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食品の冷凍・貯蔵・解凍における品質問題と対策

食品の冷凍・貯蔵・解凍における品質問題と対策

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、冷凍・貯蔵・解凍のメカニズムと品質問題を論じたのちに、AFPをはじめとする氷結晶制御物質の基礎と、食品への応用に際して留意すべきポイントについて、最新の研究動向を踏まえながら解説します。

開催日

  • 2015年8月27日(木) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 食品の冷凍・貯蔵・解凍に関連する技術者、開発者、研究者
  • 食品の品質管理担当者

修得知識

  • 冷凍の基礎
  • 食品の冷却・凍結過程
  • 食品の冷蔵・凍結貯蔵中における変化
  • 氷結晶制御物質の基礎
  • 氷結晶制御物質の食品への応用
  • 食品冷凍におけるトラブルと対応策、未然防止策
  • 食品冷凍の最新技術動向

プログラム

 冷凍技術は、食品本来の状態を維持したまま保存可能であるという点で、極めて優れた保存技術です。しかし、安全かつ高品質な冷凍食品を実現するためには、冷凍・貯蔵・解凍の基本的なメカニズムを理解して、それぞれの過程を適切に管理することが重要となります。特に食品中の水の状態変化を制御することがポイントですが、近年、不凍タンパク質 (AFP) を利用して凍結・解凍時の品質劣化を抑制する技術が開発され、既に冷凍食品への応用が始まっています。
 本講座では、冷凍・貯蔵・解凍のメカニズムと品質問題を論じたのちに、AFPをはじめとする氷結晶制御物質の基礎と、食品への応用に際して留意すべきポイントについて、最新の研究動向を踏まえながら解説します。

  1. 冷凍による食品の品質保持の原理
    1. 食品の品質劣化の要因
    2. 低温操作が品質劣化要因におよぼす影響
  2. 食品の低温保存温度帯
    1. 冷蔵
    2. 冷凍
    3. チルドその他
  3. 食品の冷却・凍結過程
    1. 水の状態変化
    2. 氷核生成から過冷却解消、氷結晶の生成
    3. 凍結濃縮と共晶、ガラス転移
    4. 凍結条件が食品の品質におよぼす影響
  4. 食品の冷蔵および凍結貯蔵中における変化
    1. 冷蔵時の変化
    2. 凍結貯蔵時の変化
  5. 食品の解凍過程
    1. 解凍時における水の状態変化
    2. 解凍条件が食品の品質におよぼす影響

会場

江東区産業会館

第1会議室

東京都 江東区 東陽4丁目5-18
江東区産業会館の地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

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