技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

電気・電子部品の破損原因と対策

電気・電子部品の破損原因と対策

~コスト削減・各種規制・利益確保などによる材料・部品の無断変更…製品の事故を防ぐためにどのような対策をとるか?~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、電気・電子部品の故障・破損の原因と対策について、実際の事例を交えて具体的に解説いたします。

開催日

  • 2021年6月16日(水) 12時30分 16時30分

受講対象者

  • 電気製品、電子機器の設計者、品質管理者、生産工場技術者
  • 産業機器の設計者、品質管理者、生産工場技術者
  • 電気・電子部品の設計者、品質管理者、生産工場技術者
  • 故障解析の専門職の方

修得知識

  • 電気・電子部品の構造、ウィークポイント、その対策の考え方
  • 電気製品の安全設計思想
  • 電気・電子部品の故障解析の着眼点

プログラム

 電気製品、電子機器の軽薄短小化が進む一方で、さらなる性能向上のため、電気・電子部品は高性能かつ多品種になってきています。しかし、電気機器設計者が多岐にわたる電気・電子部品の特性、弱点を正しく理解して使用できていないために、電気製品の故障に繋がることも多いのではないでしょうか。
 本セミナーでは、電気・電子部品が故障原因として究明された数々の事例を挙げながら、その対策を具体的に解説します。それらの知識を基礎とした電気製品等の発火・発煙防止の安全設計思想を学びます。

  1. 電気・電子部品の故障事例と具体的な対策
    • 電気製品、電子機器によく使われる電気・電子部品に焦点を当て、どのような故障が起こりやすいかを事例で解説します。その解決策を具体的に紹介します。
      1. 電源コード、電源スイッチ
        • 断線、短絡などの故障率を下げるには?
      2. 電源スイッチ
        • 安全規格の認証試験と実際の使われ方の相違点
      3. 機器用インレット、
        • 抜き差し時の外部力から部品をどう守るか?
      4. 接続部 (はんだ付け、ファストン端子、ネジ締結部)
        • はんだ量不足などに起因する接合部の割れ、ネジ緩み等から発火が起こる。
      5. 抵抗器
        • 定格電力で使用すると相当な高温になる。温度を考慮して部品選定が必要となる。
      6. フィルムコンデンサ
        • フイルムの厚み、内部構造のウィークポイントを知る。
      7. アルミ電解コンデンサ
        • 他の部品と比べて寿命は短い。ディレーティング (電圧、温度) を考慮する。
      8. タンタルコンデンサ
        • 使用する電圧は定格電圧の30%~50%以下が望ましい。
      9. 積層セラミックコンデンサ
        • 静電容量は大きいが、機械的強度が弱いので、割れに注意する。
      10. バリスタ
        • バリスタ電圧、最大許容回路電圧等の定格の意味、その根拠を知る。
  2. 電気製品の発火・発煙防止の安全設計思想
    最大の課題は発熱対策! 発火現象を起こさせるな!
    1. 電気・電子部品の発火現象を核に考える
    2. 安全規格 (IEC60950) の発火防止対策の考え方
    3. 電気的対策 → 最新の発火対策がされた電子部品を紹介。電気保護素子を駆使
    4. 機械的対策 → 電気部品とプラスチックの隔離距離をベースに考える。

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 42,000円(税別) / 46,200円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,000円(税別) / 46,200円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

関連する出版物

発行年月
2023/8/4 2024年版 コンデンサ市場・部材の実態と将来展望
2022/10/14 2023年版 コンデンサ市場・部材の実態と将来展望
2022/6/17 2022年版 電子部品市場・技術の実態と将来展望
2021/12/10 2022年版 スマートデバイス市場の実態と将来展望
2021/10/15 2022年版 コンデンサ市場・部材の実態と将来展望
2021/6/18 2021年版 電子部品・デバイス市場の実態と将来展望
2020/12/11 2021年版 スマートデバイス市場の実態と将来展望
2020/10/30 積層セラミックコンデンサ (MLCC) の材料・製造・実装技術と最新動向
2020/10/16 2021年版 コンデンサ市場・部材の実態と将来展望
2020/7/17 2020年版 電子部品・デバイス市場の実態と将来展望
2019/10/18 2020年版 コンデンサ市場・部材の実態と将来展望
2019/7/19 2019年版 電子部品・デバイス市場の実態と将来展望
2018/10/19 2019年版 コンデンサ市場・部材の実態と将来展望
2017/10/20 2018年版 コンデンサ市場・部材の実態と将来展望
2016/10/21 2017年版 コンデンサ市場・部材の実態と将来展望
2015/10/23 2016年版 コンデンサ市場・部材の実態と将来展望
2014/10/24 2015年版 コンデンサ市場・部材の実態と将来展望
2014/9/20 電気二重層コンデンサ 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/9/20 電気二重層コンデンサ 技術開発実態分析調査報告書
2014/2/15 3M〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)