技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

GMP担当職員への教育訓練

Zoomを使ったライブ配信セミナー

GMP担当職員への教育訓練

~ミス・トラブルをなくす指導法 / 作業員のミス・トラブルを未然に防ぐための教育法とは~

開催日

  • 2020年10月21日(水) 10時30分 16時30分

プログラム

 製造現場で頻繁に発生しているのは、「ヒヤリハット」、「普段とちょっと違う」、「チョコ停」である。こうした「小さい異常」を拾いあげ水平展開する仕組みがないと、現場と経営陣との認識乖離、隠蔽・改ざん・違反の常態化を招く。つまり、「風通しの悪い企業風土」こそがミス・トラブルの遠因であり、これを改善しない限りミス・トラブルを無くすことはできない。「健全な企業風土の構築」というテーマをどのように教育訓練に落とし込んでいくか、具体例を交えて解説する。

  1. GMP担当職員に求められる要件
    1. 製造部門職員の責務
    2. QC部門職員の責務
    3. QA部門職員の責務
  2. 「人財」を育成
  3. 教育訓練=OJT+集合教育?
    1. 正確なルーチンワークだけを期待していてはもったいない
    2. 教育計画の立て方
    3. 目視検査員の人財化
    4. QA員の人財化
  4. OJT教育
    1. 実作業にはSOPが必要
    2. SOP/指図書をみれば企業のレベルがわかる
    3. 新人教育の留意点
  5. ルールベースGMPからリスクベースGMPへ
    1. 答えを行政に求めず企業自らが考える
    2. PDCAサイクルからOODAループへ
    3. 現場・現状を知らない経営陣が判断できる?
    4. 欲しいのは臨機応変力
    5. 医薬品品質システムとは企業の品質文化
    6. 医薬品品質システム (PQS) の目的
  6. なぜトラブルが発生するのか
    1. 非現実的な要請が不正の原因に
    2. 事実は「現物」、「現場」、「現実」に
    3. トラブルの多くはSOP由来
    4. 「不備」の放置が、いずれ「不正」へ
    5. 教育不足がラボエラーに
    6. 上級経営陣が陥りやすい情報の偏り
  7. 健全なQuality Culture (企業体質) へ
    1. Quality Cultureを改善するには
    2. リスク/改善箇所を拾い出す仕組み
    3. 全員参加型品質保証体制の構築
    4. 職員にリスクマネジメントスキルが必要
  8. 品質リスクマネジメント (QRM) とは
    1. QRMは二者択一 (合否) ではしない
    2. リスクのランク付けはシンプルでよい
  9. 結局、どういう教育訓練が必要なのか
    1. 集合教育は一方通行の講義形式ではなく
    2. 知識を加工できてこそ
    3. 「知識管理」とは「情報共有」
    4. 「普段と違う」を常態化させない
    5. 逸脱と異常の線引きは難しい
    6. 作業者は、問題だと感じても
  10. ヒューマンエラーを防ぐには何が必要?
    1. 一つの対策で済まないのがエラー対策
    2. エラー対策の3要件
    3. 要件をまとめると「mSHELL」
    4. 「m」:マネジメントを点検
    5. 「S」:ソフトウェアを点検
    6. 「H」:ハードウェアを点検
    7. 「E」:作業環境を点検
    8. 「L」:人間関係を点検
    9. 「L」:当事者の点検

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 ミーティングテスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 後日、別途視聴用のURLをメールにてご連絡申し上げます。
  • セミナー開催日時の10分前に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は、PDFにて配布いたします。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • ご質問については、オープンにできるご質問をチャットにご記入ください。
  • 個別相談(他社に知られたくない)のご質問は後日メールにて講師と直接お願いします。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,000円(税別) / 46,200円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/12/27 ICH品質関連ガイダンス視点から考えるCTD-Q記載要求事項と効率的申請資料作成法 オンライン
2025/1/6 改正GMP省令、PIC/S DIガイドをふまえたGMP文書・記録の再点検 (データ改竄、捏造、隠蔽防止のための工夫) オンライン
2025/1/6 開発段階に応じた治験薬GMP対応とICH Q14 (分析法の開発) への取り組み オンライン
2025/1/6 中小製薬企業のためのテーマ創出・研究開発・製品戦略の策定・推進 オンライン
2025/1/6 EU規制をベースにしたPharmacovigilance監査の基礎 オンライン
2025/1/7 医薬品モダリティ (抗体/核酸/中分子/再生医療) の実用化とDDS技術の特許戦略 オンライン
2025/1/8 アレニウス式加速試験におけるプロット作成と予測値の取扱い オンライン
2025/1/8 GMP教育とQuality Culture醸成のポイント オンライン
2025/1/8 失敗成功事例から学ぶ原薬の各ステージでのスケールアップ製造のポイント オンライン
2025/1/8 滅菌製品および無菌医薬品における微生物試験の実務とバリデーションのポイント オンライン
2025/1/8 薬価申請・原価計算方法の実際と交渉で有効なデータ取得・資料作成のポイント オンライン
2025/1/9 注射剤の異物検査の方法と基準設定及び異物低減方法 オンライン
2025/1/9 承認申請・メディカルライティングコース オンライン
2025/1/9 原薬GMP基礎講座 オンライン
2025/1/9 CTD/照会回答書作成のためのメディカルライティング オンライン
2025/1/10 NPV (Net Present Value) 計算による医薬品事業性評価の基礎知識 オンライン
2025/1/10 インド・中国における医薬品薬事戦略と現地対応ノウハウ オンライン
2025/1/14 日米欧当局のプロセスバリデーションにおける要求事項と承認申請にむけた準備について オンライン
2025/1/14 承認申請パッケージにおける海外データ利用と開発戦略 オンライン
2025/1/14 GMP省令対応:医薬製造所における製品品質照査と品質システムの構築 (PQS) オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応 (製本版 + ebook版)
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略 (製本版 + ebook版)
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略
2023/11/30 当局査察に対応した試験検査室管理実務ノウハウ
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション - (製本版 + ebook版)
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション -
2023/8/31 ゲノム編集の最新技術と医薬品・遺伝子治療・農業・水畜産物
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応 (製本版 + ebook版)
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応
2023/2/28 mRNAの制御機構の解明と治療薬・ワクチンへの活用
2023/1/31 超入門 改正GMP省令セミナー
2023/1/31 新規モダリティ医薬品のための新しいDDS技術と製剤化
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法 (製本版 + ebook版)
2022/11/30 抗体医薬品製造
2022/7/29 ペプチド医薬品の開発・事業化戦略および合成・分析・製造ノウハウ
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策 (製本版 + ebook版)
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策