技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

先端医薬品開発を成功させるPMDA相談と申請対応

遺伝子治療薬・再生医療など

先端医薬品開発を成功させるPMDA相談と申請対応

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2016年11月10日(木) 10時30分 18時00分

プログラム

第1部. 創薬を巡る環境と、いわゆる先端医薬品等の開発を成功させる機構相談のポイント

(2016年11月10日 10:30〜12:00)

 日本は世界での数少ない創薬国となり、いわゆるドラッグラグも格段に縮小された。しかしながらアカデミアやベンチャー発の医薬品やiPS創薬をはじめとする再生医療製品等の開発については、欧米に比べいまだ大幅な遅れをとっている。これらの実態を受け、近年日本における画期的な医薬品等の開発促進策として、AMEDの設立や先駆けパッケージ戦略などが策定されている。
 本講演では、医薬品等の開発経験の比較的少ないアカデミア、ベンチャー企業、新規参入製薬企業の方々を主な対象に、医薬品等のシーズを実用化 (承認) を得るまでの機構相談の活用方法について、とりわけ「魔の川」とも臨床試験に入るまでのポイントを中心に説明する。
 特にPMDAホームページの記載だけではわかりづらい、効果的な相談のタイミングや区分の選択、具体的な資料作成や活用のポイントについて述べる。
 また機構相談の結果、臨床に入れるめどが立っても治験の実施には多額の費用と人員を要する。本講演では機構相談から治験実施までに留意すべき準備事項についても述べる。

  1. 日本における創薬の現状
  2. 先進医療を取り巻く環境
  3. 薬機法に基づく医薬品、医療機器、再生医療製品等の定義
  4. 新制度に基づく再生医療製品等の承認状況
  5. 機構相談の区分について
    1. 薬事戦略相談
    2. 医薬品、医療機器、再生医療等製品の対面助言
    3. 対面助言の選択と事前・事後面談の活用
  6. 機構相談に必要な資料と実際の流れ
  7. 資料提出における留意すべき事項
  8. 照会事項に対する対応のポイント
  9. 対面助言実施の実際
  10. 臨床試験に入る場合の留意点と治験計画届
  11. まとめ
    • 質疑応答

第2部. 条件・期限付き承認制度活用時の当局対応のポイント

(2016年11月10日 12:45〜14:45)

 細胞治療・遺伝子治療などの再生医療等製品においては、条件・期限付き承認制度が新たに始まった。
 しかし、本制度は、承認を簡単にゆるめるということではなくレギュラトリー・サイエンスに基づいて、承認用件を考える制度であり、本制度を誤解、あるいは、理解されていないことが多くある。
 本講座では、条件・期限付き承認制度活用時の当局対応のポイントについて議論をする。

  • 薬事法改正のポイント
  • 再生医療等製品とは?
  • 期限・条件付き承認制度とは?
  • 当局が考える期限・条件付き承認の意味とは?
  • 当局対応のポイント
  • 質疑応答

第3部. 規制対応に留意した非臨床/臨床試験を進める上での具体的留意点

(2016年11月10日 15:00〜16:30)

 近年の創薬開発においては、遺伝子治療用医薬品や再生医療用製品等のバイオテクノロジーを応用した先端医薬品の占める割合が拡大している。
 本講座では、それらの先端医薬品の開発にあたっての、CMC開発や、非臨床試験の進め方、および臨床試験のデザイン等を規制対応に留意して概説する。

  1. 遺伝子治療用医薬品や再生医療用製品等における開発ガイドラインについて
  2. 先端医薬品のCMC開発について
  3. 先端医薬品の非臨床試験について
  4. 先端医薬品の臨床試験デザインについて
    • 質疑応答

第4部. 再生医療等製品申請時における承認申請書作成のポイント

(2016年11月10日 16:40〜18:00)

 生きた細胞を用いた再生医療等製品の開発は医薬品、医療機器とは異なる視点が必要となります。
 再生医療等製品の製造販売承認申請書の作成上の注意点をお話しし、これまで自家培養表皮ジェイス、自家培養軟骨ジャックの承認審査に対応した経験から審査対応についてお話ししたいと思います。

  • 製造販売承認申請書の記載事項とポイントについて
  • 製造販売承認申請書に添付すべき資料について
  • 起源又は発見の経緯及び外国における使用状況等に関する資料について
  • 製造方法並びに規格及び試験方法等に関する資料について
  • 安定性に関する資料にについて
  • 効能、効果又は性能に関する資料について
  • 体内動態に関する資料について
  • 非臨床安全性に関する資料について
  • 臨床試験等の試験成績に関する資料について
  • リスク分析に関する資料について
  • 質疑応答

講師

  • 杉原 聡
    メドペイス・ジャパン 株式会社 Regulatory Submissions
  • 森下 竜一
    大阪大学 大学院 医学系研究科 臨床遺伝子治療学
    教授
  • 白川 利朗
    神戸大学 大学院保健学研究科感染症対策分野
    教授
  • 杉本 晃
    株式会社 ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング 臨床開発部
    部長

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 60,000円 (税別) / 64,800円 (税込)
複数名
: 55,000円 (税別) / 59,400円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 55,000円(税別) / 59,400円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 60,000円(税別) / 64,800円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 110,000円(税別) / 118,800円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 165,000円(税別) / 178,200円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/12/5 監査を1日で終わらせるコツ オンライン
2024/12/5 造粒・打錠・コーティング製造技術とスケールアップ/打錠障害・品質異変の防止・対策 東京都 会場・オンライン
2024/12/5 医薬品承認申請書のコンプライアンスとグレー部分への対応 オンライン
2024/12/5 ICH Q5A ウイルス安全性評価/外来性感染性物クリアランス評価コース オンライン
2024/12/5 ICH Q5A ウイルス安全性評価/品質審査での論点と次世代シーケンシング利用/薬事申請に当たっての留意点 オンライン
2024/12/5 ADCを含む次世代抗体医薬の知財戦略および強い特許明細書・クレームの書き方 オンライン
2024/12/6 現場の視点で考える効果的な洗浄バリデーションのポイントと継続的な検証 オンライン
2024/12/6 GMPが空調設備に求める交叉汚染防止要件とその管理 オンライン
2024/12/6 効率的・効果的な監査証跡レビュー対応の考え方 オンライン
2024/12/6 コンピュータシステムバリデーション (CSV) で要求される各規制・ガイドラインの理解 オンライン
2024/12/9 PIC/S GMPをふまえた医薬品のサンプリング基礎知識 オンライン
2024/12/9 包装工程のバリデーションの重要ポイントと工程トラブル事例 オンライン
2024/12/9 核酸医薬品の特許戦略 オンライン
2024/12/9 コンプライアンス違反の事例から学ぶGMP現場の改善策 オンライン
2024/12/10 GMP/GDPにおける汚染管理戦略としてのペストコントロールの実態と査察指摘事項 オンライン
2024/12/10 CSR、SDGsを考慮した食品飲料、無菌医薬品、化粧品、医療機器等包装容器の電子線滅菌について オンライン
2024/12/10 再生医療を含めた国際共同治験の進め方と各ステージ毎における対応手法 オンライン
2024/12/10 中小製薬企業のためのテーマ創出・研究開発・製品戦略の策定・推進 オンライン
2024/12/10 QMS構築によるオーバークオリティ判断と治験効率化にむけた活用 オンライン
2024/12/10 電子化/MES・LIMS導入・連携コース (全2コース) オンライン

関連する出版物

発行年月
2017/12/27 生体吸収性材料の開発と安全性評価
2017/9/29 疾患・病態検査・診断法の開発
2017/8/31 きのこの生理機能と応用開発の展望
2017/6/21 体外診断用医薬品開発ノウハウ
2017/4/25 非GLP試験での効率的な信頼性基準適用と品質過剰の見直し
2014/11/27 3極対応リスクマネジメントプラン策定とEU-GVPが求める記載事項/国内との相違点
2014/11/15 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/11/15 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/7/30 高薬理活性医薬品・封じ込めQ&A集
2014/6/10 コンタクトレンズ用装着点眼剤 技術開発実態分析調査報告書
2014/6/10 コンタクトレンズ用装着点眼剤 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/1/30 再生医療 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/1/30 再生医療 技術開発実態分析調査報告書
2013/9/27 PMDA要求「EDC管理シート」記載方法と適合性調査対応 (ebook版)
2013/9/2 原薬・中間体製造プロセスにおける課題と対策
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書
2013/5/31 在宅でのCDTM(共同薬物治療管理)の実践と薬局・薬剤師の次世代モデル
2013/5/30 新薬開発にむけた臨床試験(第I~III相臨床試験)での適切な投与量設定と有効性/安全性評価
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書