技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

高せん断成形加工技術の基礎と活用法

高せん断成形加工技術の基礎と活用法

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、高剪断加工技術の基礎から解説し、非相溶性ポリマーブレンドのナノ混合化と相溶化、各種フィラーのポリマーへのナノ分散化、構造制御の実際について詳解いたします。

開催日

  • 2017年4月18日(火) 10時30分 16時30分

修得知識

  • 高剪断加工技術の基礎
  • 高剪断成形加工法による非相溶性ポリマーブレンドのナノ混合化と相溶化
  • 高剪断成形加工法による各種フィラーのポリマーへのナノ分散化
  • 構造制御の実際

プログラム

 世界に先駆けて開発した高せん断成形加工技術を用いることにより、従来不可能だった非相溶性ポリマーブレンドのナノ混合化、さらにはカーボンナノチューブに代表されるようなナノフィラーのポリマー中へのナノ分散化が可能となり、多様な新規ナノコンポジット材料が創出できるようになりました。
 本講演では、この技術を用いて作製した先端材料としてガラス代替透明プラスチック材料、金属代替高強度軽量化素材、ウエアラブル端末用デバイスやセンサー向けの伸縮自在電極材料、レアメタル代替材料、エコマテリアルなどについて広く紹介致します。

  1. 高せん断成形加工法の開発
    1. 研究の背景
      1. なぜ、高分子をブレンドするのか?
      2. 実際に異種高分子をブレンドすると?
      3. 従来技術の問題点と限界
    2. 高せん断成形加工法
      1. 高せん断成形加工装置の特徴と原理
      2. 高せん断成形加工により何が実現するのか?
  2. 高せん断成形加工法による非相溶性ポリマーブレンドのナノ混合化と相溶化
    1. PVDF/PA11ブレンド系のナノ混合化と“相溶化“の検証
    2. ナノ構造形成により向上した物性
    3. PC/PMMA透明ブレンドの実現
  3. 高せん断成形加工法による各種フィラーのポリマーへのナノ分散化
    1. ナノ分散化の要因
      1. フィラーの凝集力と粒子径との関係
      2. せん断流動場の効果 (ポリマー/フィラー系)
    2. ポリマー/フィラー系ナノコンポジットの創製とフィラーの分散性
      1. 熱可塑性エラストマー/CNT系の分散と物性
      2. ポリマー/CNT系の分散と物性
      3. ポリマー/TiO2系の分散と物性
      4. ゴム/POSS系の分散と物性
      5. CFRP系の改質
  4. 三元系 (高分子ブレンド/フィラー) ナノコンポジットの創製:階層的構造制御
    1. フィラー添加による高分子ブレンド系のモルフォロジー制御
    2. “共連続構造”の構築
    3. “ダブルパーコレーション構造”の構築
  5. 高せん断流動場と動的反応場との統合技術
    1. エコマテリアル (PE/PLLAブレンド) の創製およびその構造と物性
    2. バイオマス由来ポリマーブレンドの創製
  6. 高せん断成形加工法のまとめと今後の展開
    1. 高せん断成形加工法のまとめ
    2. 残された課題
    3. 完全連続式高せん断加工機の開発
    • 質疑応答

会場

江東区産業会館

第1会議室

東京都 江東区 東陽4丁目5-18
江東区産業会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき 43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき 23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/3/13 熱伝導性フィラーの充填・表面処理技術とポリマー系コンポジットの開発、微視構造設計・特性評価技術 オンライン
2025/3/13 高屈折率ポリマーの合成法と応用、およびそれらの評価方法 オンライン
2025/3/13 エレクトロニクス産業用高分子フィルムの基礎から最新動向講座 オンライン
2025/3/14 分散度と安定性を両立させるナノ粒子・微粒子分散の具体的方法と勘所 オンライン
2025/3/14 プラスチック射出成形の基礎とトラブル対策 オンライン
2025/3/14 高分子材料のレオロジー (粘弾性) の基礎と動的粘弾性測定 オンライン
2025/3/14 高分子材料の結晶化度測定と分子構造解析およびその応用 オンライン
2025/3/17 高分子劣化のメカニズムと添加剤による対策や材料分析技術 オンライン
2025/3/17 スラリーの特性と評価法および調製・制御の勘どころ 会場・オンライン
2025/3/17 UV硬化型樹脂の基礎と硬化過程の測定法及び評価・解析手法 オンライン
2025/3/17 摩擦・摩耗の基礎と試験・評価・解析法 オンライン
2025/3/18 精密押出成形技術入門 オンライン
2025/3/18 カップリング剤によるフィラーの表面処理と樹脂への複合化、分散性評価 オンライン
2025/3/18 微粒子分散系のレオロジー講座 オンライン
2025/3/19 分子動力学シミュレーションの基礎と高分子材料開発への応用 オンライン
2025/3/19 化学プロセスの工業化・最適化への考え方 オンライン
2025/3/19 樹脂硬化過程での重合誘起ガラス化およびその近傍での挙動 オンライン
2025/3/19 高温/直流高電界下における高分子絶縁材料の特性と評価法 オンライン
2025/3/21 高分子劣化のメカニズムと添加剤による対策や材料分析技術 オンライン
2025/3/21 エレクトロニクス産業用高分子フィルムの基礎から最新動向講座 オンライン

関連する出版物

発行年月
2014/6/15 射出成形機〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/4/30 微粒子最密充填のための粒度分布・粒子形状・表面状態制御
2013/9/2 機能性エラストマー市場の徹底分析
2013/8/28 化粧品・医薬部外品およびその原料の安全性評価と規格・試験法設定
2013/7/25 正しい分散剤の選定・使用方法と、分散体の塗布性を上げる添加剤技術
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書
2013/4/5 高分子の延伸による構造と配向の発現およびそれらの制御法を利用した材料開発
2013/2/28 吸水性樹脂 技術開発実態分析調査報告書
2013/2/28 吸水性樹脂 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2012/11/1 高分子の結晶化メカニズムと解析ノウハウ
2012/9/27 熱膨張・収縮の低減化とトラブル対策
2012/9/20 フッ素樹脂 技術開発実態分析調査報告書
2012/9/20 フッ素樹脂 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2012/5/28 微量ガスの高感度分析方法
2011/11/25 アクリル酸エステル 技術開発実態分析調査報告書
2011/6/20 高分子材料のフラクトグラフィ
2010/12/15 エポキシ樹脂市場の徹底分析
2010/3/1 シリコーン製品市場の徹底分析
2009/11/24 高分子材料の劣化と寿命予測