技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

パワーデバイス技術の基礎・周辺材料技術と、SiCパワーデバイスの実際・最新動向

今さら聞けない

パワーデバイス技術の基礎・周辺材料技術と、SiCパワーデバイスの実際・最新動向

~2日間パワーデバイス徹底解説セミナー:Aコース~
東京都 開催 会場 開催

関連セミナーとの同時申し込みで特別割引にて受講いただけます。

概要

本セミナーでは、パワーデバイス技術の基礎・周辺材料技術と、SiCパワーデバイスの実際・最新動向について詳解いたします。

開催日

  • 2015年6月29日(月) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • SiC半導体、GaN半導体、パワーデバイスに関連する技術者
    • 電気・エネルギー関連
    • 電力変換回路
    • 自動車
    • ハイブリッド車
    • 電気自動車
    • 電車
    • PC
    • 家電
    • エレベータ
    • インバーター
    • 無停電電源装置 など

修得知識

  • シリコン、SiCならびにGaNパワーデバイスの最新技術動向
  • SiC/GaNパワーデバイスの特長と課題
  • SiCデバイス特有の設計、プロセス技術、さらにはSiCパワーデバイス実装技術

プログラム

 シリコンIGBTは1985年に初めて製品化されて以来、その技術革新には目覚ましいものがある。そして現在ではハイブリッドカーなど、その適用範囲をますます広げ、パワーエレクトロニクス機器のキーデバイスとして中心的な役割をしている。そのIGBTも、シリコンの物性値で決まる特性限界が近づきつつあると言われており、市場の関心はシリコンデバイスからSiCやGaNデバイスにいつ本格的に移行するかというところにある。このSiCパワーデバイスであるが、インバータエアコン、産業用インバータ、電鉄など最近ようやくSiCを搭載したパワーエレクトロニクス機器も適用・販売され始めてきた。また、GaNパワーデバイスも、昨年600Vクラス素子の量産が発表されさらに4.5kW太陽光PCSに搭載・販売が開始された。
 SiCパワーデバイスの開発はいったいどこまで進んでいるのか、またどんな課題が残っているのか。SiCデバイスの構造設計やプロセス技術の最新状況を詳細に解説し、シリコンならびにGaNパワーデバイスと比較しながらSiCパワーデバイスの課題や今後の動向についてわかりやすく説明する。また高温・高周波動作に対応する最近の実装技術についても解説する。

  1. パワーデバイスの現状
    1. どんな用途に何が使われているのか?
    2. パワーデバイスに要求される特性は何なのか
  2. 最新シリコンIGBTの進展と課題
    1. なぜIGBTがパワーデバイスの主役になったのか
    2. 最新IGBTの現状
    3. IGBT特性改善を支える技術
    4. 薄ウェハ化の限界
  3. SiCパワーデバイスの現状と課題
    1. そもそもなぜSiCなのか
    2. 何がSiCとGaN適用領域の違いを決めるのか
    3. SiC-MOSFETがいいのかSiC-IGBTがいいのか
    4. 高温動作ができると何が良いのか
    5. SiCウェハができるまで
    6. ステップ制御エピタキシとは
    7. SiC-SBDそしてSiC-MOSFET開発へ
    8. SiCパワー半導体の適用製品発表例:鉄道、産業
    9. 最近のSiCトピックスから見えること
    10. SiC-MOSFETの課題
    11. SiC-MOSFET作成プロセスの特徴
    12. SiCデバイスのイオン注入工程
    13. インプラ・アニール工程での問題点
    14. ゲート酸化膜の形成方法
    15. 界面準位のMOSFET特性への影響
    16. チャネル移動度の報告例
    17. ゲート電圧印加後のしきい値変動
    18. SiCデバイス信頼性のポイント
    19. 更なる特性を目指して:SiCトレンチMOSFETの開発
  4. GaNパワーデバイスの現状と課題
    1. なぜGaNパワーデバイスなのか?
    2. 最近のトピックス
    3. Si基板上へのMOCVDによるエピ膜成長
    4. SiC・GaNデバイスの対象領域
    5. GaN-HEMTデバイスの特徴
    6. ノーマリ-オフ特性
    7. GaN-HEMTのノーマリ-オフ化
    8. GaN-HEMTの課題
    9. Current Collapse現象メカニズム
    10. Current Collapse対策
  5. 高温・高周波対応実装技術
    1. パワーデバイス動作中の素子破壊例
    2. 高温対応封止材
    3. SiC-MOSFET新型モジュール外観と断面
  6. まとめ
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 岩室 憲幸
    筑波大学 数理物質系 物理工学域
    教授

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

4F 第1グループ活動室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。

2コース申込割引について

2コース申込の受講料

割引対象セミナー

本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/2/3 設計者CAEのための材料力学 (理論と手計算) オンライン
2025/2/10 オフライン電源の設計 (2日間) オンライン
2025/2/10 オフライン電源の設計 (1) オンライン
2025/2/18 オフライン電源の設計 (2) オンライン
2025/3/7 設計者CAE 構造解析編 (強度) オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/11/29 パワーデバイスの最新開発動向と高温対策および利用技術
2024/9/13 世界のAIデータセンターを支える材料・デバイス 最新業界レポート
2024/8/30 次世代パワーデバイスに向けた高耐熱・高放熱材料の開発と熱対策
2024/6/19 半導体・磁性体・電池の固/固界面制御と接合・積層技術
2022/12/16 金属ナノ粒子の合成・設計・制御と応用技術
2022/9/20 金属の接合と異種金属接合への応用
2022/6/17 2022年版 電子部品市場・技術の実態と将来展望
2022/6/13 パワー半導体〔2022年版〕 (CD-ROM版)
2022/6/13 パワー半導体〔2022年版〕
2021/12/10 2022年版 スマートデバイス市場の実態と将来展望
2021/10/29 金属ナノ粒子、微粒子の合成、調製と最新応用技術
2021/6/18 2021年版 電子部品・デバイス市場の実態と将来展望
2020/12/25 金属ナノ粒子の合成/構造制御とペースト化および最新応用展開
2020/12/11 2021年版 スマートデバイス市場の実態と将来展望
2020/7/17 2020年版 電子部品・デバイス市場の実態と将来展望
2019/7/19 2019年版 電子部品・デバイス市場の実態と将来展望
2018/11/30 EV・HEV向け電子部品、電装品開発とその最新事例
2018/1/10 SiC/GaNパワーエレクトロニクス普及のポイント
2016/9/30 電磁波吸収・シールド材料の設計、評価技術と最新ノイズ対策
2016/6/28 異種材料接着・接合技術