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CCUSとそれを支える水素の2日間総合セミナー

CCUSとそれを支える水素の2日間総合セミナー

~二酸化炭素:CO2回収・CO2利用・CO2貯留技術 / 水素技術:水素製造技術・水素キャリア技術・水素利用技術~
オンライン 開催
  • ライブ配信セミナーには、特典としてアーカイブ配信が付きます。
  • アーカイブ配信の視聴期間は、それぞれ2025年10月17日〜23日、2025年10月24日〜30日を予定しております。
  • ライブ配信を欠席し、アーカイブ配信のみ受講をご希望の場合は、通信欄に「ライブ欠席、アーカイブのみ受講」とご記入ください。

概要

本セミナーでは、CCUS・水素の基礎から解説し、CO2の回収、CO2の利用、水素の製造、水素の利用、最新事例について詳解いたします。

開催日

  • 2025年10月16日(木) 10時30分16時30分
  • 2025年10月23日(木) 10時30分16時30分

修得知識

  1. CCUSの技術と課題
    1. CO2回収 (CC) 技術:
      • 化学吸収法
      • 物理吸着法
      • 固体吸収材を用いたDAC (Direct Air Capture) 法
      • 膜分離法
    2. CO2利用 (CU) 技術
      • メタネーション (天然ガス代替) および合成燃料 (石油代替) の各燃料製造
      • メタノール、エチレン・プロピレン (メタノールから) p-キシレン (ポリエステル原料) 、カーボネートの各化学品製造
      • CO2吸収コンクリートの製造
      • CO2施用によるトマト栽培・キュウリ栽培・稲作
    3. CO2の貯留 (CS) 技術
      • CO2の大深度地下貯留
      • バイオ炭によるCS技術
  2. 水素の技術と課題
    1. 水素製造技術
      • 褐炭ガス化法+CCSによるブルー水素製造技術
      • アルカリ水電解法
      • 固体高分子型水電解法 (PEM)
      • 固体酸化物型水電解法 (SOEC)
      • 人工光合成法 (水と光触媒)
    2. 水素キャリア技術
      • 液化水素 (LH2) 製造
      • メチルシクロヘキサン (MCH) 製造
      • 液化アンモニア製造・アンモニア燃焼・アンモニアからの水素再生
      • 水素吸蔵合金-樹脂複合物の特性
    3. 水素利用技術
      • 水素による蓄電と他の蓄電方式の充放電時間-出力特性比較および水素と蓄電池の蓄電効率比較
      • 水素発電用の水素燃焼マルチノズル技術
      • 燃料電池自動車 (FCV) 技術 (新規FCおよび水素タンク)
      • 水素還元製鉄技術
      • 水素とCO2からのメタネーション技術 (低温低圧反応触媒およびプレート型反応器)
      • 水素とCO2からの合成燃料製造技術 (新規逆シフト反応用触媒およびFT反応用触媒)
      • 水素とCO2からのメタノール合成技術 (反応分離膜)
      • メタノールからのエチレン、プロピレンの選択的合成技術 (革新的ゼオライト触媒)
      • 水素とCO2からのパラキシレン合成技術 (カプセル化触媒)

プログラム

第1講

(2025年10月16日 10:30〜16:30)

  1. 背景
    1. 世界のCO2濃度の推移と地球温暖化およびエネルギー源構成の現状
    2. カーボンニュートラル社会の構図とCCUS – 水素 – 再生可能エネルギーの役割
  2. CCUSの技術と課題
    1. CCUSの概要とロードマップ
    2. CO2の回収 (CC) 技術
      1. 化学吸収法
      2. 物理吸着法
      3. 固体吸収材によるDAC法
      4. 膜分離法
    3. CO2の利用 (CU) 技術
      1. カーボネート合成
      2. CO2吸収コンクリート製造
      3. 微細藻類バイオマス燃料製造
      4. CO2施用農業
        • トマト
        • キュウリ
        • 稲作
    4. CO2貯留 (CS) 技術
      • 大深度地下貯留
      • バイオ炭
    • 質疑応答

第2講

(2025年10月23日 10:30〜16:30)

  1. 水素の技術と課題
    1. 水素製造
      1. 水素製造のロードマップ
      2. グレー水素の製造法
        • 製鉄所副生水素製油所ナフサ分解水素 (現状)
      3. ブルー水素の製造法
        • 褐炭ガス化+CCS法 (開発中)
      4. グリーン水素の製造法
        • 苛性ソーダ副生水素 (現状)
        • アルカリ水電解法 (実証中)
        • 固体高分子型水電解法PEM (開発中)
        • 固体酸化物型水電解法SOEC (開発中)
        • 人工光合成法 (開発中)
      5. 水素製造コスト
    2. 水素キャリア
      1. 液化水素 (LH2)
      2. メチルシクロヘキサン (MCH)
      3. アンモニア
        • アンモニア合成
        • 低N2O燃焼
        • 水素再生
      4. 水素吸蔵合金
        • 樹脂との複合化技術
      5. 各水素キャリアの比較
        • コスト
        • 安全性
        • 既存インフラの適用性など
    3. 水素の利用
      1. 水素利用のロードマップ
      2. 水素による蓄電
        • 水素による蓄電と他蓄電方式の充放電時間 – 出力特性の比較
        • 水素と蓄電池の効率比較
      3. 水素発電
        • 水素燃焼用マルチノズル技術など
      4. 水素燃料電池自動車 (FCV)
        • 新型FCV用FCおよび水素タンク技術
      5. 水素還元製鉄
      6. 水素とCO2からのメタネーション
        • 低温低圧合成用触媒および高熱交換能力プレート型反応器技術
      7. 水素とCO2からの合成燃料製造
        • 逆シフト反応用新触媒およびFT反応用新触媒技術
      8. 水素とCO2からのメタノール合成
        • 反応分離膜技術
      9. メタノールからのエチレン・プロピレン合成
        • 革新的ゼオライト触媒によるエチレン、プロピレンの選択合成技術
      10. 水素とCO2からのパラキシレン (ポリエステル原料) 合成
        • カプセル化触媒技術
  2. まとめ
    • 質疑応答

講師

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 64,600円 (税別) / 71,060円 (税込)
複数名
: 40,000円 (税別) / 44,000円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 40,000円(税別) / 44,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 64,600円(税別) / 71,060円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 80,000円(税別) / 88,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 120,000円(税別) / 132,000円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 請求書は、代表者にご送付いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 20,000円(税別) / 22,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 Zoomのシステム要件テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

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