技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

GCP入門講座

GCP入門講座

~GCP理解の近道と実践への応用~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、GCPについて治験依頼者、実施医療機関の立場で特に重要な項目を解説いたします。

開催日

  • 2016年3月23日(水) 12時30分 16時30分

プログラム

 GCPを理解し実践に反映するために重要なことは、GCPの制定主旨を理解することです。GCPの規定が何を守るためのものかを理解すれば、必然的にGCP要件 (条文) が理解でき、GCP実践場面での行動やさらには応用まで可能になります。逆に、その理解ができなければ、上辺だけのGCP対応になり、非効率的かつ応用も利きません。本講義では、治験を実施するうえでポイントとなる要件の制定主旨を理解します。そのためには先ず、試験の本質と運用、品質に対する考え方の理解が必要であり、それらの観点から治験依頼者、実施医療機関の立場で特に重要と思われる項目について解説します。なお、ここでは、全ての条文一つ一つの解説はしません。

Part 1. GCPが要求するもの

  1. GCPの背景
    1. 関連した規制と概念 (ICH-GCP, CFR, ISO9001, GAMP-5等)
    2. 覚えないといけない要件とそうでない要件
  2. 臨床試験の本質と運用を理解する
    1. 依頼者
      • 実施体制
        • 文書作成と管理
        • 治験の運用実施部門
        • 外部委託
      • Keyとなる文書
        • 治験実施計画
        • 症例報告書 (CRF)
        • 総括報告書
        • その他のGCP必須文書
    2. 医療機関
      • 医療実施体制
        • 責任医師とスタッフ
        • IRB (委員と事務局)
      • 薬剤・資材・記録の保管、電磁化対応
  3. 臨床試験における品質とは
    • 品質管理の考え方、品質確保に必要なもの

Part 2. GCP要件を念頭にした運用のポイントと事例

治験依頼者
  1. 手順書と必須文書
    1. 実際の運用
    2. 実施調査を意識した運用
  2. 施設選定
    1. 選定のポイント
    2. Risk Based Monitoring (RBM) を意識した運用
  3. 治験薬
    1. 準備と運用のポイント
  4. 安全性情報
    1. 情報の提供と収集
  5. モニタリング、監査
    1. 情報交換とは?
    2. 社内と医療機関での対応 (Onsite monitoringとOffsite monitoring)
    3. トレーニング (自分と相手) と記録
  6. 業務の委託
    1. 委託業務、合意の重要性
    2. 管理体制
実施医療機関
  1. 治験関係者の責務
    1. 要件の理解と必要なもの
    2. 役割分担の明確化
  2. IRBの役割
    1. 審議すべき事項
    2. 事務局の役割
  3. 被検者への対応
    1. 臨床試験・実施計画書の理解
    2. 同意の説明と確認
    3. 治験薬、併用薬
    4. 有害事象の対応
    5. 実施計画書からの逸脱
  4. 記録の作成と保存
    1. 原資料の考え方:ALCOAの理解と運用のギャップ
    2. 症例報告
    3. 必須文書の作成
    • 質疑応答

会場

江東区産業会館

第2会議室

東京都 江東区 東陽4丁目5-18
江東区産業会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき 43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき 23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/2/10 敗血症の病態/診断/治療の現状と医療現場が求める新薬像 オンライン
2025/2/12 (薬物) 国際共同治験とモニタリング 基礎知識 (Part 1) の習得 〜 応用力 (Part 2) を身につける オンライン
2025/2/12 (薬物) 国際共同治験のモニタリング業務で理解すべき基本的な関連法規 オンライン
2025/2/12 改正GMPを踏まえた医薬品品質システム (PQS) 構築と品質照査の実務・統計的手法の活用 オンライン
2025/2/12 局方/GMPに対応する不純物の評価・管理及び原薬出発物質の選定/妥当性/CQA・CPP設定 オンライン
2025/2/12 医療機器GCP入門 (解釈・運用・遵守) オンライン
2025/2/12 特定臨床研究での求められる信頼性レベル・逸脱対応と監査実施 (事例をふまえ) オンライン
2025/2/12 QA担当者が抑えるべきGMP適合性調査対応と査察当局による指摘事例と対策 オンライン
2025/2/12 高薬理活性物質を扱うマルチパーパス設備での洗浄評価基準と洗浄管理の留意点 オンライン
2025/2/12 製薬業界で必要となる創薬企画の発想法とBeyond-the-pill/Around-the-Pillのトレンド オンライン
2025/2/13 ニトロソアミン原薬関連不純物 (NDSRI) に対する分析技術、試験法開発 オンライン
2025/2/13 GMP文書・当局査察・監査時の英語表現と効果的な説明のポイント オンライン
2025/2/14 医薬品凍結乾燥の条件設定、設備、バリデーション、スケールアップおよび失敗事例と対策 オンライン
2025/2/14 洗浄バリデーションにおけるリスク評価と残留許容値設定/運用 オンライン
2025/2/14 試験検査室管理におけるGMP対応の重点チェックポイント オンライン
2025/2/17 規制当局GMP査察における指摘事項と重大な指摘を回避するための事前対応のポイント オンライン
2025/2/17 (薬物) 国内治験と国際共同治験のモニタリング業務の差異と実務対応力の習得 東京都 会場・オンライン
2025/2/17 リスクベースのGCP監査 オンライン
2025/2/17 具体的データ事例を用いた安定性試験の統計解析と開発段階に応じた規格設定 オンライン
2025/2/17 遺伝子治療用製品・細胞医薬品・ウイルスベクターコース (Dコース:CMC申請・薬事デザイン編) オンライン

関連する出版物

発行年月
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2020/1/30 凍結乾燥の最適な条件設定による品質の安定化 - ラボ機と生産機の性能の違いを反映させたスケールアップ -
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向
2019/4/24 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集
2018/11/30 希少疾患用医薬品の適応拡大と事業性評価
2018/10/30 高薬理活性医薬品封じ込めQ&A集 Part2
2018/9/28 腸内細菌叢を標的にした医薬品と保健機能食品の開発
2018/8/31 がん治療で起こる副作用・合併症の治療法と薬剤開発
2018/7/31 医薬品・医療機器・再生医療開発におけるオープンイノベーションの取り組み 事例集
2018/6/29 医薬品グローバル開発に必要な英語実務集
2018/5/30 GVP Module改訂をふまえたEU Pharmacovigilance規制の実装
2018/5/18 創薬のための細胞利用技術の最新動向と市場
2018/4/25 統計学的アプローチを活用した分析法バリデーションの評価及び妥当性
2018/1/30 バイオ医薬品のCTD-Q作成 - 妥当性の根拠とまとめ方 -
2017/9/29 疾患・病態検査・診断法の開発