技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

高活性医薬品を扱うマルチパーパス製造設備

高活性医薬品を扱うマルチパーパス製造設備

~封じ込め設計と洗浄のポイント~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、マルチパーパス製造設備における封じ込め設計と洗浄のポイントについて、原薬工場、固形製剤工場、既存設備改造など、構築事例を元に解説いたします。

開催日

  • 2018年2月21日(水) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 高活性医薬品を扱う技術者、品質管理担当者

修得知識

  • 健康ベース曝露限界値
  • OEL
  • コントロールバンディング
  • 封じ込め設備の設計
  • 呼吸保護具の選定
  • ラボにおける封じ込め
  • 薬塵測定
  • 洗浄評価

プログラム

 医薬品へのニーズの変化により、抗がん剤などの薬理活性の高い医薬品への指向が強まっている。このような高活性物質を扱う現場では、GMP要件としての交叉汚染防止と労働安全衛生上の作業員曝露防止の二つを同時に満足させる必要があり、封じ込め設備をバランスよく実現していく必要がある。
 本講演会では、最近の規制の動向、Risk-MaPP ガイドラインの改定内容概要,マルチパーパス製造設備のあり方、封じ込めの基本的な事項、封じ込めプロジェクトの進め方、健康ベース曝露限界値、各種リスクアセスメントツール、一次封じ込め設備および二次封じ込め設備の設計、リスクベースアプローチによる呼吸保護具の選定、封じ込め設備構築事例、洗浄評価、環境モニタリングについて紹介する。

  1. 最近規制・ガイドラインの動向
    1. EU-GMP 専用化要件 / 交叉汚染防止
    2. PIC/S
    3. Risk-MaPP ガイドラインの改定内容概要
  2. 高活性物質を扱うマルチパーパス設備のあり方
    1. 明確となった専用化要件とマルチパーパス設備
    2. 封じ込め設備に必要とされる要件
    3. 封じ込め設備導入時のポイント
  3. 封じ込めの基本的な事項
    1. 各種用語の定義
    2. 曝露の経路
    3. 封じ込めの基本的な戦略
    4. リスクベースアプローチ
  4. 封じ込め設備導入プロジェクト
    1. プロジェクトの進め方
    2. ハザードアセスメント
    3. エンジニアリングにおけるポイント
  5. 健康ベース曝露限界値
    1. 健康ベース曝露限界値PDE (ADE) の設定
    2. OELの設定
    3. 品質リスク/曝露リスク管理のためのアセスメントツール
    4. 高活性物質の区分 (バンディング)
  6. 一次封じ込めの設計
    1. リスクベースアプローチによる封じ込め設計
    2. 封じ込め手段決定までの流れ
    3. 詳細な手順と例題
    4. 封じ込め機器選定マトリックス
  7. 封じ込め機器のいろいろ
    1. 封じ込め機器の事例
    2. フレキシブルコンテインメント
    3. 最適な組み合わせ
  8. 二次封じ込めの設計
    1. 空調設備
    2. 更衣室
    3. 除塵設備 (ミストシャワー)
    4. 廃液・廃棄物処理
  9. 呼吸用保護具RPE
    1. RPEが必要とされるタイミング
    2. リスクベースアプローチによるRPEの選定
    3. 防護係数
  10. 構築事例
    • 原薬工場
    • 固形製剤工場
    • 既存設備改造事例
  11. Risk-MaPP ガイドライン Ver.2を踏まえた洗浄評価
    1. 今後の洗浄バリデーションのあり方
    2. 従来の0.1%基準、10ppm基準の位置づけ
    3. 健康ベース曝露限界値を用いる場合の留意点
  12. 環境モニタリング
    1. モニタリングに関するガイドライン
    2. モニタリングインターバル
    3. モニタリング事例

会場

江東区産業会館

第1会議室

東京都 江東区 東陽4丁目5-18
江東区産業会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき 43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき 23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/4/9 市場分析により導き出す医薬品開発におけるアンメットメディカルニーズ開発戦略と評価法 オンライン
2025/4/10 GMP管理ではない (non-GMP) 原材料供給業者における特有の製造・品質管理の要求事項と監査 (書面・実地) ポイント・事例 オンライン
2025/4/10 体外診断用医薬品の製造販売承認 / 認証申請およびQMS適合性調査に係る法規制と対策 オンライン
2025/4/10 クラウドの基礎とGXPクラウド利用時のCSVアプローチやデータインテグリティ対応・留意点 オンライン
2025/4/11 核酸医薬品や遺伝子治療薬などの薬価申請・戦略と当局の薬価妥当性判断の視点 オンライン
2025/4/11 グローバル開発における承認申請のための医薬英語/英文ライティング入門 オンライン
2025/4/14 R&D領域のデューデリジェンスで確認すべき (した方がいい) ポイントとリスク対応の考え方 オンライン
2025/4/15 ペイシエントセントリシティに基づくリサーチ戦略と医薬品マーケティングへの活用 オンライン
2025/4/16 GMP超入門セミナー オンライン
2025/4/16 E&L試験の進め方および国内外の規制動向 オンライン
2025/4/16 ヒートシールのくっつくメカニズムと不具合対策、品質評価 オンライン
2025/4/16 無菌製剤工場の製造プロセスと設備・施設設計のポイントと注意点 オンライン
2025/4/17 開発早期医薬品の売上予測における動的環境/不確実要因の予測・分析法 オンライン
2025/4/18 超音波洗浄の基礎と効果的な活用方法 オンライン
2025/4/22 E&L試験の進め方および国内外の規制動向 オンライン
2025/4/23 高薬理活性物質を扱うマルチパーパス設備での洗浄評価基準と洗浄管理の留意点 オンライン
2025/4/23 無菌製剤工場の製造プロセスと設備・施設設計のポイントと注意点 オンライン
2025/4/24 医薬品・食品・化粧品工場における異物混入の具体的防止対策 東京都 会場・オンライン
2025/4/25 データインテグリティ (DI) における各手順書への落とし込み・作成と記載レベル オンライン
2025/4/25 医薬品製造業者における原材料・供給者管理と外部委託の際の留意点 オンライン

関連する出版物

発行年月
2013/9/2 原薬・中間体製造プロセスにおける課題と対策
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書
2013/5/31 在宅でのCDTM(共同薬物治療管理)の実践と薬局・薬剤師の次世代モデル
2013/5/30 新薬開発にむけた臨床試験(第I~III相臨床試験)での適切な投与量設定と有効性/安全性評価
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書
2013/3/27 医薬品・食品包装の設計と規制・規格動向 - 品質・安全・使用性向上のために -
2013/2/27 リスクマネジメント・CAPA(是正措置・予防措置)導入手引書
2013/2/5 放射線医療(癌診断・治療) 技術開発実態分析調査報告書
2013/2/5 放射線医療(癌診断・治療) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/1/28 造粒・打錠プロセスにおけるトラブル対策とスケールアップの進め方
2012/3/29 治験中 / 市販後における3極安全性情報の収集・報告・評価実務と相違
2012/3/13 超入門 GMP基礎セミナー
2012/3/5 育毛剤・発毛剤 技術開発実態分析調査報告書
2012/2/16 システムの適格性確認および回顧的バリデーションの具体的実施方法
2012/2/14 LIMS導入に関する導入の留意点セミナー
2012/2/9 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応のための「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2012/1/20 24年度診療報酬改定におけるDPC評価の全貌
2011/12/22 光学活性医薬品開発とキラルプロセス化学技術