技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

知財から見る新型コロナウイルス (COVID-19) 治療薬・ワクチンの開発動向、その戦略

Zoomを使ったライブ配信セミナー

知財から見る新型コロナウイルス (COVID-19) 治療薬・ワクチンの開発動向、その戦略

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、新型コロナウイルスに対する治療薬・ワクチンに関する開発動向、今後の戦略の方向性について解説いたします。

開催日

  • 2020年9月30日(水) 10時30分 16時30分

プログラム

 現在、新型コロナウイルスに対する治療薬・ワクチンへの期待が高まる中、関連する研究開発が行われ、臨床試験も実施されつつあります。
 新型コロナウイルスに対する治療薬・ワクチンについて研究開発を推進するためには、特許戦略の構築が必要不可欠です。すなわち、研究開発のそれぞれの段階に対応して、どのような特許を出願し、どのように権利化するかが重要な課題です。とくに、広くて強い特許を取得することが有効であり、その結果、研究成果を医薬品の供給に最大限に活かすことができます。
 本講演では、このような視点から、新型コロナウイルスに対する治療薬・ワクチンに関する開発動向について説明し、今後の戦略の方向性について解説します。

  1. 新型コロナウイルスに対する治療薬の開発動向と特許動向
    1. 最近の情勢
    2. RNAポリメラーゼ阻害薬
      • レムデシビル
      • ファビピラビル
      • その他
    3. タンパク分解酵素阻害薬
      • ナファモスタット
      • カモスタット
      • その他
    4. ステロイド薬
      • シクレソニド
      • その他
    5. 駆虫薬 (イベルメクチン) 、抗マラリア薬 (クロロキン) 、その他
  2. 新型コロナウイルスの重症患者に対する治療薬の開発動向と特許動向
    1. 最近の情勢
    2. 関節リウマチ
      • 抗IL-6R抗体
      • 抗GM-CSF抗体
      • JAK阻害薬
      • その他
    3. 白血病、がん
      • JAK阻害薬
      • 抗Ang2抗体
      • その他
    4. 重症敗血症 (TLR4拮抗薬) 、多発性硬化症 (PDE阻害薬)
    5. 脳梗塞 (体性幹細胞) 、肝硬変 (間葉系幹細胞) 、その他
  3. 新型コロナウイルスに対する新規薬剤の開発動向と特許動向
    1. 最近の情勢
    2. 抗体医薬、カクテル抗体、その他
    3. 核酸医薬、siRNA製剤、その他
    4. 抗ウイルス薬、その他
    5. 高度免疫グロブリン製剤
  4. 新型コロナウイルスに対するワクチンの開発動向と特許動向
    1. 最近の情勢
    2. 組み換えタンパクワクチン
    3. DNAワクチン、ウイルスベクターワクチン
    4. RNAワクチン、mRNAワクチン
    5. 不活化ワクチン
  5. ウイルスに対する治療薬・ワクチンに関する特許出願の課題
    1. 特許出願のタイミングと注意点
    2. 研究開発に必要な特許調査の注意点
    3. 研究開発戦略と特許戦略の一体化
      • 研究部門と知財部門の協力体制
      • 研究者と知財担当者の連携の在り方など
    4. 今後の研究開発戦略の方向性
  6. ウイルスに対する治療薬・ワクチンに関する特許実務の課題
    1. 広くて強い特許とは、どのような特許か
    2. どの程度の進歩性が要求されるのか (従来技術との比較データなど)
    3. どの程度の開示が要求されるのか
      • 実験データ
      • 薬理データ
    4. 今後の特許戦略の方向性
      • 第二医薬用途
      • 用法・用量特許
      • 剤形特許
      • 製法特許
  7. ウイルスに対する治療薬・ワクチンに関する特許の活用方法
    1. 特許ライセンスの現状と課題
    2. ウイルスに関連する特許ライセンスの実務上の留意点
    3. 他社の特許を侵害しない方法
    4. 事業戦略と特許戦略の一体化 (実例を中心に)
      • 承認申請と特許出願のタイミング、薬事法と特許法のリンケージなど
  8. ウイルスに対する治療薬・ワクチンに関する登録特許の最新事例
    1. 特許請求の範囲の最新事例
    2. 実施例はどの程度、開示するべきか
    3. 進歩性や開示要件は、どの程度、要求されるのか
    4. 諸外国の登録特許の事例との比較
      • 米国
      • 欧州
      • 中国など
    5. 事例を踏まえた最適な明細書・クレームの提案
    • 質疑応答

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

ライブ配信セミナーの受講について

  • 本講座は、Zoomを利用したライブ配信セミナーです。セミナー会場での受講はできません。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 ミーティングテスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日が近くなりましたら、視聴用のURLとパスワードをメールにてご連絡申し上げます。
    セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • Zoomクライアントをご利用の際は、最新版にアップデートをお願いいたします。
  • パソコンの他にタブレット、スマートフォンでも視聴できます。
  • セミナー配布資料は印刷物を郵送、またはPDFファイルを送付いたします。
  • 当日は講師への質問することができます。可能な範囲で個別質問にも対応いたします。
  • 本講座で使用される資料や配信動画は著作物であり、録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止いたします。
  • 本講座はお申し込みいただいた方のみ受講いただけます。
    複数端末から同時に視聴することや複数人での視聴は禁止いたします。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。部外者の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一部外者が侵入した場合は、管理者側で部外者の退出、あるいはセミナーを終了いたします。

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。

本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/2/5 ソフトウェア関連知財の基礎と最新動向 オンライン
2025/2/5 企業間または産学官連携における共同研究開発の契約実務と留意点 オンライン
2025/2/5 薬機法の実務を考慮した医薬品特許戦略の新たな視点 オンライン
2025/2/5 核酸医薬品・メッセンジャーRNA医薬品を対象とするドラッグデリバリーシステムの現状と将来展望 オンライン
2025/2/5 無菌医薬品の滅菌選択順位の考え方と無菌性保証における無菌試験の限界、並びにパラメトリックリリースの推奨 オンライン
2025/2/5 GMP省令が要求するQAの逸脱の防止対策とCAPA/変更管理 オンライン
2025/2/5 医薬品CMC開発における治験薬GMP対応 オンライン
2025/2/5 NMPAをはじめとする中国医薬品開発の実施/申請プロセスおよび要求される法規と医療保険政策情勢 オンライン
2025/2/5 LBPs (Live Biotherapeutic Products) におけるCMC開発 オンライン
2025/2/6 治験薬GMPにおける品質システム運用と記録の残し方 オンライン
2025/2/6 インドネシアにおけるハラール認証BPJPHをふまえた医薬品・医療機器開発等の留意点とポイント オンライン
2025/2/6 中国市場における知財の特徴・現状/中国知識産権局からの審査の実態と対策及び裁判の実態と対策 オンライン
2025/2/7 GMP工場「設計/施工」「維持管理/保守点検」コース (2日間) オンライン
2025/2/7 GMP工場 (増築・新規構築) における設計/施工時の注意点とURSの具体的記載例 オンライン
2025/2/7 PV・MA・マーケティング部門における医療情報データ (RWD) 活用の実践 オンライン
2025/2/7 薬価算定の基礎と希望薬価取得ノウハウ オンライン
2025/2/7 医薬品工場の空調設備設計とバリデーション実施のポイント及びトラブル対策 オンライン
2025/2/7 アンメット医療ニーズ応答・事業価値最大化のポイント オンライン
2025/2/7 医薬品工場建設におけるURS作成時の留意点およびトラブル防止・バリデーションのポイント オンライン
2025/2/7 CMC試験におけるOOS・OOT 判断/発生時の対応 オンライン

関連する出版物

発行年月
2020/1/30 凍結乾燥の最適な条件設定による品質の安定化 - ラボ機と生産機の性能の違いを反映させたスケールアップ -
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向
2019/4/24 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集
2019/4/1 軸受の保持器 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2019/4/1 軸受の保持器 技術開発実態分析調査報告書
2018/11/30 希少疾患用医薬品の適応拡大と事業性評価
2018/10/30 高薬理活性医薬品封じ込めQ&A集 Part2
2018/10/8 P&G 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2018/10/8 P&G 技術開発実態分析調査報告書
2018/10/1 軸受の密封 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2018/9/28 腸内細菌叢を標的にした医薬品と保健機能食品の開発
2018/8/31 がん治療で起こる副作用・合併症の治療法と薬剤開発
2018/7/31 医薬品・医療機器・再生医療開発におけるオープンイノベーションの取り組み 事例集
2018/6/29 医薬品グローバル開発に必要な英語実務集
2018/5/30 GVP Module改訂をふまえたEU Pharmacovigilance規制の実装
2018/5/18 創薬のための細胞利用技術の最新動向と市場
2018/4/25 統計学的アプローチを活用した分析法バリデーションの評価及び妥当性