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CO2分離膜の設計・開発動向とCO2回収・利用・貯蔵技術の現状と展望

CO2分離膜の設計・開発動向とCO2回収・利用・貯蔵技術の現状と展望

~ガス分離膜の基礎、CO2分離膜の要求性能や開発、CCUSの現状と可能性など~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、ガス膜分離の基礎から、CO2分離回収を目的とした分離膜の設計、ガス分離性能評価法などから、CO2分離膜開発の歴史、そして現状とこれからの課題について紹介いたします。
また、分離回収したCO2の有効利用も昨今のトピックになっており、その現状や可能性について概説いたします。

開催日

  • 2019年10月29日(火) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • CO2分離回収技術に関心のある方
  • これからCO2分離膜の開発に携わる方
  • CO2分離膜開発で課題・疑問のある方

修得知識

  • CO2分離回収における定量的な理解
  • 膜分離技術とCO2分離膜の開発
  • CO2分離膜の最前線

プログラム

 温室効果ガスの主成分であるCO2の排出抑制が喫緊の課題となっており、火力発電所など大規模CO2排出源におけるCO2分離回収技術として、アミン水溶液による化学吸収法が実証試験で用いられてきたが、所要エネルギーが大きく実用化への障壁となっている。
 これと比較して、膜分離法は省エネルギーであり、次世代分離回収技術として着目され、様々なCO2分離膜が開発されてきた。
 本講演では、ガス膜分離の基礎から、CO2分離回収を目的とした分離膜の設計、ガス分離性能評価法などから、CO2分離膜開発の歴史、そして現状とこれからの課題について紹介する。また、分離回収したCO2の有効利用も昨今のトピックになっており、その現状や可能性について概説する。

  1. CO2分離回収技術
    1. 温暖化および気候変動問題
    2. CO2回収貯留技術 (CCS)
    3. 種々のCO2分離回収技術
    4. CO2排出源と分離回収技術
  2. ガス分離膜の基礎
    1. ガス分離膜の歴史
    2. ガス分離膜の基礎
    3. ガス分離膜の種類
    4. 高分子膜のガス透過
    5. ガス分離膜の評価方法
  3. CO2分離膜の開発
    1. 開発の指針と要求性能
    2. CO2分離膜の開発動向
    3. キャリア介在型促進輸送膜
    4. I2CNERのCO2分離膜
  4. CO2回収有効利用 (CCUS) と今後の展望
    1. CCUの現状と可能性
    2. ネガティブエミッション
    3. BECCS研究
    4. まとめ
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 谷口 育雄
    京都工芸繊維大学 大学院 工芸科学研究科 バイオベースマテリアル学専攻
    教授

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

4F 第2特別講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 47,020円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 47,020円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

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