技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

マイクロプラスチック汚染問題と生分解性プラスチックの技術動向

マイクロプラスチック汚染問題と生分解性プラスチックの技術動向

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、海洋プラスチックゴミ問題を概観しながら、海洋での生分解性プラスチックの成立要件と問題点を挙げ、これらの問題点を克服するためのプラスチックの「時限」生分解性について解説し、現在研究グループで取り組んでいる研究事例を紹介いたします。

開催日

  • 2019年8月21日(水) 13時30分16時30分

受講対象者

  • 生分解性プラスチックを導入したいと考えている企業、技術者、研究開発従事者

修得知識

  • 海洋プラスチックごみを取り巻く社会情勢
  • 生分解性プラスチックの設計要件
  • 海洋生分解性プラスチックの分子設計の実際

プログラム

 生分解性プラスチックは、海洋へのプラスチックの環境拡散問題の解決策の一つとして注目を集めています。一方で、生分解性プラスチックを汎用プラスチックの代替とするには、いくつかのブレイクスルーが必要です。
 本講演では、海洋プラスチックゴミ問題を概観しながら、海洋での生分解性プラスチックの成立要件と問題点を挙げ、これらの問題点を克服するためのプラスチックの「時限」生分解性について解説し、現在当研究グループで取り組んでいる研究事例を紹介します。

  1. バイオプラスチックの必要性と背景
  2. プラスチック廃棄物と海洋汚染について
    1. プラスチックを取り巻く海洋生態系
    2. 海洋マイクロプラスチック問題
    3. プラスチック生物圏 (Plastisphere) について
  3. 市販されている生分解性プラスチックの紹介
    1. 化学合成系
    2. 生合成系
  4. 材料の生分解性発現機構
    1. 生分解機構 (生物および非生物劣化、酵素分解、微生物分解)
    2. プラスチックを分解する酵素
    3. プラスチックを分解する微生物
  5. 生分解性評価法
    1. 酵素分解法
    2. 微生物分解法
    3. その他
  6. 生分解性プラスチックの規格および認証
  7. 生分解性プラスチックの生分解性と構造との関係
    1. 一次構造
    2. 高次構造
  8. 海洋における生分解性プラスチック
  9. 生分解性プラスチック設計
    1. 構造要件
    2. それ以外の要件
  10. 海洋生分解性プラスチック開発研究事例
    1. 環境応答性高分子の利用
    2. 生物応答性高分子の利用
    3. その他

講師

  • 粕谷 健一
    群馬大学 理工学府分子科学部門
    教授

会場

ちよだプラットフォームスクウェア
東京都 千代田区 神田錦町3-21
ちよだプラットフォームスクウェアの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 44,444円 (税別) / 48,000円 (税込)
複数名
: 19,907円 (税別) / 21,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

シーエムシーリサーチからの案内をご希望の方は、割引特典を受けられます。
また、2名以上同時申込で全員案内登録をしていただいた場合、1名様あたり半額 (税込 21,500円)となります。

  • Eメール案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 39,815円(税別) / 43,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 39,815円(税別) / 43,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 59,722円(税別) / 64,500円(税込)
  • Eメール案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 44,444円(税別) / 48,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 88,889円(税別) / 96,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 133,333円(税別) / 144,000円(税込)

アカデミック割引

  • 1名様あたり 23,148円(税別) / 25,000円(税込)

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。

本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/12/19 自動車リサイクルの日本および世界の現状と今後のリサイクル戦略 オンライン
2025/12/23 EUの包装・包装廃棄物規則 (PPWR) の動向と日本への影響 オンライン
2026/1/8 EUの包装・包装廃棄物規則 (PPWR) の動向と日本への影響 オンライン
2026/1/13 廃棄殻を活用した樹脂、フィラーの開発とその特性、応用 オンライン
2026/1/20 高分子延伸による配向・結晶化制御 東京都 会場
2026/1/22 国内外における食品用容器包装および器具・接触材料の法規制の動向把握と必要な対応 オンライン
2026/1/23 国内外における食品包装の法規制と実務対応のポイント オンライン
2026/1/27 国内外における食品包装の法規制と実務対応のポイント オンライン
2026/2/6 包装工程のバリデーションの重要ポイントと工程トラブル事例 オンライン
2026/2/9 国内外における食品用容器包装および器具・接触材料の法規制の動向把握と必要な対応 オンライン
2026/2/12 ポリマーアロイの要素技術と再生/バイオマス樹脂への応用 オンライン
2026/2/13 ケミカルリサイクル拡大に向けた分解性を有するプラスチック材料設計技術 東京都 会場
2026/2/19 リサイクル対応に向けたプラスチックの材料設計および成形加工技術 オンライン
2026/2/20 国内外規制要件をふまえたE&L評価基準の考え方・進め方と分析・評価方法 オンライン
2026/2/24 ISO 11607 滅菌医療機器の包装に関する法的要求事項解説 オンライン
2026/2/24 ポリマーアロイの要素技術と再生/バイオマス樹脂への応用 オンライン
2026/3/10 ISO 11607 滅菌医療機器の包装に関する法的要求事項解説 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/11/13 東南アジアの食品包装材料・日本とアジアのバリアー包装材料 実態と将来展望 2023-2025
2024/11/13 東南アジアの食品包装材料・日本とアジアのバリアー包装材料 実態と将来展望 2023-2025 (書籍 + PDF版)
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026 (書籍版 + CD版)
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026
2024/7/17 世界のリサイクルPET 最新業界レポート
2024/5/30 PETボトルの最新リサイクル技術動向
2024/2/29 プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
2023/12/15 欧州のリサイクル 総合分析
2023/9/1 プラ容器 vs 紙包装 vs パウチ包装市場の現状と展望 [書籍 + PDF版]
2023/9/1 プラ容器 vs 紙包装 vs パウチ包装市場の現状と展望
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組
2023/3/31 バイオマス材料の開発と応用
2023/1/6 バイオプラスチックの高機能化
2022/12/31 容器包装材料の環境対応とリサイクル技術
2022/10/5 世界のプラスチックリサイクル 最新業界レポート
2022/5/30 世界のバイオプラスチック・微生物ポリマー 最新業界レポート
2022/3/30 環境配慮型プラスチック (製本版 + ebook版)
2022/3/30 環境配慮型プラスチック
2021/9/29 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの市場実態と将来展望 2020-2023 (書籍版 + CD版)
2021/9/29 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの市場実態と将来展望 2020-2023 (PDF版)