技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

最新改訂に対応したグローバルGMP・バリデーション担当者コース

最新改訂に対応したグローバルGMP・バリデーション担当者コース

~バリデーション文書編 + 設備適格性評価編 + 洗浄バリデーション編~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2016年11月4日(金) 10時30分 16時30分
  • 2016年12月16日(金) 10時30分 16時30分
  • 2016年12月21日(水) 10時30分 16時30分

修得知識

  • PIC/Sおよび国内バリデーション基準が要請するバリデーションの概要
  • バリデーション手順書の記載内容
  • 総括するマスタープランの記載内容
  • バリデーション実施計画書/報告書の作成事例
  • ユーザー要求仕様書の作成事例
  • ユーザーエンジニアリングのポイント
  • GDP (適正流通規範) に関するバリデーション
  • 残留許容値の考え方と計算法
  • 洗浄バリデーション業務の進め方

プログラム

2016年11月4日「バリデーション文書の必須記載項目と作成例」

 PIC/S加盟に先立ち、バリデーション手順書に「バリデーションの方針」および「関係する組織の責務」の追記が要請され、また、大規模プロジェクトの場合、必要に応じて「総括したマスタープラン」の作成が推奨された。
 バリデーションの最新動向を踏まえて、これら要請事項への適切な記載例を紹介する。

  1. バリデーションとは何か
    1. バリデーションの歴史と考え方
    2. バリデーション関連公文書
  2. バリデーションは継続する
    1. FDAのContinued Process Verification
    2. PIC/S GMP Annex15のOngoing Process Verification
    3. バリデートされた状態は何を照査すればわかる?
  3. バリデーション文書の作成
    1. バリデーションマスタープラン (バリデーション手順書)
      1. バリデーションマスタープランの目的と要請背景
      2. 目的欄の記載例
      3. 適用範囲欄の記載例
      4. 構成文書の定義例
      5. バリデーション方針の記載例
      6. バリデーション組織の記載例
      7. バリデーション責任者の責務記載例
    2. バリデーション実施計画書/実施報告書の作成事例
    3. バリデーションを総括するマスタープラン
      1. バリデーションマスタープラン (バリデーション手順書) との関係
      2. 一般的な記載事項
  4. 参考資料
    1. 2013年版GMP事例集バリデーション関係
    2. PIC/SのVMP記載推奨事項
    3. バリデーション実施計画書/報告書の事例
    • 質疑応答・名刺交換

2016年12月16日「PIC/S GMPをふまえた設備適格性評価、設備管理とURSの作成例」

 バリデーションはURSの作成に始り、そのURSはリスクマネジメントに基づいて作成されなければならない。適格性評価~生産移行後の保守点検に要するテスクと頑健性は、URSの内容に依存するといっても過言ではない。
 URSの作成方法から適格性評価手順まで、具体例を交えて紹介する。

  1. 適格性評価はユーザー要求仕様書 (URS) の作成から始まる
  2. 施設構築時の業務内容
  3. URS作成に必要な品質リスクマネジメント (QRM) と管理戦略
    1. 交叉汚染防止策を考える
    2. 作業者保護策を考える
    3. フロア計画の留意点
    4. 倉庫の留意点
    5. 更衣室の留意点
    6. 包装室の留意点
    7. 異物対策を考える
    8. 防虫対策を考える
    9. 切替作業の効率化を考える
    10. ヒューマンエラー防止策を考える
  4. QRMの視点に立てば、バリデーションの対象範囲は拡大せざるを得ない
    • GDP (適正流通規範) 対応の要請
  5. DQの実施例
    1. 業者の選定・調査から始まる
    2. レイアウト図のチェックポイント
    3. 交叉汚染対策のチェック
  6. IO/OQの実施例
    1. コミッショニング (FAT/SAT) と適格性評価 (IQ/OQ) を混同しない
    2. OQの基本原則
    3. IQ/OQ時の建屋チェックポイント
  7. 校正とは
  8. PQの実施例
    • PQの基本原則
  9. 空調システムのバリデーション
    1. 空調システムへの要請
    2. 空調システムの適格性評価時のポイント
  10. 製薬用水システムのバリデーション
    • 用水設備設計時の留意点
    • 質疑応答・名刺交換

2016年12月21日「洗浄バリデーションのサンプリング方法、サンプリング箇所の設定、ダーティーホールドタイム・クリーンホールドタイムのデータ取得・設定・評価方法」

 洗浄バリデーションのHow – T等はまだ発展途上にあり、昨年発出されたPIC/S GMP Annex15でもそれほど詳述されていない。
 疑問の多い洗浄バリデーションの手法や残留許容値の考え方について、最新動向ならびに演者の経験に基づく注意点などを分かり易く紹介する。

  1. 洗浄は交叉汚染対策の一手段でしかない
    1. 非日常的作業後の洗浄にも留意
    2. ホールドタイム (DHT・CHT) の設定
    3. 洗浄済設備を放置中に設備が汚染する?
    4. 床、壁の残留許容量はどう考えるか
  2. 洗浄バリデーション業務の進め方
  3. 洗浄バリデーションの妥当性確認・改善は継続する
  4. PATアプローチによるオンラインモニタリングの方向へ
  5. 残留許容値の設定
    1. 0.1%基準・10ppm基準の計算法と計算例
    2. 中毒量 (LD50) からの設定
    3. 投与量基準から毒性発現量基準へ
    4. Risk MaPPの論点
    5. 1日許容暴露量 (PDE) の算出法
    6. 治験薬には特別な配慮が必要
    7. NOELが不明の場合の一手法
    8. 遺伝毒性不純物はどう考えるか (ICH Q3は遺伝毒性薬物は対象外)
    9. ICH M7変異原性不純物ガイドラインの概要
  6. 洗浄バリデーションに先立つ適格性評価
  7. 洗浄方法の留意点
    1. 手洗浄のバリデーション
    2. 洗浄剤選定の留意点
  8. サンプリング方法の留意点
    1. サンプリング箇所の設定
    2. 接薬表面積の算出例
    3. 回収率試験の例
  9. 分析の留意点
  10. GMP査察での指摘事例
  11. 付録 GMP事例集、原薬GMPガイドライン、PIC/Sの推奨の記載内容
    • 質疑応答・名刺交換

講師

会場

芝エクセレントビル KCDホール
東京都 港区 浜松町二丁目1番13号 芝エクセレントビル
芝エクセレントビル KCDホールの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 85,500円 (税別) / 92,340円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 48,600円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上で全3コースお申込みの場合、
    1名あたり 45,000円(税別) / 48,600円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 85,500円(税別) / 92,340円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 97,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 145,800円(税込)
  • 2名様以上で2コースお申込みの場合、
    1名あたり 35,000円(税別) / 37,800円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 66,500円(税別) / 71,820円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 70,000円(税別) / 75,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 105,000円(税別) / 113,400円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/1/16 炎症性腸疾患における治療・薬剤選択の実際と今後の展望 オンライン
2025/1/17 遺伝子治療薬の開発・薬事戦略と承認取得 オンライン
2025/1/17 洗浄バリデーションでの洗浄方法選択、残留限度値とホールドタイム設定 オンライン
2025/1/17 CMC領域における資料作成とデータ・記録の運用管理の注意点 オンライン
2025/1/17 細胞培養 超入門講座 オンライン
2025/1/17 グローバル開発における承認申請のための医薬英語/英文ライティング入門 オンライン
2025/1/20 GMP業務の前に最低限知るべき12の重要事項 オンライン
2025/1/20 再生医療等製造施設におけるGCTP (製造管理・品質管理) 対応のポイントと査察対応 オンライン
2025/1/21 不具合発生の可能性を予測し、未然に原因を排除するための変更管理・逸脱管理 (リスクのクラス分類と運用の留意点) 東京都 オンライン
2025/1/21 原薬GMP基礎講座 オンライン
2025/1/21 相場観をふまえた医薬品ライセンス契約とライセンスフィー設定の課題 オンライン
2025/1/22 高効率を目的としたGVPにおける情報収集と自己点検、教育訓練 オンライン
2025/1/22 洗浄バリデーションの基礎と残留許容値、回収率設定の科学的根拠の示し方 オンライン
2025/1/22 無菌医薬品の滅菌選択順位の考え方と無菌性保証における無菌試験の限界、並びにパラメトリックリリースの推奨 オンライン
2025/1/23 基礎から学ぶ原薬の製造プロセス変更時の留意点と同等性評価のポイント オンライン
2025/1/24 GMP工場「設計/施工」「維持管理/保守点検」コース (2日間) オンライン
2025/1/24 GMP工場 (増築・新規構築) における設計/施工時の注意点とURSの具体的記載例 オンライン
2025/1/24 GMP省令が要求するQAの逸脱の防止対策とCAPA/変更管理 オンライン
2025/1/24 CMC試験におけるOOS・OOT 判断/発生時の対応 東京都 会場・オンライン
2025/1/27 局方/GMPに対応する不純物の評価・管理及び原薬出発物質の選定/妥当性/CQA・CPP設定 オンライン

関連する出版物

発行年月
2020/10/28 QMS/ISO関係をふまえた医療機器「プロセス」「滅菌」「包装」「ソフトウェア」バリデーションの進め方
2020/6/30 米国での体外診断用医薬品の開発/審査対応 実務集
2020/5/29 凍結乾燥工程のバリデーションとスケールアップおよびトラブル対策事例
2020/4/27 各国要求及び治験環境と現地の実情
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2020/1/30 凍結乾燥の最適な条件設定による品質の安定化 - ラボ機と生産機の性能の違いを反映させたスケールアップ -
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向
2019/4/24 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集
2018/11/30 希少疾患用医薬品の適応拡大と事業性評価
2018/10/30 高薬理活性医薬品封じ込めQ&A集 Part2
2018/9/28 腸内細菌叢を標的にした医薬品と保健機能食品の開発
2018/8/31 がん治療で起こる副作用・合併症の治療法と薬剤開発
2018/7/31 医薬品・医療機器・再生医療開発におけるオープンイノベーションの取り組み 事例集
2018/6/29 医薬品グローバル開発に必要な英語実務集
2018/5/30 GVP Module改訂をふまえたEU Pharmacovigilance規制の実装