技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

高活性医薬品を扱うマルチパーパス製造設備

高活性医薬品を扱うマルチパーパス製造設備

~封じ込め設計と洗浄のポイント~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2017年3月23日(木) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 高活性医薬品を扱う技術者、品質管理担当者

修得知識

  • 健康ベース曝露限界値
  • OEL
  • コントロールバンディング
  • 封じ込め設備の設計
  • 呼吸保護具の選定
  • ラボにおける封じ込め
  • 薬塵測定
  • 洗浄評価

プログラム

 医薬品へのニーズの変化により、抗がん剤などの薬理活性の高い医薬品への指向が強まっている。このような高活性物質を扱う現場では、GMP要件としての交叉汚染防止と労働安全衛生上の作業員曝露防止の二つを同時に満足させる必要があり、封じ込め設備をバランスよく実現していく必要がある。
 本講演会では、最近の規制の動向、マルチパーパス製造設備のあり方、封じ込めの基本的な事項、封じ込めプロジェクトの進め方、健康ベース曝露限界値、各種リスクアセスメントツール、一次封じ込め設備および二次封じ込め設備の設計、リスクベースアプローチによる呼吸保護具の選定、封じ込め設備構築事例、洗浄評価、環境モニタリングについて紹介する。

  1. 最近規制・ガイドラインの動向
    • EU – GMP
    • PIC/S
    • 専用化要件
    • 交叉汚染防止
    • 洗浄バリデーション
  2. 高活性物質を扱うマルチパーパス設備のあり方
    • 明確となった専用化要件とマルチパーパス設備
    • 封じ込め設備に必要とされる要件
    • 封じ込め設備導入時のポイント
  3. 封じ込めの基本的な事項
    • 各種用語の定義
    • 曝露の経路
    • 封じ込めの基本的な戦略
    • リスクベースアプローチ
  4. 封じ込め設備導入プロジェクト
    • プロジェクトの進め方
    • ハザードアセスメント
    • エンジニアリングにおけるポイント
  5. 健康ベース曝露限界値
    • 健康ベース曝露限界値PDE (ADE) の設定
    • OELの設定
    • 品質リスク/曝露リスク管理のためのアセスメントツール
    • 高活性物質の区分 (バンディング)
  6. 一次封じ込めの設計
    • リスクベースアプローチによる封じ込め設計
    • 封じ込め手段決定までの流れ
    • 詳細な手順と例題
    • 封じ込め機器選定マトリックス
  7. 封じ込め機器のいろいろ
    • 封じ込め機器の事例
    • フレキシブルコンテインメント
    • 最適な組み合わせ
  8. 二次封じ込めの設計
    • 空調設備
    • 更衣室
    • 除塵設備 (ミストシャワー)
    • 廃液・廃棄物処理
  9. 呼吸用保護具RPE
    • RPEが必要とされるタイミング
    • リスクベースアプローチによるRPEの選定
    • 防護係数
  10. 構築事例
    • 原薬工場 / 固形製剤工場 / 既存設備改造事例
  11. 洗浄評価
    • 今後の洗浄バリデーションのあり方
    • 従来の0.1%基準、10ppm基準は?
    • 健康ベース曝露限界値を用いる場合の留意点
  12. 環境モニタリング
    • モニタリングに関するガイドライン
    • モニタリングインターバル
    • モニタリング事例

会場

江東区産業会館

第1会議室

東京都 江東区 東陽4丁目5-18
江東区産業会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき 43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき 23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/3/5 コンピュータ化システムバリデーション (CSV) の基礎とデータ・インテグリティ確保 オンライン
2025/3/5 2025年最新の疼痛治療戦略および求める薬剤のプロファイル オンライン
2025/3/5 医薬品製造設備におけるクリーンルームの基礎と空調設備の設計・維持管理 オンライン
2025/3/5 早期承認取得のためのPMDA申請戦略および提出資料 (照会事項回答) 作成のポイント オンライン
2025/3/5 脂質ナノ粒子 (LNP) の処方設計と製造プロセス開発 オンライン
2025/3/6 臨床QMSを意識した治験のIssue分析とCAPAマネジメント実践的運用 オンライン
2025/3/6 非臨床試験における試験委受託時と報告書レビューの留意点 オンライン
2025/3/7 初任者のためのQA業務 (GMP監査・自己点検) 入門講座 オンライン
2025/3/7 リスク分析をした洗浄バリデーションの実施方法と残留許容限度値の設定 オンライン
2025/3/7 滅菌バリデーション基礎講座 オンライン
2025/3/7 開発早期段階における患者数、売上、薬価予測 オンライン
2025/3/7 成功例・失敗例を踏まえた適切な医薬品売上予測とデータ収集法 オンライン
2025/3/7 PMDA審査官から高評価が得られる非臨床領域のメディカルライティング オンライン
2025/3/7 マイクロバイオームの実用化にむけた課題と現状 オンライン
2025/3/10 化粧品・医薬部外品企業のための薬機法超入門講座 オンライン
2025/3/10 医薬品の知的財産制度をふまえた特許戦略構築と知財デュー・デリジェンス/知財価値評価のポイント オンライン
2025/3/10 GMPにおける (製造・試験) 外部委託業者管理・監査の留意点とチェック項目 オンライン
2025/3/10 デジタルを基盤としたニューモダリティー医薬品/ヘルスケアの探索・初期評価と事業性検討 オンライン
2025/3/11 実際に起こった不具合や解決方法、注意点で学ぶスケールアップ・ダウン検討および実験計画の進め方・データのとり方、操作の簡略化 オンライン
2025/3/11 食品工場における設備洗浄とバイオフィルム除去、HACCP、GFSI対応 オンライン

関連する出版物

発行年月
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール (書籍 + ebook版)
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (製本版+ebook版)
2020/6/30 米国での体外診断用医薬品の開発/審査対応 実務集
2020/4/27 各国要求及び治験環境と現地の実情
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向
2019/4/24 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集
2018/11/30 希少疾患用医薬品の適応拡大と事業性評価
2018/10/30 高薬理活性医薬品封じ込めQ&A集 Part2
2018/10/1 軸受の密封 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2018/9/28 腸内細菌叢を標的にした医薬品と保健機能食品の開発
2018/8/31 がん治療で起こる副作用・合併症の治療法と薬剤開発