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食品接触材料製品 (容器包装材料・食品用器具) の法規制

食品接触材料製品 (容器包装材料・食品用器具) の法規制

~国内外の最新動向の把握、整理と関連企業に必要な対応~
京都府 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、国内外の食品接触材料製品の規制動向を把握し、関連企業が今後取り組むべき課題を整理して解説いたします。

開催日

  • 2019年3月12日(火) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 容器包装・プラスチックの規制動向に関心のある担当者、担当者
  • 欧州・アジアの最新の食品・容器包装材料規制について知りたい方
  • 食品用器具・容器包装の製造、販売、輸入事業に関連する担当者、管理者、経営者

修得知識

  • 食品衛生法の改正の動き
  • ポジティブリスト (PL) 制度・施行の動向
  • 海洋プラスチックごみ問題との関連
  • 国内外の食品接触材料製品の規制動向

プログラム

 食品接触材料の管理制度はポジティブリスト (PL) が主流になりつつある。世界で初めて設立されたPL制度は1958年米国FDAによる申請認可 (FAP) 制度であり、この制度は一定期間で事実上認可が得られる2000年届出 (FCN) 制度に発展した。一方EUは20数年の検討を経て2011年プラスチック規則 (PIM) を公布した。その原理が明確であったため発展途上国を含め各国に広がり事実上世界標準となっている。中国はこのPIMの原理に基づき国家標準を整備してきた。日本政府はこうした国際動向を踏まえ、米国と欧州の制度を比較参照しながら新たなPL制度を設計した。この制度は2020年初め施行される予定である。
 本セミナーではこうした食品接触材料製品の海外国内動向に基づき、関連企業が今後取り組むべき課題を整理して紹介する。また本セミナーではこの間大きな社会問題になっている海洋プラスチックごみ問題を含めて紹介する。

  1. ポジティブリスト制度とネガティブリスト制度
  2. 米国
    • 食品接触材料申請登録 (FAP) 制度
    • 届出 (FCN) 制度
  3. 欧州
    • プラスチック規則 (PIM)
    • ガイドライン
    • 欧州プラスチック戦略と規制案
  4. 中国
    • 食品安全法と施行条例改正案
    • 食品安全国家標準と改正案
    • 食品接触輸入製品申請登録制度
  5. 韓国
    • 食品衛生法と輸入食品安全管理特別法
    • 器具・容器包装関連法制度の改正方針
    • 輸入器具・容器包装の申請登録制度
  6. 台湾
    • 輸入器具・容器包装の届出制度
  7. 日本
    • 食品安全基本法と食品衛生法
    • 衛生協議会の自主規格と確認証明制度
    • 食品用器具及び容器包装のPL制度化
  8. プラスチック包装材料の環境問題
  9. 日本企業における対応の注意点
    • 質疑応答

講師

  • 石動 正和
    一般社団法人 化学研究評価機構 (JCII) 食品接触材料安全センター 情報調査・広報室
    広報室長

会場

京都リサーチパーク

東地区 1号館 4F 会議室C

京都府 京都市 下京区中堂寺南町134
京都リサーチパークの地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

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