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プラスチック・エラストマーの赤外吸収スペクトルの読み方 : 実践ガイド

プラスチック・エラストマーの赤外吸収スペクトルの読み方 : 実践ガイド

大阪府 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、プラスチック・エラストマーの赤外スペクトルの読み方について、講師がデータ集刊行のため実測した580種類のスペクトルを基に得た具体的な知見および指針を提供いたします。

開催日

  • 2017年11月9日(木) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 高分子材料を用いた製品の設計、成形、品質、評価に関連する技術者
    • プラスチック製品
    • 樹脂製品
    • フィルム
    • 自動車・自動車内装
    • 家電
    • 携帯電話・スマートフォン
    • PC
    • 食品容器
    • 建築材料 など
  • 高分子材料の劣化防止、機能付与を行いたい技術者、開発者
    • 耐熱
    • 耐衝撃
    • 帯電防止
    • 難燃性
    • 透明性向上
    • 酸化防止
    • 光安定 など
  • 赤外スペクトルの読み方で課題を抱えている方

修得知識

  • 振動分光法の基礎
  • 赤外スペクトルによるポリマーの定性
  • ポリマーの定性へのラマンの効果的な利用法
  • 混合物のスペクトルの解析法
  • 振動スペクトルによる主要ポリマーのキャラクタリゼーション

プログラム

 赤外法はポリマーや添加剤の定性分析で最も多用されているが、企業の分析担当者からは次の声を聞くことが少なくない:
「コンピュータ検索では十分ではないため自分でもスペクトルを読めるようになりたいが、教科書はなく学ぶ機会もない」

 このような要望に応えるべく企画されたセミナーで、対象は「プラスチックとエラストマー」、技術内容は「赤外スペクトルの読み方」に特化している。
 一般論ではなく、講師がデータ集刊行のため実測した580種類のスペクトルを基に得た具体的な知見および指針を提供する。
 昨年(2016年)はポリマーと添加剤を同時に取り上げたが、本年は、それぞれを独立させ内容の充実を図った。

  1. A. 基礎: 赤外吸収の原理&基準振動
    1. 赤外吸収の原理:基準振動
    2. グループ振動・特性吸収帯
    3. グループ振動のシフト
    4. 特性吸収帯のまとめ・波数領域分割の勧め
    5. 倍音・結合音によるピーク
    6. 読む力が身に着きやすいスペクトルとは
  2. B. スペクトルを読むのに必要な視点
    1. 定性の基本:スペクトルの同一性の判断
    2. 複眼的視点:スペクトルを多角的に眺めること
    3. 顕微鏡的視点:微妙な違いを見逃さないこと
  3. C. 赤外スペクトルによるポリマーの定性:基礎
    1. 総論:タイプ別・構造別のスペクトルパターン
    2. カルボニル含有ポリマーの識別法
    3. 構造類似ポリマー間の識別法
  4. D. 実践ガイド:ポリマーの未知スペクトルの定性
    1. 未知スペクトルの定性法:基本的な考え方
    2. 波数領域別の特徴の整理
    3. 独自方式の実践ガイド:ポリマーの未知スペクトルの定性法
  5. E. 混合物の解析法
    1. 混合物のスペクトルの解析法のコツ
    2. 解析例
  6. F. ポリマーの定性:ラマンの効果的な利用法
    1. ラマン分光法::一般論
    2. ラマン分光:ポリマーの定性への応用
  7. G. 赤外・ラマンのキャラクタリゼーションへの応用
    • (補足資料配布にとどめる)

会場

ドーンセンター

4F 中会議室2

大阪府 大阪市 中央区大手前1丁目3-49
ドーンセンターの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき 43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき 23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

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