面の分析
    6. ラマン散乱分光によるパッド表面分析
    7. 緩和時間評価による高分子と水の関係
  5. CMP要素技術 (3) パッドコンディショニング技術
    1. パッドコンディショニング技術の概要
    2. In – situコンディショニング技術
    3. ダイヤモンド配列による長寿命化
    4. 表面基準コンディショニング
    5. 微小研削コンディショニング
  6. CMP要素技術 (4) 終点検出技術
    1. 終点検出の種類と概要
    2. 光学式終点検出技術
    3. 渦電流式終点検出
    4. 表皮効果を利用した渦電流終点検出技術
  7. 次世代半導体、電子部品に対する最新加工技術
    1. 三次元実装技術
    2. レーザダイシング技術
    3. ダイシングと平面研削加工の融合技術
    4. 次世代SiC基板における加工技術
    5. 新しいダイシング加工技術,溝入れ加工技術
    • 質疑応答

講師

  • 藤田 隆
    近畿大学 理工学部 機械工学科
    准教授

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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