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高分子絶縁材料の絶縁破壊・劣化メカニズムとその抑制技術

高分子絶縁材料の絶縁破壊・劣化メカニズムとその抑制技術

~パワーエレクトロニクス高電圧化への展開~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2017年12月20日(水) 13時00分16時30分

修得知識

  • 高分子絶縁材料の基礎知識
  • 革新的材料ポリマーナノコンポジットの現状
  • 電力応用分野での実際
  • 高電圧パワーエレクトロニクス絶縁の技術展望

プログラム

 電気絶縁材料には主に高分子 (ポリマー) 材料が使われている。優れた絶縁性能を有する高分子絶縁材料は主に電気・電力分野で使われ研究開発が行われてきた。最近では車両や航空機の制御・駆動技術の高電圧化に伴い、パワーエレクトロニクス分野においても技術開発が行われるようになった。両分野の絶縁技術を牽引する技術の選択肢のひとつとして、新規にポリマーナノコンポジットが注目されるようになった。
 本技術セミナーでは、電気絶縁材料の誘電特性の基礎、絶縁劣化の実態と抑制方法を解説するとともに、近い将来の高性能絶縁材料と目されるポリマーナノコンポジットの特性に言及する。

  1. 電気絶縁性と導電性の基本事項
    1. 高分子における電気伝導の基礎理論
    2. ポリマーの電子物性
  2. 絶縁破壊の基礎
    1. 短時間電圧印加による破壊
    2. 長時間電圧印加による破壊
    3. 真性破壊
    4. 電子なだれ破壊
    5. 電気伝導から絶縁破壊へのメカニズム
    6. 熱機械破壊
    7. 熱破壊 (定常熱破壊、インパルス熱破壊)
    8. 不平等電界下の破壊 (トリーイング破壊)
  3. 絶縁劣化の実態
    1. 熱劣化 (酸化劣化)
    2. 部分放電劣化
    3. 水トリー劣化
    4. 複合要因劣化
    5. 絶縁劣化に起因する絶縁破壊メカニズム
  4. 絶縁破壊抑制方法
    1. 短時間電圧印加による絶縁破壊とその抑制の考え方
    2. 長時間電圧印加による絶縁破壊とその抑制の考え方
  5. ポリマーナノコンポジットによる絶縁性能の飛躍的向上
    - パワーエレクトロニクス分野での高電圧化技術開発 –
    1. ポリマーナノコンポジットの開発
    2. 電力分野への応用
    3. 自動車・航空分野への展開
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 田中 祀捷
    早稲田大学 IPS研究センター
    招聘研究員

会場

大田区産業プラザ PiO

1F A+B会議室

東京都 大田区 南蒲田1-20-20
大田区産業プラザ PiOの地図

主催

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受講料

1名様
: 38,000円 (税別) / 41,040円 (税込)
複数名
: 20,000円 (税別) / 21,600円 (税込)

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  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 20,000円(税別) / 21,600円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 38,000円(税別) / 41,040円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 40,000円(税別) / 43,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 60,000円(税別) / 64,800円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
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