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化学プロセスにおけるスケールアップとトラブル対応

化学プロセスにおけるスケールアップとトラブル対応

~各スケールアップ行程を基礎から学ぶ~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、化学プロセスにおけるスケールアップについて基礎から解説し、豊富なスケールアップトラブルの事例と対策を用いて解説いたします。

開催日

  • 2022年8月24日(水) 10時30分 16時30分

修得知識

  • 簡単なスケールアップの化学工学理論
    • 熱伝導
    • 濾過
    • 撹拌
    • 抽出
  • 溶媒回収を考慮した溶媒の選択方法
  • 溶媒回収プロセス
  • プラントの安全性保持技術
  • スケールアップトラブル例

プログラム

 私は、旭化成にて、スクリーニング物質合成、パイロット設備での試作品製造、を通して有機化学、プロセス化学を学び、原薬・化学品の実機製造の仕事を担当する中で、化学工学と品質保証を勉強しました。
 この講演では、化学品や原薬のスケールアップ製造に対して、プロセス化学、化学工学、製品製造、品質保証の立場でどのようにスケールアップを捉えるべきなのか?
 広い分野の知識と経験をどのように総合させてスケールアップを進めればよいかについて語りたいと思います。

  1. スケールアップファクターの理論 S/V (Surface/Volume)
    1. 伝熱
      • スケールアップするとなぜ伝熱に時間がかかるのか?
      • 伝熱の基礎化学工学
      • 単純加熱・冷却
      • 再結晶の冷却
      • 反応熱除去考察
    2. 濾過
      • スケールアップでなぜ濾過不良が発生するのか?
      • 濾過の基礎化学工学
      • 加圧濾過
      • 遠心濾過
  2. 溶媒回収と溶媒の選択
    1. なぜ溶媒回収が必要か
    2. 溶媒回収トラブル
    3. 溶媒回収の基礎
    4. 無水溶媒回収
    5. 溶媒の選択について
  3. 撹拌のスケールアップ
    1. 撹拌のスケールアップはどう考えたらよいのか?
    2. 理論:先端速度、体積当たりの電力、循環回数の意味
    3. 反応、再結晶、などの撹拌を考える
  4. 抽出のスケールアップ
    1. 抽出工程でのトラブルは意外と多い
    2. 分液不良
    3. 抽出温度
    4. 溶存酸素の影響 (Pd (0) 除去)
  5. 結晶化のスケールアップ
    1. 微小結晶多発のメカニズム
    2. バッチ冷却再結晶のシミュレーション
    3. 微小結晶発生防止技術 (種晶添加およびセミバッチ晶析)
  6. 濾過と乾燥のスケールアップ
    1. 濾過/乾燥の装置
    2. 乾燥プロセスの熱収支
  7. プラントの安全性
    1. 溶媒の静電気爆発
    2. 溶媒と環境
  8. スケールアップトラブルの例 紹介
    1. 反応時のトラブル
      • 水添反応 反応時間延長
      • 低温反応 滴下時間延長
      • 加熱による焦げ
      • 反応時停電
    2. 分液時のトラブル
      • 分液不良
      • 抽出率低下
      • 残留金属規格外
    3. 濾過・乾燥時のトラブル
      • 濾過時間延長
      • 洗浄不良による品質不良
      • 乾燥時間延長
    4. その他のトラブル
    • 質疑応答

主催

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受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

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    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

ライブ配信セミナーについて

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  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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