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耐熱性向上・強靭化を目的とした樹脂の分子複合化

耐熱性向上・強靭化を目的とした樹脂の分子複合化

~ポリウレタン、エポキシ樹脂、ポリベンゾオキサジン、ポリイミド~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、ポリウレタン、エポキシ樹脂、ポリベンゾオキサジン、ポリイミドを分子複合化の素材として取り上げ、いろいろな分子複合化の手法で耐熱性や靱性などがどのように変化するかを例を挙げて解説いたします。

開催日

  • 2015年4月27日(月) 13時00分 16時30分

修得知識

  • 各種樹脂の特徴
  • ポリイミドの基礎
  • ポリウレタンの基礎
  • エポキシ樹脂の基礎
  • ポリベンゾオキサジンの基礎

プログラム

 樹脂の耐熱性は樹脂の最も重要な基本物性であり、使用環境や成形条件などによって選ばれる樹脂が決まる。樹脂の耐熱性や靱性は樹脂の分子構造によっておおよそ決まるが、分子複合化の手法でもかなりの範囲で制御できる。熱可塑性樹脂は強靭な樹脂もあるが、耐熱性向上が望まれる場合が多い。
 一方、特に熱硬化性樹脂は耐熱性はかなり保障されているが、靱性に劣って脆いことが大きな欠点である。

  1. 樹脂の耐熱性と靱性
    1. 物理的耐熱性
    2. 化学的耐熱性
    3. 樹脂の種類と耐熱性
    4. 樹脂の種類と靱性
  2. 各種樹脂の特徴
    1. ポリイミドの基礎
    2. ポリウレタンの基礎
    3. エポキシ樹脂の基礎
    4. ポリベンゾオキサジンの基礎
  3. 分子複合化の例
    1. ポリウレタンの高性能化
      1. 耐熱性向上を目的とした分子複合化
        • ポリイミドの利用
        • ポリベンゾオキサジンの利用
    2. エポキシ樹脂の高性能化
      1. 強靭化を目的とした分子複合化
        • 液状ゴムの利用
        • 熱可塑性樹脂の利用
      2. 耐熱性向上を目的とした分子複合化
        • 耐熱性高分子の利用
        • 無機物の利用
    3. ポリベンゾオキサジンの高性能化
      1. 耐熱性向上を目的とした分子複合化
        • ポリイミドの利用
        • 無機物の利用
      2. 靱性向上を目的とした分子複合化
        • 液状ゴムの利用
        • 高分子量前駆体の利用
        • シリコーンの利用
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 竹市 力
    豊橋技術科学大学 環境・生命工学系
    名誉教授 / シニア研究員

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5F 第3講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,000円 (税別) / 41,040円 (税込)
複数名
: 20,000円 (税別) / 21,600円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 20,000円(税別) / 21,600円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 38,000円(税別) / 41,040円(税込)
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  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

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