技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

体外診断用医薬品における品質マネジメントシステムと設計開発手法

体外診断用医薬品における品質マネジメントシステムと設計開発手法

~2019年度に予想されるQMS省令の改正点についても解説~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2019年3月18日(月) 12時30分 16時30分

プログラム

 前回の講演会においては、主に体外診断用医薬品と医療機器にかかる品質マネジメントシステムの概略と留意点を、各国規制の違いの視点を持ちつつ、製品実現プロセスに沿った形で各論解説を行った。
 今回は、体外診断用医薬品に焦点を絞り、各社が有すると考えられる運用課題、改善プロジェクトの手法、事業管理の工夫、国の支援の利用などを詳細に議論する。これら事業面での課題を理解した上で、品質管理監督システムにおける各条の留意点を解説する。また、品質管理監督システムの電子化にまつわる課題、体外診断用医薬品の設計開発手法についても詳細に解説する。
 なお、ISO13485:2016との整合性を図るために2019年度に改正が予想されるQMS省令改正も視野に、今後の運用留意点についても可能な範囲で指摘する。

  1. 今回のセミナーの要点
  2. QMSの運用課題と解決策
    1. 運用における本質的課題
    2. QMSを業務改善ツールとする
    3. 組織の工夫
    4. 明確な目標の設定
    5. 品質目標立案
    6. 品質目標の事例
  3. 改善プロジェクトにおける課題と解決法
    1. 改善プロジェクト活動における課題
    2. 改善起案者が考慮すべきこと
    3. マネジメントが考慮すべきこと
  4. 体外診断薬事業管理の工夫
    1. 最初に考えるべきこと
    2. 協力者を得る
    3. 組織体制の事例
    4. 事業管理の工夫
  5. 国の支援について
    1. 意外と知られていないこと
    2. 国が考える診断薬開発プロセス
    3. 市場の調べ方
    4. 市場調査で自社で準備すること
    5. 医工連携における支援体制
    6. 医工連携の企業連合体例
    7. PMDAにおける対面助言
  6. 体外診断薬 (医療機器) 関連規格
    1. 関連規格
    2. QMSとは?
    3. 法規・規範の国情
  7. QMS省令の改正の動き
    1. 改正のポイント (1)
    2. 改正のポイント (2)
    3. 改正のポイント (3)
    4. 改正のポイント (4)
    5. CAPA用語の定義と米国型対応
  8. QMS体制
    1. 製造業と製造販売業の関係
    2. 製造販売業と製造業、部品メーカーの関係
    3. 体制の整備
    4. QMS適合性調査
    5. 規制システムについて
  9. 体外診断用医薬品の薬機法上の位置づけと規制概略
    1. 体外診断用医薬品とは?
    2. 体外診断薬の「範囲」
    3. 体外診断薬分類 (方法論別)
    4. 体外診断薬分類 (検出法別)
    5. 測定対象
    6. 範囲: 形態
    7. 事例1: 自動分析機と試薬
    8. 事例2 : 迅速検査
    9. 最近の話題
    10. 薬事規制における区分
    11. クラス分類との関係
    12. 体外診断薬クラス分類例
    13. 薬事規制における区分 – 承認品目
    14. 製造販売承認申請に必要な資料
    15. 製造販売承認申請書添付資料の範囲
  10. 事業プロセスと品質マネジメントシステムの関係
    1. 品質マネジメントシステム構成
    2. 事業プロセスの詳細
    3. 品質マネジメントシステムの使いみち
  11. 品質マネジメントシステム各条、トレーサビリティ項目のまとめと留意点
  12. 品質管理監督システム
    1. 品質管理監督システム全景
    2. 指摘事項 (PMDA資料)
    3. 品質管理監督システム
    4. 文書・記録の管理
    5. 品質管理監督文書の管理
  13. 管理監督
    1. マネジメントと内部監査
    2. 品質目標立案
    3. 品質目標の事例
    4. 品質管理監督システムの電子化
    5. Data integrity (データの完全性)
    6. データの完全性について (国際的な動き)
  14. 製品実現
    1. 製品実現プロセス
    2. 製品実現計画
    3. 製品要求事項の照査
  15. 設計開発
    1. 体外診断用医薬品の設計開発
    2. 体外診断用医薬品開発プロセス
    3. プラットフォーム
    4. 体外診断薬の設計視点整理
    5. バイオマーカー
    6. 臨床試験と設計開発プロセス
    7. 体外診断薬のリスクマネジメントプロセス
    8. 設計開発とリスクマネジメントの関係
    9. 設計開発フローまとめ
    10. 設計開発でよく陥る過ち
    11. 改正のポイント
  16. 購買と製造 (サービス)
    1. 購買管理
    2. 製造
    3. バリデーション
    4. 適格性確認
    5. バリデーションマスタープラン
    6. マスタープランとプロジェクトプラン
    7. テンプレートの事例
  17. トレーサビリティ
    1. ISO:トレーサビリティー
    2. 設備及び器具の管理
  18. 測定、分析と改善
    1. 是正と予防 (CAPA) の勘所
  19. 追加要求事項
    1. 不具合対応
    2. 不具合対応の実務対応
    3. いわゆる狭義の変更履歴管理
    4. 広義の変更管理
    • 質疑応答

会場

江東区産業会館

第6展示室

東京都 江東区 東陽4丁目5-18
江東区産業会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 23,139円(税別) / 24,990円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 43,750円(税別) / 47,250円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 46,278円(税別) / 49,980円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 69,417円(税別) / 74,970円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 46,278円(税別) / 49,980円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 92,556円(税別) / 99,960円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 138,833円(税別) / 149,940円(税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/12/6 GMPが空調設備に求める交叉汚染防止要件とその管理 オンライン
2024/12/6 効率的・効果的な監査証跡レビュー対応の考え方 オンライン
2024/12/6 医療機器におけるソフトウェアバリデーションのポイント オンライン
2024/12/6 コンピュータシステムバリデーション (CSV) で要求される各規制・ガイドラインの理解 オンライン
2024/12/6 ASEAN における医療機器の動向および規制・薬事申請のポイント2024 オンライン
2024/12/9 PIC/S GMPをふまえた医薬品のサンプリング基礎知識 オンライン
2024/12/9 包装工程のバリデーションの重要ポイントと工程トラブル事例 オンライン
2024/12/9 コンプライアンス違反の事例から学ぶGMP現場の改善策 オンライン
2024/12/9 核酸医薬品の特許戦略 オンライン
2024/12/10 GMP/GDPにおける汚染管理戦略としてのペストコントロールの実態と査察指摘事項 オンライン
2024/12/10 中小製薬企業のためのテーマ創出・研究開発・製品戦略の策定・推進 オンライン
2024/12/10 QMS構築によるオーバークオリティ判断と治験効率化にむけた活用 オンライン
2024/12/10 医薬品開発段階での処方・製法変更におけるBE試験の考え方と生物学的同等性確保のための開発戦略 オンライン
2024/12/11 CSVセミナー (超入門編 + 中級編) オンライン
2024/12/11 CSVセミナー (超入門編) オンライン
2024/12/11 開発段階に応じた治験薬GMP対応とICH Q14 (分析法の開発) への取り組み オンライン
2024/12/11 医療機器におけるソフトウェアバリデーションのポイント オンライン
2024/12/11 炎症性腸疾患における治療・薬剤選択の実際と今後の展望 オンライン
2024/12/11 EU規制をベースにしたPharmacovigilance監査の基礎 オンライン
2024/12/11 動物用医薬品・体外診断薬における薬事規制と国内外市場動向 オンライン

関連する出版物

発行年月
2018/5/30 GVP Module改訂をふまえたEU Pharmacovigilance規制の実装
2018/5/18 創薬のための細胞利用技術の最新動向と市場
2018/4/25 統計学的アプローチを活用した分析法バリデーションの評価及び妥当性
2018/1/30 バイオ医薬品のCTD-Q作成 - 妥当性の根拠とまとめ方 -
2017/10/27 国際共同試験におけるICH-E6改訂のインパクト・QMS構築
2017/9/29 疾患・病態検査・診断法の開発
2017/8/31 きのこの生理機能と応用開発の展望
2017/7/27 ウェアラブル機器の開発とマーケット・アプリケーション・法規制動向
2017/6/30 生体情報センシングとヘルスケアへの最新応用
2017/6/21 体外診断用医薬品開発ノウハウ
2017/4/25 非GLP試験での効率的な信頼性基準適用と品質過剰の見直し
2016/12/16 バイオ・医療への3Dプリンティング技術の開発最前線
2015/9/30 医療機器/ヘルスケア関連商品の薬事法 (薬機法) “超”入門講座【2】
2014/11/27 3極対応リスクマネジメントプラン策定とEU-GVPが求める記載事項/国内との相違点
2014/11/15 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/11/15 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/7/30 高薬理活性医薬品・封じ込めQ&A集
2014/6/10 コンタクトレンズ用装着点眼剤 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/6/10 コンタクトレンズ用装着点眼剤 技術開発実態分析調査報告書
2014/5/30 コンタクトレンズ用洗浄・殺菌消毒剤 技術開発実態分析調査報告書