技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

品質試験における記録書類の取扱い・QCと試験検査室管理・一変軽微/ラボエラー低減/信頼性確保

品質試験における記録書類の取扱い・QCと試験検査室管理・一変軽微/ラボエラー低減/信頼性確保

~試験検査業務の信頼性確保とData Integrity~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2017年1月24日(火) 10時30分 17時00分

プログラム

第1部 CMC承認申請対応をふまえた品質試験における記録書類 (生データ・実験ノート・ワークシート・電子データ) の取扱い・まとめ方・保管とQC実施

(2017年1月24日 10:30〜14:45)

 医薬品の承認申請のための試験では、生データの取扱いとそれに基づく報告書作成及び第三者チェックが信頼性確保の基本になる。
 ここでは申請資料の信頼性の基準適用試験の経験を例に、定量試験から定性試験、さらには構造決定試験におけるデータの取扱い方や、QC実施のポイントを、見落としやすい例も交えて紹介する。
 また、一部はGMP試験にも触れる。電磁的データとCSVでは、これから対応しようという観点から、少ない経験をもとに紹介する。

  1. 申請資料の信頼性の基準及びGMP
  2. 信頼性確保の課題
  3. 生データの定義
  4. データ区分の明確化
  5. データの信頼性確保
  6. データの取扱い
    1. データの記録
    2. 訂正などの方法
    3. データの確認と承認
    4. 生データの保存
      • 試験に関する生データ
      • 機器や施設に関する生データ
      • 生データの複写
  7. ワークシート、データファイルの取扱い
  8. 電磁的データ及びCSV
    1. 電磁的データでまず用意すべき文書
    2. CSV実施の手順
  9. QC実施のポイント (事例紹介を踏まえて)
    1. 共通事項
    2. 定量試験
    3. 構造決定試験での留意点
    4. QCとQAの違い
    • 質疑応答・名刺交換

第2部 3極GMPをふまえた試験検査室管理と一変・軽微の判断基準

~試験検査室管理のおける変更、異常・逸脱管理とヒューマンエラー低減~

(2017年1月24日 15:00〜17:00)

 開発から市販製造までの品質の一貫性を保証するには、品質を客観的に評価できる試験検査 (ラボ) のライフサイクルにおける変更は重要となってきます。また、ラボエラー低減は、データの信頼性確保においても重要となってきます。
 本講演では、試験検査室に焦点を当てて、試験検査室における変更、異常逸脱管理、OOSへの対応、また、一変・軽微の考え方について、解説します。

  1. 変更と異常逸脱の管理要件
    1. 試験検査室のおける変更・異常逸脱の法規制
  2. 試験検査業務の異常・逸脱・ラボエラーの対応
    1. FDAのOOSガイドライン
    2. 異常・逸脱・ラボエラーの発生原因とその対応
  3. 試験検査室における変更管理の実践
    1. 変更管理のクラス分類
    2. 変更管理の実践
  4. 試験検査室の一変・軽微の考え方
    1. 一変と軽微の区分
    2. 試験検査室における変更事例
  5. 試験検査業務の信頼性確保
    1. Data Integrityとは
    2. 信頼性確保への取り組み
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 新井 悟
    東レ 株式会社 医薬CMC技術部 医薬品生産技術課
    課長

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5F 第4講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/1/7 医薬品モダリティ (抗体/核酸/中分子/再生医療) の実用化とDDS技術の特許戦略 オンライン
2025/1/8 アレニウス式加速試験におけるプロット作成と予測値の取扱い オンライン
2025/1/8 GMP教育とQuality Culture醸成のポイント オンライン
2025/1/8 滅菌製品および無菌医薬品における微生物試験の実務とバリデーションのポイント オンライン
2025/1/8 薬価申請・原価計算方法の実際と交渉で有効なデータ取得・資料作成のポイント オンライン
2025/1/9 注射剤の異物検査の方法と基準設定及び異物低減方法 オンライン
2025/1/9 承認申請・メディカルライティングコース オンライン
2025/1/9 原薬GMP基礎講座 オンライン
2025/1/9 CTD/照会回答書作成のためのメディカルライティング オンライン
2025/1/10 NPV (Net Present Value) 計算による医薬品事業性評価の基礎知識 オンライン
2025/1/10 インド・中国における医薬品薬事戦略と現地対応ノウハウ オンライン
2025/1/14 日米欧当局のプロセスバリデーションにおける要求事項と承認申請にむけた準備について オンライン
2025/1/14 承認申請パッケージにおける海外データ利用と開発戦略 オンライン
2025/1/14 QA業務 (GMP監査・自己点検) 入門講座 オンライン
2025/1/14 医療機器プログラムにおける該当性判断のポイントと事業化への留意点 オンライン
2025/1/14 承認申請にむけた個別症例安全性報告 (ICSR) の取り扱いと評価 オンライン
2025/1/15 ファージセラピーの最新開発動向と次世代耐性菌対策への展望 オンライン
2025/1/15 体外診断用医薬品における承認申請書作成ノウハウおよびPMDA相談のポイント オンライン
2025/1/16 スプレッドシートの合理的バリデーションとデータインテグリティ管理・運用の具体的ポイント オンライン
2025/1/16 滅菌、無菌性保証関連のPMDA回収情報分析およびQMS等外部立入り審査時の注意点 オンライン

関連する出版物

発行年月
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ
2020/12/24 バイオ医薬品 (抗体医薬品) CTD-CMC記載の要点
2020/6/30 米国での体外診断用医薬品の開発/審査対応 実務集
2020/4/27 各国要求及び治験環境と現地の実情
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2020/1/30 凍結乾燥の最適な条件設定による品質の安定化 - ラボ機と生産機の性能の違いを反映させたスケールアップ -
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向
2019/4/24 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集
2018/11/30 希少疾患用医薬品の適応拡大と事業性評価
2018/10/30 高薬理活性医薬品封じ込めQ&A集 Part2
2018/9/28 腸内細菌叢を標的にした医薬品と保健機能食品の開発
2018/8/31 がん治療で起こる副作用・合併症の治療法と薬剤開発
2018/7/31 医薬品・医療機器・再生医療開発におけるオープンイノベーションの取り組み 事例集
2018/6/29 医薬品グローバル開発に必要な英語実務集
2018/5/30 GVP Module改訂をふまえたEU Pharmacovigilance規制の実装