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ポリビニルアルコール (PVA) のゲル化と最新の重合法

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ポリビニルアルコール (PVA) のゲル化と最新の重合法

オンライン 開催

開催日

  • 2020年8月4日(火) 10時00分 16時00分

受講対象者

  • PVA (ポリビニルアルコール) に関連する技術者、開発者、生産技術担当者、品質保証担当者
    • 化粧品
    • 医薬品
    • 製剤
    • 食品
    • 接着剤
    • 乳化剤・界面活性剤 など
  • PVA (ポリビニルアルコール)で課題を抱えている方

プログラム

第1部 ポリビニルアルコール (PVA) の最新の重合法とその応用

(2020年8月4日 10:30〜14:15) 途中に45分の休憩あり

 ポリビニルアルコール (PVA) は世界で年間約65万トン生産され、食品包装フィルムや化粧品、洗濯のりなど様々な場面で利用されている。近年、優れた重合方法や有機反応の台頭により、一次構造を制御したPVAの合成や、簡便なPVAの機能化が行えるようになってきている。その結果、センサーや薬物キャリア、抗菌フィルムなど新しいPVA材料が報告されている。本講義では、PVAの基礎から最新の重合方法、機能性PVAの最前線などについて紹介する。

  1. PVAの歴史と基礎
  2. PVAの重合方法
    1. フリーラジカル重合によるPVAの重合
    2. リビング重合によるPVAの重合
    3. PVAの修飾
  3. PVAの物理化学的な性質の評価方法
    1. PVAの性質評価
    2. PVAの生分解性評価
  4. PVAの機能化
    1. 有機反応、重合を用いた機能化
    2. 複合材料による機能化
  5. 高機能化PVAの最前線
    1. デバイスとしての応用
    2. バイオマテリアルとしての応用
    3. その他の応用
  6. まとめ
    • 質疑応答

第2部 ポリビニルアルコール (PVA) のゲル化とその応用

(2020年8月4日 14:30〜16:30)

 ポリビニルアルコール (PVA) のゲル化挙動とその医療応用について解説する。PVAゲルは古くから研究されてきており、生体材料としての用途が期待される。いくつかあるゲルの作成手法とそのゲルの特徴を概説し、新たに開発した高強度ゲルのゲル化機構とその手法および応用について解説する。

  1. PVAの構造とその特徴
  2. PVAハイドロゲルの作成手法
    1. 凍結融解法
    2. 低温結晶化法
    3. キャスト法
    4. ホットプレス法
  3. 高強度PVAハイドロゲルの作成法とその構造
    1. 低温結晶化法による透明ハイドロゲル
    2. ホットプレス法による透明ハイドロゲル
    3. PVAハイドロゲルの構造
  4. PVAハイドロゲルの応用
    1. 人工関節軟骨への応用
    2. 人工血管への取り組み
    3. その他の医療応用
    • 質疑応答

講師

  • 小土橋 陽平
    静岡理工科大学 理工学部 物質生命科学科
    准教授
  • 松村 和明
    北陸先端科学技術大学院大学 先端科学技術研究科 マテリアルサイエンス系 物質化学領域
    教授

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。

本セミナーは終了いたしました。

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