技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

コンピュータ化システムバリデーションの実施法 2日間講座

リスクベースによる緩急をつけた

コンピュータ化システムバリデーションの実施法 2日間講座

~力の入れ所、簡素化する所、データインテグリティ実務対応速習~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2018年6月11日(月) 10時30分 16時30分
  • 2018年6月12日(火) 10時00分 16時00分

受講対象者

  • CSVに関連する部門の方
    • 製造 製造技術 エンジニアリング IT
    • CMC 製剤研究 分析研究 非臨床研究
    • QC QA 薬事監査 (社内監査、委託先監査)
    • システム供給者、装置供給者、機器供給者
    • システムハウス、エンジニアリング会社、ゼネコン
  • CSVやデータインテグリティをゼロベースで習得する必要のある方
  • 知識をブラッシュアップしたい方

プログラム

以下の様な話しを良く耳にする。

  • コンピュータの知識や経験がないのにCSV担当にされてしまった
  • 適正管理ガイドラインを読んだが、FS、DSに何を書けばよいか判らない
  • 製造装置をバリデートするが、CSVを別途実施する必要があるのか
  • スプレッドシートは個別開発なので、カテゴリ5のCSVが必要になるのか
  • 制御盤にPLCを組み込むが、カテゴリ5のCSVが必要か
  • 制御盤にPLCを組み込むが、FSとDSに何を書けば良いのか判らない
  • 制御盤に色々な機器が実装されるが、CSV方法が判らない
  • ほんの少しカスタマイズしたカテゴリ5の場合、ガイドライン通りのCSVが必要か
  • GAMP5と適正管理ガイドラインの内容が違うが、どちらを優先させれば良いのか
  • 海外からの査察と監査を予定しているが、GAMP5 に適合したCSVが必要か
  • 製造装置メーカのバリデーション方法と社内CSV規定が異なるがどうすればよいか
  • 当局査察においてどのような事がCSV不適合となるのか知りたい
  • CSV未経験のメーカをどのように指導すればよいか
  • データインテグリティ対応が急務とのことであるが、何を行えば良いか判らない

 本講座では、CSV実習を含む以下の3部構成により、リスクベースによる緩急をつけたCSV方法とデータインテグリティ対応を基礎からじっくりと身につけていただく。
 また、豊富な教材により、後日の復習やさらなる自習が可能である。
 システム題材を持ち込む場合は、PC画面1枚に収まるようなシステム構成図の電子ファイルとハードコピーを初日にご提出願います。なお、時間的制限から持ち込み題材のすべてを取り上げることができないことがありうることをご了解願います。
 質疑応答では、CSV/ER ESやデータインテグリティに関し、日常の業務において困っていることや疑問などにお答えします。
事前質問は大歓迎ですが、準備の都合上、可能であれば2週間前までにご提出いただけるとたすかります。

  1. 第1部 ERESとCSVの本質と基礎
    1. 電子記録と電子署名の基礎
    2. CSVの基礎
    3. リスクマネジメントのポイント
    4. 供給者監査のポイント
    5. CSV文書
    6. GAMP5のポイント
    7. コンピュータ化システム適正管理ガイドライン
    8. 適正管理ガイドラインの当局査察方法
    9. FDAウォーニングレターに見るCSV指摘
    10. FDAウォーニングレターに見るスプレッドシート (エクセル) 指摘
    11. FDA Part11
    12. PIC/S Annex 11
    13. PIC/Sのコンピュータ要件
    14. 事例研究
      • 市販標準製品のDQ、IQ、OQ、PQ
      • スプレッドシート (エクセル) のバリデーション
      • PLC組込機器/装置のバリデーション
  2. 第2部 データインテグリティ速習
    • データインテグリティ対応のポイントを、標準テキストから抜粋して説明する。
      1. データインテグリティとは
      2. FDAの査察指摘
        • ラボにおける指摘
        • 製造における指摘
      3. 国内におけるFDA 483指摘
      4. PMDAのデータインテグリティ指摘動向
      5. 実務対応方法
        • コンピュータ化システム
        • 紙の記録
      6. FDA指摘 トップ10
      7. FDA 483査察指摘140件にみる留意点
      8. 今すぐに行うべきこと/行えること
  3. 第3部 CSV実務演習
    • 下記項目の演習を行い、講師が回答例を説明する。
      講師とのディスカッションをとおしCSVの「本質」と「実務ポイント」を身につけていただく。
      1. ユーザーと供給者の役割分担
      2. カテゴリ3におけるCSV項目
        (データインテグリティ要件をどのようにURSに記載するか)
      3. バリデーションアプローチと検証項目
        システム題材:
        1. 打錠機の制御監視システム (標準製品)
        2. 打錠機の制御監視システム (一部カスタマイズ)
        3. 計装システム (計装制御盤)
          (PLC+ペーパーレスレコーダー+タッチパネル+デジタル調節計)
        4. LIMS (ラボ情報管理システム)
    • 質疑応答

講師

  • 望月 清
    合同会社 エクスプロ・アソシエイツ
    代表

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 60,000円 (税別) / 64,800円 (税込)
複数名
: 55,000円 (税別) / 59,400円 (税込)

配布する資料

  • 「ERESとCSV」標準テキスト (400スライド)
  • 「データインテグリティ」標準テキスト (300スライド)
  • 付録CD (160ファイル)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 55,000円(税別) / 59,400円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 60,000円(税別) / 64,800円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 110,000円(税別) / 118,800円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 165,000円(税別) / 178,200円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/6/28 品質管理試験室にむけたQC点検と信頼性確保 / 分析法バリデーションに必要となる統計解析 / 基準値設定・分析法変更/技術移転時の同等性評価 (3コース) 東京都 会場・オンライン
2024/6/28 品質管理試験室にむけたQC点検と信頼性確保の対応 東京都 会場・オンライン
2024/6/28 変更管理・逸脱管理コース (2日間) オンライン
2024/6/28 GMPにおける逸脱・不備・不整合からのCAPA運用・手順・管理と逸脱防止対策 オンライン
2024/6/28 再生医療等製品における承認審査・申請資料作成/条件及び期限付承認の場合の留意点 オンライン
2024/6/28 経皮吸収製剤における評価と生物学的同等性試験のポイント オンライン
2024/6/28 PIC/S GMP Annex1を踏まえた滅菌製品・無菌医薬品の微生物試験とバリデーションのポイント オンライン
2024/6/29 非無菌医薬品における微生物学的品質管理の必要レベルと微生物限度試験法実施事例 2023 オンライン
2024/7/1 ASEAN各国の医薬品申請のための薬事制度と申請資料作成方法 オンライン
2024/7/2 試験検査室管理におけるGMP対応の重点チェックポイント オンライン
2024/7/2 GMP/GQP-QAが行うべき逸脱管理とCAPAの適切性の評価とチェックリストの活用 オンライン
2024/7/2 GMP省令改正における原材料供給者管理への対応と原薬・原料・資材各々の取決め事例 オンライン
2024/7/2 ICH Q3D/日局をふまえた元素不純物管理 (新薬・既存薬) のための分析・試験法設定のポイント オンライン
2024/7/3 規制当局GMP査察における指摘事項と重大な指摘を回避するための事前対応のポイント オンライン
2024/7/3 医薬品QA業務 実務講座 オンライン
2024/7/3 医薬品の知財制度と特許戦略 入門講座 オンライン
2024/7/3 医薬品開発における製剤開発の各段階で必要となる統計解析基礎講座 オンライン
2024/7/3 変更管理・逸脱管理コース (2日間) オンライン
2024/7/3 適正なCAPA実現につながる逸脱・OOS処理フロー及び原因・試験室調査の進め方と処置事例 オンライン
2024/7/3 オンコロジー領域における医薬品売上予測手法とデータ収集及び注意点 オンライン

関連する出版物

発行年月
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2020/1/30 凍結乾燥の最適な条件設定による品質の安定化 - ラボ機と生産機の性能の違いを反映させたスケールアップ -
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向
2019/4/24 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集
2018/11/30 希少疾患用医薬品の適応拡大と事業性評価
2018/10/30 高薬理活性医薬品封じ込めQ&A集 Part2
2018/9/28 腸内細菌叢を標的にした医薬品と保健機能食品の開発
2018/8/31 がん治療で起こる副作用・合併症の治療法と薬剤開発
2018/7/31 医薬品・医療機器・再生医療開発におけるオープンイノベーションの取り組み 事例集
2018/6/29 医薬品グローバル開発に必要な英語実務集
2018/5/30 GVP Module改訂をふまえたEU Pharmacovigilance規制の実装
2018/5/18 創薬のための細胞利用技術の最新動向と市場
2018/4/25 統計学的アプローチを活用した分析法バリデーションの評価及び妥当性
2018/1/30 バイオ医薬品のCTD-Q作成 - 妥当性の根拠とまとめ方 -
2017/9/29 疾患・病態検査・診断法の開発
2017/8/31 きのこの生理機能と応用開発の展望