技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

データインテグリティに関する海外当局のGMP査察への対応

データインテグリティに関する海外当局のGMP査察への対応

~FDA, MHRA, WHOのガイダンスをふまえ~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2016年7月26日(火) 10時00分17時00分

プログラム

 本講座では、海外当局のデータインテグリティ査察指摘事例を交えながら、データインテグリティ対応を具体的に説明する。説明の流れは以下の通りであり、ERESやCSVに馴染みのなかった方にも十分理解していただけるよう、ERESとCSVの基礎から説明する。
 海外当局のGMP査察において、データインテグリティ不適合指摘が増加している (2013年〜2015年 PIC/S:16件 FDA:33件) 。MHRA (英国医薬品庁) が2015年1月~10月にかけ実施した製剤査察において指摘したデータインテグリティ不適合は339件であった。その内の121件がMajor指摘であり、20件のMajor指摘は出荷停止等の規制措置となった。
 このような中、MHRA (英国医薬品庁) は2015年1月に「データインテグリティの定義とガイダンス」を発出し、WHO (世界保健機関) も9月にドラフトガイダンスを発出した。さらに、2016年4月15日にFDAよりドラフトガイダンスが発出された。また、HPLCの試し打ちもFDAおよびPIC/Sの査察においてよく指摘されるが、MHRAおよびFDAは試し打ち不適合指摘への対応方法を公開している。
 このような状況を鑑み、米国PDA (Parenteral Drug Association) は「データインテグリティ行動規範」を公開した。PDAは、各企業がデータインテグリティ・ポリシーを制定するなどして、データインテグリティ規範を企業内に定着させることを期待している。

  1. ERESとCSVの基礎
  2. FDAのコンピュータ指摘とデータインテグリティ指摘
  3. PIC/Sのコンピュータ指摘とデータインテグリティ指摘
  4. PIC/Sのコンピュータ要件
  5. MHRAのデータインテグリティガイダンス
  6. WHOのデータインテグリティガイダンス (ドラフト)
  7. FDAのデータインテグリティガイダンス (ドラフト)
  8. HPLC試し打ち指摘に対するMHRAガイダンス
  9. HPLC試し打ち指摘に対するFDAガイダンス
  10. データインテグリティ行動規範 (PDA)
    • 質疑応答
      • CSV/ERESに関し、日常の業務において困っていることや疑問などにお答えします。事前質問は大歓迎ですが、準備の都合上、可能であれば2週間前までにご提出いただけると助かります。

付録CDに収載する解説文書と資料 (全140ファイル)

450スライドを超えるテキストと付録CDに収載する豊富な資料により、後日の復習やさらなる自習が可能である。また、「ERESとCSVの基礎」は、体系だった知識の再確認という意味で中級者にとってもたいへん有益な内容となっている。

  • 適正管理ガイドライン コメント挿入版 (44ページ)
  • カテゴリ分類とバリデーションアプローチ (24ページ)
  • スプレッドシートの管理とバリデーション (14ページ)
  • FDAのコンピュータ指摘107件 (66スライド)
  • FDAのデータインテグリティ指摘ウォーニングレター (18件)
  • PIC/SのGMP不適合報告 (コンピュータ指摘16件)
  • MHRAデータインテグリティ・ガイダンス (v1.1) 邦訳 (28ページ)
  • WHOデータインテグリティ・ガイダンス (ドラフト) 要旨訳 (11ページ)
  • FDAデータインテグリティ・ガイダンス (ドラフト) 要旨訳
  • HPLC試し打ち査察指摘とMHRA査察官の提案
  • HPLC試し打ち査察指摘に対するFDAガイダンス
  • FDA Part 11対訳 (17ページ)
  • FDAガイダンス Part 11 Scope and Application 対訳 (24ページ)
  • Annex 11 対訳 (8ページ)
  • Annex 11 に対するEMAのQ&A 対訳 (8ページ)
  • PIC/S査察官向けガイダンス PI 011 – 3 抜粋対訳 (31ページ)
  • 厚労省令第44号の解説・GMP編 (20ページ)
  • バリデーション文書例 (ワードファイル) “ バリデーション計画書 (15ページ) “ ユーザー要求仕様書 (10ページ) “ トレーサビリティマトリクス (9ページ) “ バリデーション報告書 (10ページ) その他、改正バリデーション基準、GMP事例集 (2013年版) など関連法令を多数収載

講師

  • 望月 清
    合同会社 エクスプロ・アソシエイツ
    代表

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 48,600円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 45,000円(税別) / 48,600円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 54,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 97,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 145,800円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/6/19 ゼロから理解したい人のためのCMC安定性試験レギュレーション オンライン
2025/6/19 臨床試験実施段階での臨床試験マネジメントとQMS実装のポイント オンライン
2025/6/20 医薬品製造現場におけるQuality Culture醸成とCAPAの推進 オンライン
2025/6/20 GMP工場の設備設計および維持管理のポイント オンライン
2025/6/20 分析法バリデーションのための統計解析入門と分析能パラメータ計算および基準値設定法入門 オンライン
2025/6/20 医薬品QA業務 実務講座 オンライン
2025/6/20 GMP超入門 オンライン
2025/6/20 振動分光法による医薬品原料の全数受入確認試験の事例およびPAT技術による製剤設計・工程設計の実践 オンライン
2025/6/20 化粧品GMP対応と品質保証のポイント 千葉県 会場
2025/6/20 注射剤 (凍結乾燥製剤) 内服固形剤 (PTP錠剤包装) 外用軟膏剤 (チューブ包装) の製剤・包装工程の適格性評価の進め方 東京都 会場・オンライン
2025/6/20 インドの医薬品産業の最新規制と知的財産制度 オンライン
2025/6/20 次世代のADC (抗体薬物複合体) の市場動向/知財の現状および位置選択的抗体修飾・安定リンカー技術 オンライン
2025/6/20 医薬品・医療機器における日欧米の包装規制の最新動向 オンライン
2025/6/20 ICH Q3D/元素不純物分析試験法設定及びバリデーション方法 オンライン
2025/6/23 非臨床試験における統計解析入門 オンライン
2025/6/23 体外診断薬の開発・事業化戦略と期待される要素技術 オンライン
2025/6/23 原薬製造のプロセスバリデーション実務・不具合事例 オンライン
2025/6/23 バイオ医薬品開発のためのタンパク質デザインと凝集・安定性への対応 オンライン
2025/6/23 医薬品/医療機器/再生医療等製品の開発に必要なGCP要求事項とSOPのライティング・維持管理 オンライン
2025/6/24 GMP基礎 (2日間講座) 東京都 会場

関連する出版物

発行年月
2020/10/28 QMS/ISO関係をふまえた医療機器「プロセス」「滅菌」「包装」「ソフトウェア」バリデーションの進め方
2020/6/30 米国での体外診断用医薬品の開発/審査対応 実務集
2020/4/27 各国要求及び治験環境と現地の実情
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向
2019/4/24 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集
2018/11/30 希少疾患用医薬品の適応拡大と事業性評価
2018/10/30 高薬理活性医薬品封じ込めQ&A集 Part2
2018/9/28 腸内細菌叢を標的にした医薬品と保健機能食品の開発
2018/8/31 がん治療で起こる副作用・合併症の治療法と薬剤開発
2018/7/31 医薬品・医療機器・再生医療開発におけるオープンイノベーションの取り組み 事例集
2018/6/29 医薬品グローバル開発に必要な英語実務集
2018/5/30 GVP Module改訂をふまえたEU Pharmacovigilance規制の実装
2018/5/18 創薬のための細胞利用技術の最新動向と市場
2018/4/25 統計学的アプローチを活用した分析法バリデーションの評価及び妥当性