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複合臭におけるにおいのメカニズムと定量評価

Zoomを使ったライブ配信セミナー

複合臭におけるにおいのメカニズムと定量評価

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、嗅覚の検知メカニズムから実践的な官能評価の進め方、機器分析との関連付けまで詳解いたします。

開催日

  • 2020年12月18日(金) 10時30分 16時30分

修得知識

  • においの見える化
  • 官能評価の種類、ばらつき
  • におい嗅ぎGC/MSのポイント

プログラム

  1. においのいくつかの形態
    1. ガスとにおいの違いはどこにあるのか?
    2. においの定量化の側面は3種ある。
    3. においには、原臭が存在しない?
  2. 嗅覚の検知メカニズムから見た複合臭の特長
    1. 人の嗅覚メカニズムとはどうなっているのか?
    2. 複合臭は、成分に分けてみないほうがよい?
      • 飲料
      • お菓子
      • ワイン
      • お香
    3. 嗅覚的ホワイトって何?
    4. オミッション法ってどんな方法?
    5. 嗅覚メカニズムから複合臭を考える
    6. マスキング現象は複合臭の延長?
    7. においの種類としての異臭、悪臭、香気、複合臭の違いはどこにあるのか?
  3. においの単位は?
    1. におい物質濃度とそのにおいの強さの関係
    2. においの強さの単位は? その定義
      • 臭気強度
      • 臭気濃度
      • 臭気指数
    3. 検知閾値、認知閾値、弁別閾値って何のこと?
    4. におい質の単位は決められるの?
      • におい物質とにおいの種類
      • フレーバーホイールとは?
      • 官能によるにおい質の表現とQDA法
      • 自動車ISOでのにおい質表現
      • SD法とは
    5. オルソネーザルナルなにおいとレトロネーザルアロマとは。
  4. においの見える化方法
    1. 官能評価と機器分析の使いわけ
    2. 日本の悪臭防止法におけるにおいの強さ測定方法の変遷
      • 悪臭22物質と三点比較式臭い袋法
      • 海外のにおいの強さの決め方事例
    3. 臭気指数表現で注意が必要なこと。
  5. 官能評価法って実際どのようにするの?
    1. 分析型官能評価と嗜好型官能評価に違い
    2. 官能評価の種類とばらつきを低減させる工夫
      • 2点比較と3点比較法
      • SD法
      • QDA法
      • 順位法
      • 建材、室内臭、自動車室内臭のにおい強度の決め方 (ISO)
    3. 評価パネルの選定方法
    4. 装置を利用した官能評価
      • 検知閾値の測定方法
      • 弁別閾値の測定方法
      • マスキングの定量化方法
  6. 機器分析の種類と特徴
    1. 成分に分離する分析方法と分離しない分析方法
    2. 成分に分離する分析 (GC,GCMS) 装置
      • その原理
      • におい嗅ぎGCが必要な理由
      • 解析例
      • 複合臭に対する成分分析のアプローチ
    3. におい嗅ぎGC,GCMSとは?またその応用
      • どういう装置?
      • 強さを決める種類
      • 注意点は?
      • GCMSの出力からアロマクロマトグラムへの変換
      • アプリケーションとしての癌臭分析
    4. 複合臭を成分分析できっちり分析する
      • ビールの香りを再現できるか?
      • 2次元GCMSを利用する。
    5. 成分分析に使われるサンプルの濃縮方法の種類と比較
      • HS法とTD法
      • 直接加熱、固相抽出
      • SPME法
    6. 複合臭・複合香における成分の単離・同定方法
      • 蒸留法
      • 抽出法
      • 吸着法
  7. センサ方式
    1. 複合臭分析に期待されるセンサ方式
    2. 1個のセンサを利用したにおいセンサとは?
      • においセンサの種類
      • においセンサ利用上の注意点
    3. におい識別装置
      • 原理 (嗅覚レセプターは400個近く必要か?)
      • 装置の実際
      • 解析方法と主な応用
      • ユーザーモードのよるにおいの類似度評価
      • スタンダードモードによる臭気指数相当値評価
      • ユーザーモードを用いたおいしさ評価
      • 繊維業界でISO化された測定方法
      • マスキングを装置で評価
      • 消費期限設定
  8. 快・不快度を調べるのあたって
    1. 快・不快度のスケール
    2. におい識別装置を用いた不快度連続測定の試み
  9. 臭気定量にむけて
    1. 異臭分析システム (GCMS) の利用による異臭物質特定
  10. 複合臭に対する最近のアプローチ: 自動オミッション法による方法
    1. オミッション法の難しさと自動オミッション法
    2. 自動オミッション法のメリット
    3. 自動オミッション法の実例
    • 質疑応答

主催

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