技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

論理的なCTD (臨床パート) 作成ノウハウ講座

論理的なCTD (臨床パート) 作成ノウハウ講座

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、CTDについて基礎から解説し、近々に承認された免疫チェックポイント阻害剤、がん分子標的薬を題材に審査官が注視している項目を詳解いたします。

開催日

  • 2016年8月31日(水) 12時30分 17時00分

プログラム

第1部. 実際の審査報告書から学ぶがん領域における承認申請資料の必須メディカルライティング

~審査官の着眼点を見据えた論理的なCTD作成

(2016年8月31日 12:30〜14:00)

 本邦の抗がん剤市場は、2014年には約8500億円に達し薬効別で国内最大の市場となっています。特に肺がん市場は、免疫チェックポイント阻害剤や分子標的薬の承認が続くことで、今後急拡大すると予想されています。
 本講座では、今後需要増が見込まれる肺がん領域のCTD作成について、最近承認された免疫チェックポイント阻害剤等の作用機序を踏まえて、審査報告書から読み取れるポイントを参考にしながら考察します。

  1. はじめに
  2. 肺がん治療薬の承認動向
  3. 承認された免疫チェックポイント阻害剤及び分子標的薬
  4. 審査報告書から読み取れるポイント
  5. 今後の展望
    • 質疑応答

第2部. 実際の照会事項から学ぶ承認申請資料の必須メディカルライティング

~審査官の着眼点を見据えた論理的なCTD作成

(2016年8月31日 14:15〜16:45)

 本邦でも国際共同治験が数多く実施されるようになりましたが、国際共同治験結果に基づき国内申請する場合においても要求されるComplete Clinical Data Package (CCDP) としての完成度の高さには変わりがありません。
 本講座では、実際の照会事項の事例を基に国際共同治験結果に基づき国内申請する際の留意点について、PMDAが好んで用いる用語である「臨床的位置付け」の解釈について検討を加えつつ、治験実施前から明確化しておくべき開発戦略の要を考察します。
 なお、本講座はCTDの臨床部分のみにスポットを当てており、聴講対象者はCTD作成経験のある方を想定しておりますが、経験のない方でも理解できるよう平易な解説に心掛けますので初心者のご参加も歓迎致します。

  1. CTDに求められる文章及び書式の大原則
    1. メディカルライティングの基本
    2. 客観的で説得力のある文章とは
    3. 照会事項を出され易い文章の考察
    4. CTDにおける根拠の書き方
    5. CTDで用いる表の考察
    6. PMDAが求める2.7.6の考察
  2. PMDAが求めるCCDPとは
    1. ガイドラインに見るCCDPの概念
    2. 照会事項から学ぶPMDAが審査過程で注視している項目について
    3. 臨床試験において見られた統計学的有意差の臨床的意義について
  3. 臨床的位置付けについて
    1. 薬剤の特徴もしくは臨床試験結果に基づく有効性の考察が論理的に構築されているか
    2. 本邦の医療現場における必要性から見た当該薬の開発意義はあるか
    3. リスク&ベネフィットが客観的に考察されているか
  4. 日本が国際共同治験に参画する際の留意点とは
    1. 被験者背景について
    2. 日本人における至適用法・用量について
    • 質疑応答

全体質疑応答

(2016年8月31日 16:45〜17:00)

講師

  • 石田 啓介
    メディカルサービスネットワーク株式会社
    代表取締役
  • 幕田 尚幸
    株式会社メディライト
    代表取締役

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 48,600円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 45,000円(税別) / 48,600円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 54,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 97,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 145,800円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/29 原薬製造のプロセスバリデーション実施方法とスケールアップ・MF登録申請 オンライン
2024/11/29 非無菌医薬品における微生物学的品質管理の必要レベルと微生物限度試験法実施事例 2024 オンライン
2024/11/29 無菌医薬品 GMP入門 東京都 会場・オンライン
2024/11/29 動物用医薬品・体外診断薬における薬事規制と国内外市場動向 オンライン
2024/11/29 QMS構築によるオーバークオリティ判断と治験効率化にむけた活用 オンライン
2024/11/29 本邦におけるDecentralized Clinical Trial (DCT:分散型臨床試験) の現状と取り組み オンライン
2024/12/2 ペプチド医薬品原薬の製造プロセス開発とスケールアップの留意点 オンライン
2024/12/3 GMPバリデーションのポイントと失敗事例 オンライン
2024/12/3 バリデーション入門講座 オンライン
2024/12/4 医薬品不純物 (有機不純物、無機不純物、残留溶媒) の化学的及び安全性評価と管理ポイント オンライン
2024/12/4 承認申請プロセスに関わるPMDA提出資料 (CTD/照会事項回答) 作成のポイント オンライン
2024/12/4 バイオ医薬品の製造におけるプロセスバリデーションと注意点 オンライン
2024/12/4 エンドトキシン管理の要件と最新動向を踏まえた課題解決のアプローチ オンライン
2024/12/4 空調システムの維持管理とバリデーション オンライン
2024/12/4 GMP監査の基礎と実践 オンライン
2024/12/4 無菌医薬品包装規制および完全性評価手順・各種漏れ試験方法のポイント オンライン
2024/12/4 mRNA医薬品の基礎および設計・合成と製造のポイント オンライン
2024/12/5 監査を1日で終わらせるコツ オンライン
2024/12/5 造粒・打錠・コーティング製造技術とスケールアップ/打錠障害・品質異変の防止・対策 東京都 会場・オンライン
2024/12/5 医薬品承認申請書のコンプライアンスとグレー部分への対応 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応 (製本版 + ebook版)
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略 (製本版 + ebook版)
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略
2023/11/30 当局査察に対応した試験検査室管理実務ノウハウ
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション - (製本版 + ebook版)
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション -
2023/8/31 ゲノム編集の最新技術と医薬品・遺伝子治療・農業・水畜産物
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応 (製本版 + ebook版)
2023/2/28 mRNAの制御機構の解明と治療薬・ワクチンへの活用
2023/1/31 新規モダリティ医薬品のための新しいDDS技術と製剤化
2023/1/31 超入門 改正GMP省令セミナー
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法 (製本版 + ebook版)
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法
2022/11/30 抗体医薬品製造
2022/7/29 ペプチド医薬品の開発・事業化戦略および合成・分析・製造ノウハウ
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策 (製本版 + ebook版)