技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

生産や研究現場に多種大量にある「危ないもの (化学薬品類) 」の適正管理

生産や研究現場に多種大量にある「危ないもの (化学薬品類) 」の適正管理

~身の丈に応じた管理体制構築を目指して~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2017年4月26日(水) 10時30分16時30分

修得知識

  • 製造系企業が遵守すべき、近年変化しつつあるコンプライアンス絡みの要件
  • 製薬企業研究所における先進的かつ厳密な薬品管理の事例
  • 薬品管理体制に課題を感じている組織にとっての改善の際の要点

プログラム

 生産や研究の活動に利用する化学物質 (薬品) に対する頻繁な法規制指定追加や、コンプライアンス維持に求められる水準の向上もあり、従来の性善説に基づく薬品管理のやり方では逸脱発生を把握したり防止することが困難になってきている。
 本講座では、厳密な対応を準備している製薬企業研究所での実際の事例を参考にしながら、化学物質管理に関わる最近の環境の変化とともに、何が『危ないもの』であり、それをどのようなコンセプトをもって管理すればよいのか、どういうツールをどのように使えばよいか、ということを紹介する。「身の丈に応じた」体制構築や水準向上を企図する際に参考となることを期待する。

  1. 危ないもの管理の対象と必要性
    1. 危ないものの定義
    2. 実際に起こっている課題の例
    3. 最近の法規制対象拡大
  2. 法規制に基づく危ないものの分類
    1. 管理対象となる法規制の種類
      - 意外に知られていない遵守すべき法規制の事例
    2. 法律ごとに意図する規制の対象と対応における着目点
  3. 管理体制構築における要点
    1. 危ないものに対するリスクマネジメントの考え方
    2. 活動形態別で準備する管理体制の違い
    3. 守ってもらえる管理体制を構築するには
    4. Excelを用いた管理体制における要点と限界
    5. データベースツールを用いた管理体制における要点と限界
    6. より厳格な管理を支援する専用システムの例
      1. 薬品在庫管理システム
      2. 法規制照合システム
  4. 厳密な管理を目指した実例の紹介
    1. 研究用薬品在庫管理システムの運用形態
    2. 電子実験ノートによる社内合成化合物のリアルタイム法規制チェック
    3. 社内保有化合物、在庫薬品の法規制追加指定時のチェック体制
    4. 消防法危険物指定数量の逸脱チェック
    5. 輸出品該非判定委員会
  5. 管理体制の運用の要点
    1. 構築した管理体制を維持するためには
    2. 現状把握の重要性
    3. 管理体制自己点検の進め方
  6. Q&A

講師

  • 島本 哲男
    ラボコンサルテーション 株式会社
    代表取締役

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 48,600円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 45,000円(税別) / 48,600円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 54,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 97,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 145,800円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/11/6 IPランドスケープへのAIエージェント導入と活用のポイント オンライン
2025/11/6 米国の医薬品法規制の全体像および第二次トランプ政権の医薬政策の実務への影響 オンライン
2025/11/7 バイオ医薬品製造におけるバリデーション 入門講座 オンライン
2025/11/7 マイクロ波による加熱の基礎と応用および安全対策 オンライン
2025/11/7 CTD-Q入門 / 外国作成CTD日本申請利用コース (2日間) オンライン
2025/11/7 米国の医薬品法規制の全体像および第二次トランプ政権の医薬政策の実務への影響 オンライン
2025/11/7 CTD-Qのまとめ方 (入門講座) オンライン
2025/11/10 売上予測 (開発初期段階/導入・導出) コース (全2コース) オンライン
2025/11/10 医薬品開発時の導入・導出における売上予測・事業性評価の実際 オンライン
2025/11/10 医薬品における3極CTDの記載レベル差と外国で作成されたCTDの日本申請への利用の留意点 オンライン
2025/11/10 臨床試験・治験におけるQuality by Designによる逸脱防止とその対処法、有効かつ速やかなIssue Managementの方法 オンライン
2025/11/11 マイクロ波による加熱の基礎と応用および安全対策 オンライン
2025/11/11 医薬品の費用対効果分析 (HTA) 習得講座 オンライン
2025/11/11 化学プロセスにおけるスケールアップとコスト・設備投資試算・事業性判断/意思決定 オンライン
2025/11/11 ICH Q1改定案の要求に沿った安定性モニタリングの進め方とOOS/OOT発生時の実務対応 オンライン
2025/11/11 GMPに基づく品質リスクアセスメント手法の選択と継続的改善のためのQRM オンライン
2025/11/11 バイオ医薬品・タンパク質医薬品の試験室におけるQC/QAと製造工程の変更に伴う同等性/同質性評価および変更管理 オンライン
2025/11/12 HPLC分析の基礎知識・ノウハウとトラブルシューティング オンライン
2025/11/12 医薬品製造におけるGMP監査プロセスと適性なGMP監査員を目指すためのポイント オンライン
2025/11/12 洗浄バリデーションでの残留限度値設定、残留物の評価法、査察不適合事例 オンライン

関連する出版物

発行年月
2014/11/27 3極対応リスクマネジメントプラン策定とEU-GVPが求める記載事項/国内との相違点
2014/11/15 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/11/15 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/7/30 高薬理活性医薬品・封じ込めQ&A集
2014/6/10 コンタクトレンズ用装着点眼剤 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/6/10 コンタクトレンズ用装着点眼剤 技術開発実態分析調査報告書
2014/2/15 3M〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/2/15 3M〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書
2013/9/2 原薬・中間体製造プロセスにおける課題と対策
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書
2013/5/31 在宅でのCDTM(共同薬物治療管理)の実践と薬局・薬剤師の次世代モデル
2013/5/30 新薬開発にむけた臨床試験(第I~III相臨床試験)での適切な投与量設定と有効性/安全性評価
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/3/27 医薬品・食品包装の設計と規制・規格動向 - 品質・安全・使用性向上のために -
2013/2/5 放射線医療(癌診断・治療) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/2/5 放射線医療(癌診断・治療) 技術開発実態分析調査報告書
2013/1/28 造粒・打錠プロセスにおけるトラブル対策とスケールアップの進め方
2012/3/13 超入門 GMP基礎セミナー