技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

フィルム成形プロセスにおける内部構造・表面構造変化と成形条件最適化・フィルム物性制御

フィルム成形プロセスにおける内部構造・表面構造変化と成形条件最適化・フィルム物性制御

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、成形時のレオロジー、延伸プロセスにおける構造や形態変化、構造・物性・成形条件との関係など、延伸・成膜プロセスのトラブル対策・条件最適化に役立つ情報を提供いたします。

開催日

  • 2017年7月31日(月) 10時30分16時30分

受講対象者

  • フィルム製膜・延伸プロセスに関心のある技術者・研究者・担当部門・初心者

プログラム

 高性能・高品位のフィルムの製造のためには、各工程において発現する現象を理解し、ポリマー、プロセス両面の適正条件の設定が大切である。そのためにはまず現象の発生メカニズム、支配要因などの基本的なことの把握と解決策の構築が必要となる。
 また、フィルムの物性や機能の発現がどのような構造と関係しているかをフィルムの内部構造、表面構造と関連付けて理解することも大切である。
 本セミナーでは実際例を紹介しながら解説する。

  1. はじめに
  2. フィルム成形の基礎
    1. フィルムの種類と成形技術
    2. フィルム成形のレオロジー
      1. せん断流動域のレオロジー
      2. 伸長流動域のレオロジー
  3. フィルムの構造評価の基礎
    1. 内部構造の評価法
    2. 表面構造の評価法
    3. 構造~物性~成形条件の関係
  4. 製膜プロセスにおける構造・形態変化と特徴
    1. ダイス出口までに発生する問題
      1. ポリマーの熱分解、ゲル化、未溶融物
      2. せん断流動不安定性
    2. ダイス出口後に発生する問題
      1. フィルム表面の欠点
      2. 表面結晶化と厚み方向の構造異方性
      3. ネックイン現象とフィルム幅減少
      4. ドローレゾナンス現象とフィルム厚み変動
  5. 延伸プロセスにおける構造・形態変化と実際例
    1. 延伸による複屈折の発現 (光学用途の例)
    2. 一軸延伸と配向結晶化、高次構造発現 (熱収縮用途の例)
    3. 二軸延伸、多段延伸と高次構造 (延伸最適化の例)
    4. ボーイング現象とフィルム幅方向の構造・物性 (幅方向均一化策の例)
    5. その他 (延伸発熱などの例)
  6. フィルム成形による表面・界面の構造変化
    1. 表面加工技術の種類と特徴
    2. 表面・界面変化の事例
      1. 結晶化による表面構造
      2. 微粒子による表面突起形成
      3. PET系合成紙の例
  7. おわりに
    • 質疑応答・名刺交換

講師

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5F 第3講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/10/3 高分子の難燃化・不燃化技術と難燃材料の開発及び規制動向 オンライン
2025/10/6 押出成形のトラブル対策 Q&A講座 オンライン
2025/10/6 人工皮革・合成皮革の基礎知識 オンライン
2025/10/6 インフォマティクスと近赤外光による高分子材料の劣化予測 オンライン
2025/10/9 電子デバイス製造における真空および薄膜形成技術の基礎と応用 オンライン
2025/10/9 再生プラスチックの溶融粘度特性とその制御、測定・評価 オンライン
2025/10/9 高分子結晶化のメカニズムとその解析 オンライン
2025/10/10 高分子材料の劣化 オンライン
2025/10/10 EUVリソグラフィの技術動向とレジスト材料の開発 オンライン
2025/10/14 高分子絶縁材料の評価技術と劣化対策 オンライン
2025/10/14 UV硬化の基礎と硬化不良対策および影部の硬化 東京都 会場
2025/10/14 レオロジーを特許・権利化するための基礎科学、測定技術、知財戦略 オンライン
2025/10/15 高分子材料 (プラスチック・ゴム) の基礎知識とその劣化・破壊原因と対策 オンライン
2025/10/15 分子動力学 (MD) 法の基本原理・具体的な技法から高分子材料開発への応用 オンライン
2025/10/16 分子動力学 (MD) 法の基本原理・具体的な技法から高分子材料開発への応用 オンライン
2025/10/16 インフォマティクスと近赤外光による高分子材料の劣化予測 オンライン
2025/10/17 ポリウレタンの基礎知識と応用技術および高機能化 オンライン
2025/10/20 フィラー/樹脂分散における分散状態の測定評価、その応用 オンライン
2025/10/20 高分子の溶解技術と溶媒選定、相溶性予測 オンライン
2025/10/20 ポリウレタンの基礎知識と応用技術および高機能化 オンライン

関連する出版物

発行年月
2018/11/30 エポキシ樹脂の高機能化と上手な使い方
2018/7/31 高耐熱樹脂の開発事例集
2018/4/12 自動車用プラスチック部品の開発・採用の最新動向 2018
2018/3/19 射出成形機〔2018年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2018/3/18 射出成形機〔2018年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2017/7/31 機能性モノマーの選び方・使い方 事例集
2017/7/31 プラスチック成形品における残留ひずみの発生メカニズムおよび対策とアニール処理技術
2017/6/19 ゴム・エラストマー分析の基礎と応用
2017/2/27 プラスチックの破損・破壊メカニズムと耐衝撃性向上技術
2017/1/31 放熱・高耐熱材料の特性向上と熱対策技術
2016/8/31 ポリマーアロイにおける相溶性の基礎と物性制御ノウハウ
2015/9/1 マンガと写真でわかる初歩のシート成形
2014/11/30 繊維強化プラスチック(FRP)〔2015年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/8/28 高分子の劣化・変色メカニズムとその対策および評価方法
2014/6/25 断熱フィルム 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/6/25 断熱フィルム 技術開発実態分析調査報告書
2014/6/15 射出成形機〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/6/15 射出成形機〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/4/5 真空蒸着技術 技術開発実態分析調査報告書
2014/4/5 真空蒸着技術 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)