技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

非臨床試験における信頼性確保の基礎と実践

非臨床試験における信頼性確保の基礎と実践

~開発の進展に応じた資料の点検 (QC/QA) のポイントとは~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、非臨床試験における実験計画作成から申請まで分かりやすく解説いたします。
また、開発の進展に応じた資料の点検 (QC/QA) のポイントについて解説いたします。

開催日

  • 2019年9月18日(水) 12時30分 16時30分

修得知識

  • 信頼性基準の概要
  • GLP基準の概要
  • 信頼性確保の基礎的知識
  • 信頼性確保のための技術

プログラム

 最近、産業界及びアカデミアにおいてデータの改ざんやねつ造等により信頼性を損なう重大な不祥事が相次いている。医薬品業界においても例外ではなく、信頼性を確保することの重要性について認識が高まっている。
 非臨床試験 (薬理・薬物動態・毒性試験) は医薬品・食品・化粧品・農薬・化学物質・医療機器などの分野において要求され、アカデミア・公的研究機関・企業などで実施されるが、どの施設でも信頼性の確保は必要である。
 今回は、医薬品の非臨床試験に関する信頼性確保を取り上げ、その基礎から実務上の取り組みまで、具体的な事例をもとに解説を行う。セミナーでは、試験の担当者、責任者、信頼性保証部門及び直接担当しないが信頼性確保の知識を得たい方などを対象に非臨床試験の概要を説明し、信頼性を確保するための考え方と取組み方を解説する。
 また、探索、本格的な開発実施及び承認申請を行う段階など、開発の進展に応じた資料の点検 (QC/QA) のポイントについて述べる。

  1. はじめに
  2. 非臨床試験とその信頼性を確保するための基準
    1. 非臨床試験の目的
      • 適応症に対する効果を明らかにする
      • 効果の作用メカニズムを明らかにする
      • 適応以外の薬理作用の評価を行う
      • ヒトにおける薬物動態の予測を行う
      • ヒトに対する安全性のリスク評価を行う
    2. 新医薬品開発の主要な項目と実施のタイミング
    3. 各非臨床試験のデータの特徴
      • 薬理試験
      • 薬物動態試験
      • 毒性試験
    4. 非臨床試験の信頼性を確保するための基礎
      • 信頼性の基準
      • GLP基準
      • 動物実験倫理指針
  3. 信頼性を確保するための基礎
    1. 非臨床試験担当者の責任とリスク管理
      • 試験の品質確保の工夫
      • 試験の記録と保存
    2. コンプライアンスへの対応
    3. 信頼性基準試験の信頼性確保
      • 信頼性確保の実施方法
      • 具体的留意点
      • 試験計画書
      • 試験データの記録と保存
      • 記録方法
      • 実験ノート記載内容
      • チャート、プリントアウトなどの記載内容
      • 試験データ類の保存
      • 試験報告書
      • 資料保存
      • 確認のタイミング
      • 試験開始前
      • 試験開始後、試験の中間時期、監査
      • 試験終了後、試験報告書 (案) が仕上がった時点で監査
      • 資料保存の監査
      • 信頼性基準試験の信頼性に関する位置づけ
    4. GLP基準試験の信頼性確保
      • 職員及び組織
      • 信頼性保証部門
      • 施設
      • 機器
      • 標準操作手順書:SOP
      • 被験物質及び対照物質
      • 試験計画書、試験実施
      • 最終報告書
      • 資料保存
    5. 適切な教育研修計画と実施
      • 研修内容
      • 研修対象者
      • 試験を行う際の信頼性確保 (試験法のバリデーション等)
      • 試験データの品質管理の手法
      • 実施時期
  4. 信頼性確保の実践 各開発段階における信頼性確保の取組み (QC/QA) のポイント
    1. 探索段階
    2. 開発展開中段階
      • チェックポイントの作成のポイント
      • QCの基本
      • QCの具体的な作業
    3. 申請段階
      • CTDについてのQC
    • 質疑応答

会場

江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)

9F 研修室

東京都 江東区 亀戸2-19-1
江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 23,139円(税別) / 24,990円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 43,750円(税別) / 47,250円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 46,278円(税別) / 49,980円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 69,417円(税別) / 74,970円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 46,278円(税別) / 49,980円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 92,556円(税別) / 99,960円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 138,833円(税別) / 149,940円(税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/12/20 ソーシャルリスニングからの患者さんの声の事例紹介と活用のためのワークショップ体験 東京都 会場
2024/12/20 QA業務 (GMP監査・自己点検) 入門講座 オンライン
2024/12/20 医薬品開発段階での処方・製法変更におけるBE試験の考え方と生物学的同等性確保のための開発戦略 オンライン
2024/12/20 ペプチド医薬品の疾患別事例からみる市場性およびペプチドの合成・分析のポイント オンライン
2024/12/23 PIC/Sを踏まえた治験薬GMPガイドラインと運用上の注意点および三極 (日米欧) 規制の解説 オンライン
2024/12/23 GMP教育とQuality Culture醸成のポイント オンライン
2024/12/23 日米欧当局のプロセスバリデーションにおける要求事項と承認申請にむけた準備について オンライン
2024/12/23 承認申請パッケージにおける海外データ利用と開発戦略 オンライン
2024/12/23 承認申請にむけた個別症例安全性報告 (ICSR) の取り扱いと評価 オンライン
2024/12/23 GMP省令対応:医薬製造所における製品品質照査と品質システムの構築 (PQS) オンライン
2024/12/24 NPV (Net Present Value) 計算による医薬品事業性評価の基礎知識 オンライン
2024/12/24 インド・中国における医薬品薬事戦略と現地対応ノウハウ オンライン
2024/12/24 核酸医薬品の品質管理および分析・評価のポイント オンライン
2024/12/24 体外診断用医薬品における承認申請書作成ノウハウおよびPMDA相談のポイント オンライン
2024/12/25 グローバル開発における承認申請のための医薬英語/英文ライティング入門 オンライン
2024/12/26 簡便化、抜け防止の観点をふまえたGMP SOP/製造指図記録書の形式・作成 (改訂) ・記入方法 オンライン
2024/12/26 再生医療等製品/細胞治療製品における規制要件の理解と申請書作成のポイント (入門講座) オンライン
2024/12/26 原薬GMP/ICH Q7・Q11の要件理解と原薬プロセスバリデーション実施時の注意点 オンライン
2024/12/27 PIC/Sを踏まえた治験薬GMPガイドラインと運用上の注意点および三極 (日米欧) 規制の解説 オンライン
2024/12/27 英文メディカルライティング基礎講座 オンライン

関連する出版物

発行年月
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/3/27 医薬品・食品包装の設計と規制・規格動向 - 品質・安全・使用性向上のために -
2013/2/27 リスクマネジメント・CAPA(是正措置・予防措置)導入手引書
2013/2/5 放射線医療(癌診断・治療) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/2/5 放射線医療(癌診断・治療) 技術開発実態分析調査報告書
2013/1/28 造粒・打錠プロセスにおけるトラブル対策とスケールアップの進め方
2012/3/29 治験中 / 市販後における3極安全性情報の収集・報告・評価実務と相違
2012/3/13 超入門 GMP基礎セミナー
2012/3/5 育毛剤・発毛剤 技術開発実態分析調査報告書
2012/2/16 システムの適格性確認および回顧的バリデーションの具体的実施方法
2012/2/14 LIMS導入に関する導入の留意点セミナー
2012/2/9 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応のための「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2012/1/20 24年度診療報酬改定におけるDPC評価の全貌
2011/12/22 光学活性医薬品開発とキラルプロセス化学技術
2011/12/14 QCラボにおける厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応セミナー
2011/12/10 製薬大手5社 技術開発実態分析調査報告書
2011/11/7 eCTD申請 「-ここまで身近になったeCTD申請-」
2011/9/1 厚労省ER/ES指針対応実施の手引き
2011/8/29 グローバルスタンダード対応のためのCSV実施方法
2011/8/24 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応 "SOP作成"実践講座