技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

コンピュータ化システムバリデーション 基礎講座

コンピュータ化システムバリデーション 基礎講座

~最新規制動向 / 実施プロセスと関連文書 / データライフサイクル~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、CSVについて基礎から解説し、PQS、データインテグリティ、GDPなど、CSVを取り巻く課題・対応策と展望など解説いたします。

開催日

  • 2019年10月30日(水) 10時30分 16時30分

プログラム

 特に初心者を対象に、まず初めにヘルスケア業界におけるバリデーション一般の考え方を解説する。そのため背景となる医薬品製造プロセスや製造設備の製造規範 (GMP) の歴史、関連する法規制を解説する。次にコンピュータ化システムバリデーション (CSV) について、その概念の成立した背景と理由を解説してCSVの本質を理解して頂くとともに、応用力を養っていただく。
 次にCSVの実施例として、いくつかのコンピュータ化システムの例とその特徴を解説する。合わせて、一例として具体的なCSV文書例を紹介する。
 最後に、最近の医薬品製造環境の変化や情報システムの進化、発展途上国の参入などで話題となっているPQS、データインテグリティ、GDPといったCSVを取り巻く最近の課題や問題点、対応と将来の展望などについて解説する。

  1. バリデーションの歴史
    1. バリデーションとは?
      • バリデーションとクォリフィケーション、ベリフィケーションの違いは?
      • リスク評価の導入 (初期リスクと機能リスク)
      • 品質システム ISOとGMP・QMSの関係は?
      • 規制当局の指摘するGxP不適合とは?
    2. コンピュータ化システムバリデーション (CSV) とは
      • 医薬品、医療機器のCSV
      • コンピュータ化システムの種類とCSV対応 (設備付属PLC、DCS、MES、ERPなど)
      • コンピュータ化システムのライフサイクルとCSV
      • 日本、米国、EU (PIC/S) の法規制・ガイドライン
    3. CSV実施プロセスと関連文書
      • システムアセスメントとカテゴリ分類
      • 要求仕様書の記載事項
      • 機能仕様書の作成
      • 設定仕様書の作成
      • DQ/IQ/OQ/PQの実施
      • CSV実施報告書の作成
      • 運用手順書とCSV
  2. 医薬品製造環境の変化と製品品質の確保
    • 化学合成品からバイオ医薬品への移行と製品品質の確保 (GMP、GDP、PQS)
    • 製造拠点の分散、発展途上国の製造と偽薬対策 (GDP)
  3. 情報システムの進化とCSV
    • 電子記録・電子署名
    • ITインフラのクォリフィケーションとアプリケーションのバリデーション
    • クラウド環境とCSV
  4. これからのCSV
    • データインテグリティ (DI) とCSV
    • システムライフサイクルからデータライフサイクルへ

※解説順序と構成は変更の可能性がございます。
また、内容の理解を支援するため一部文書による解説資料を添付いたします。

会場

江東区産業会館

第2会議室

東京都 江東区 東陽4丁目5-18
江東区産業会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/5/23 医薬品承認申請における一変・軽微変更届の判断事例と事例考察 オンライン
2025/5/23 信頼性の高い研究成果 実践 (2日間コース) オンライン
2025/5/23 信頼性の高い研究成果を得るための生データ・実験記録 (ノート) の取り方 オンライン
2025/5/23 動物用医薬品開発のための医薬品試験データの活用法と評価 オンライン
2025/5/26 QA部門のためのGMP文書・記録類の照査のポイント オンライン
2025/5/26 mRNA/LNP (脂質ナノ粒子) 医薬品における品質・安全性評価とLNP/DDSの設計・評価の留意点 オンライン
2025/5/26 E&L試験の進め方および国内外の規制動向 オンライン
2025/5/26 抗体薬物複合体 (ADC) の技術動向および特許戦略 オンライン
2025/5/27 低分子医薬品化合物の結晶多形と非晶質化 オンライン
2025/5/27 ICH-GCPが要求する医薬品開発・臨床QMS入門と効果的かつ効率的運用 (2日間) オンライン
2025/5/27 ICH-GCPが要求する医薬品開発・臨床QMS入門 オンライン
2025/5/27 医薬品製造現場におけるコスト削減と少人数体制のQC/QA業務効率化 オンライン
2025/5/27 医薬ライセンスのデューデリジェンス入門講座 オンライン
2025/5/27 核酸医薬品製造の基礎および合成オリゴ核酸の品質評価のポイント オンライン
2025/5/28 簡便化、抜け防止の観点をふまえたGMP SOP/製造指図記録書の形式・作成 (改訂) ・記入方法 東京都 会場・オンライン
2025/5/28 ラボでの電子実験ノート管理・運用における経験からわかった製造や研究開発部門での電子情報管理の問題点・解決とDXの進め方 オンライン
2025/5/28 医薬品製造方法に関する承認後変更管理 (PACMP) の進め方・活用法 オンライン
2025/5/28 信頼性物理に基づく信頼性創り込みと信頼性試験技術 オンライン
2025/5/28 中東主要国の薬事・薬価比較と現地対応手法 オンライン
2025/5/28 日欧米各国DMFの制度の違いと作成・登録・管理の留意点 オンライン

関連する出版物

発行年月
2011/12/10 製薬大手5社 技術開発実態分析調査報告書
2011/12/8 最新のCSV動向および21 Part 11も視野に入れたFDA査察対応方法
2011/11/7 eCTD申請 「-ここまで身近になったeCTD申請-」
2011/9/1 厚労省ER/ES指針対応実施の手引き
2011/8/29 グローバルスタンダード対応のためのCSV実施方法
2011/8/24 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応 "SOP作成"実践講座
2011/8/3 「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2011/7/10 抗癌剤 技術開発実態分析調査報告書
2011/7/5 分析機器やLIMSのバリデーションとER/ES指針
2011/7/1 コンピュータバリデーション実施の手引き
2011/6/29 3極申請対応をふまえた不純物の規格設定と不純物プロファイル管理
2011/5/26 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション (中級編)
2011/5/25 超入門 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション
2011/4/20 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応実践講座
2011/1/28 3極GMP/局方における無菌性保証と査察対応
2011/1/25 供給者監査実施のノウハウと注意点
2010/12/1 「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応準備の手引き
2010/11/29 FDA Part11査察再開と欧州ANNEX11要求対応
2010/11/25 EDC適合性調査と医療機関事前対応
2010/8/20 3極GMP査察対応シリーズ