技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー
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「液化炭酸ガス」と「ドライアイス」、及び「超臨界CO₂」はCO2を直接利用されている。
炭酸ガスには、炭酸飲料向けの発泡剤や冷蔵庫の冷媒システム、及び自動車などの溶接にも使われる「液化炭酸ガス」と、食品や医薬品の低温輸送に使われる固体の「ドライアイス」がある。「超臨界CO2」は、高機能性溶媒として様々な分野で利用されている。有機合成反応や高分子合成の溶媒や反応剤としても用いられているが化学反応での利用は極めて少ない。
CO2から広く化成品・燃料合成へつなげる中間物質としては、「合成ガス (CO+H2) 」や「メタノール」などがある。合成ガスの利点として、合成ガス以降のプロセスが共通技術であることから、最終生成物が用いる原料の種類の影響を受けないことが背景にある。CO2からのメタノール合成反応は、現状商用プラントが数基設立されたが、まだ発展途上の技術である。しかしながら、これら中間物質から「オレフィン (エチレン、プロピレン等) 」、「BTX」、燃料等へ転換する技術はある程度確立されている。
CO2から「尿素」および「ポリカーボネート」を合成する反応は既に工業的規模で行われており、なかでも尿素製造が最も多くのCO2が消費されている。一方、CCUによるポリカーボネート製造は旭化成で商用化済みである。
「ギ酸」、「ポリウレタン」は、今後スケールアップに向けた実証研究が行われており、2025年頃には技術が確立され実用化されていく。
CO2から直接「エタノール」を合成する技術は、まだ研究段階である。合成には効率的な触媒開発と反応システム開発が必要とされている。
「人工光合成」は、開発段階である。用途先が幅広く実用化された際には大きな市場となるということで有望視されている。
「メタネーション」は欧州で実用化されている。一方、日本では実証段階であり、実用化にはCO2フリーで安価に調達できる環境が求められている。
「鉱物」では、世界で様々な実証プロジェクトが実施され、商用プラントが稼働されており市場が形成されている。さらに、近年、プラスチックの処理にまつわる問題や環境対応が急務となる中、生分解性や資源循環の観点から「バイオプラスチック」が注目を集めている。
本レポートは、Ⅰ編「CO2の直接利用・カーボンリサイクル」とⅡ編「バイオプラスチック」で構成されている。今後の展開を見据えたうえでの次世代ビジネスにつながるレポートになっている。
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