技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

実験計画法におけるExcel解析手順とパラメータ設計

Zoomを使ったライブ配信セミナー対応

実験計画法におけるExcel解析手順とパラメータ設計

~統計の基礎から実験の計画、解析、判定手順の習得まで~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、フィッシャーの実験計画法からタグチメソッドまで、事例を通して解説いたします。
解析ではMicrosoft Excelを用いて変動の分解から要因配置図までを作成いたします。

開催日

  • 2020年9月25日(金) 10時00分 17時00分

プログラム

 実験計画法とは、「取り上げる対象の結果にどの要因が影響を与えているのか」「その要因をどのような値に設定すれば結果がどれくらい良くなるのか」などを解析する統計手法の総称です。もともとは、農事試験での応用を目的に、フィッシャー (R.A.Fisher) によって開発されましたが、工業や医療分野をはじめとする様々な分野で活用されています。
 一方タグチメソッドは、田口玄一博士によって作り上げられた、品質を経済的に作りこむためのアプローチと手法の体系をいいます。日本では品質工学と呼ばれていますが、1980年代のはじめに米国でこの手法が知られたときにタグチメソッドと命名されました。
 本稿では、フィッシャーの実験計画法からタグチメソッドまで、事例を通して理解します。解析ではMicrosoft Excelを用いて変動の分解から要因配置図までを作成します。ビッグデータの時代だからこそ、データの中身に着目して、数理統計学を実践で活用できるようになります。ものづくりに関わっているすべての技術者に最適な内容です。

  1. 実験計画法とは
    • 実験計画法の歴史
    • 田口の実験計画法
    • パラメータ設計とは
  2. 実験計画法の考え方
    • フィッシャーの3原則
    • 因子の分類
    • 演繹的実験と帰納的実験
    • 水準数の決め方
  3. 変動の分解
    • 全変動を平均の変動と誤差の変動に分解する
    • ばらつきと損失
  4. 分散分析
    • F検定
    • 自由度
    • 分散分析
    • 純変動と寄与率
  5. 一元配置実験計画
    • 対比による変動の分解
    • 3水準以上の変動の分解
    • 一元配置の一般式
  6. 二元配置実験計画
    • 繰り返しの無い二元配置
    • 直交多項式による交互作用解析
    • 繰り返しのある二元配置 (繰り返しがそろっている場合)
  7. 直交表入門
    • 直交表L8 (27) 実験
    • 直交表L9 (34) 実験
    • 線点図とその応用
      • 疑水準法
      • 組み合わせ法
      • 多水準作成法
      • 擬因子法
  8. 混合系直交表とSN比
    • L18 (21×37) 直交表の特徴
    • 望目特性のSN比 (平均とばらつきの同時解析)
    • 動特性のSN比 (信号×誤差の交互作用)
  9. パラメータ設計の活用
    • パラメータ設計の手順
    • 機能性評価
    • 最適条件 (SN比の最大化)
    • パラメータ設計の実践
    • 誤差原因の定量的把握
    • 許容差設計 (直交多項式展開)
  10. 補講
    • 交互作用問題
    • 直交表と交互作用
    • 交絡関係
    • 質疑応答

講師

  • 深澤 宏
    株式会社ウテナ
    常務執行役員 (開発統括部長)

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

ライブ配信セミナーの受講について

  • 本講座は、Zoomを利用したライブ配信セミナーです。セミナー会場での受講はできません。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 ミーティングテスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日が近くなりましたら、視聴用のURLとパスワードをメールにてご連絡申し上げます。
    セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • Zoomクライアントをご利用の際は、最新版にアップデートをお願いいたします。
  • パソコンの他にタブレット、スマートフォンでも視聴できます。
  • セミナー配布資料は印刷物を郵送、またはPDFファイルを送付いたします。
  • 当日は講師への質問することができます。可能な範囲で個別質問にも対応いたします。
  • 本講座で使用される資料や配信動画は著作物であり、録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止いたします。
  • 本講座はお申し込みいただいた方のみ受講いただけます。
    複数端末から同時に視聴することや複数人での視聴は禁止いたします。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。部外者の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一部外者が侵入した場合は、管理者側で部外者の退出、あるいはセミナーを終了いたします。

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。

本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/1/8 アレニウス式加速試験におけるプロット作成と予測値の取扱い オンライン
2025/1/9 賞味期限設定のためのアレニウス式を用いた加速試験のポイント オンライン
2025/1/9 実践疲労強度設計 オンライン
2025/1/10 撹拌装置の設計/スケールアップの基礎とトラブルシューティング オンライン
2025/1/10 NPV (Net Present Value) 計算による医薬品事業性評価の基礎知識 オンライン
2025/1/10 品質管理の基礎 (4日間) オンライン
2025/1/10 分析法バリデーションコース (2日間) オンライン
2025/1/10 ICH Q2 (R2) 、Q14をふまえた承認申請時の分析法バリデーションの留意点 オンライン
2025/1/10 品質管理の基礎 (1) オンライン
2025/1/12 分離工学の基礎と装置設計法 オンライン
2025/1/15 4M管理の基本と運用手順 オンライン
2025/1/15 Python実践データ分析/機械学習 オンライン
2025/1/17 未然防止のための過去トラ集の作り方と使い方のポイント 東京都 会場・オンライン
2025/1/17 実験の実務 (4日間コース) オンライン
2025/1/17 実験の実務: 実験条件・パラメーターの考え方と結果解釈 オンライン
2025/1/17 化学工場・プラントの事故に学ぶ本質的原因の探究と管理・指導側が講じるべき安全対策 オンライン
2025/1/17 品質管理の基礎 (2) オンライン
2025/1/20 品質管理の基礎 (3) オンライン
2025/1/21 技術者・研究者のための実験計画法入門 オンライン
2025/1/21 MTシステム (MT法) の基礎および異常検知・異常モニタリング・予防保全技術入門 オンライン