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樹脂 & 樹脂系複合材の腐食劣化と対策および寿命予測

樹脂 & 樹脂系複合材の腐食劣化と対策および寿命予測

~溶液・腐食環境×樹脂材料×劣化~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2015年12月7日(月) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 樹脂・ 樹脂系複合材の腐食・劣化で課題を抱えている方
  • 樹脂・ 樹脂系複合材に関連する技術者、開発者、品質担当者

プログラム

 プラスチック材料あるいはFRP等の複合材料は、酸やアルカリ水溶液環境下でも腐食に耐える耐食性の高い材料であるが、それでも厳しい環境に長期間曝されると、溶液が浸透すると機械的強度が低下し、さらに高温高濃度では加水分解などを起こして劣化する。
 ここでは、酸・アルカリ水溶液環境におけるこれら劣化現象を腐食劣化と定義してその劣化形態に基づいた考え方と劣化機構について解説し、さらにその対策や寿命の推定方法について議論する。

  1. 耐食樹脂の化学構造と特徴
    1. 耐食性樹脂の種類と化学構造
      • 熱可塑性樹脂
      • 熱硬化性樹脂
    2. 化学構造と耐食性 ~エポキシ樹脂を例として~
      • 不飽和ポリエステル
      • ビニルエステル樹脂
      • エポキシ樹脂
      • 熱可塑性樹脂とふっ素樹脂
      • ゴム
    3. 耐食FRPと耐食積層構造
      • 耐食FRP
      • 耐食FRPライニング
      • 耐食積層構造
    4. 防食樹脂ライニング
      • 金属の防食
      • コンクリートの防食
      • シートライニング
  2. プラスチック材料の腐食劣化
    1. 耐食用途への適用事例
      • 耐食FRP
      • FRPライニング
      • フレークライニング
      • シートライニング
    2. 酸・アルカリ環境下における劣化事例
      • 劣化事例資料集
    3. 物理的劣化と化学的劣化
  3. 物理的劣化
    1. Fickの理想拡散とCaseⅡ
      • Fick則
      • CaseⅡ拡散
      • 溶解度パラメータ (SP)
    2. 可逆性
      • 湿潤強度と乾燥強度
    3. フィラーあるいは強化材の効果
      • フィラーによる加速効果
      • フレークによる抑制効果
  4. 化学的劣化
    1. 化学的劣化の3形態
    2. 表面反応型
      • 表面反応型の挙動
      • 化学反応
    3. 腐植層形成型
      • 腐食層形成型の挙動1 (平方根則)
      • 腐食層形成型の挙動2 (直線則)
      • 化学構造による検討
    4. 全面浸入型
      • 全面浸入型の挙動
      • 強度の変化
  5. 劣化の考え方と寿命推定法
    1. 統一的な劣化機構の解析手法
      • ポリアミドの腐食挙動
    2. 加速因子とアレニウスプロット
      • 温度
      • 濃度
      • 動的因子
    3. マスターカーブと寿命予測
      • サンドイッチモデル (腐食層形成型)
      • 浸入速度による評価 (全面浸入型)
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 久保内 昌敏
    東京科学大学 物質理工学院 応用化学系
    教授

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5F 第1講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

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お問い合わせ

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受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
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