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微小液滴・インクジェットインクのレオロジー&濡れ性の基礎と測定

微小液滴・インクジェットインクのレオロジー&濡れ性の基礎と測定

~インクジェットインク・微小液滴に界面&レオロジーから迫る~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2015年1月26日(月) 13時00分 16時30分

受講対象者

  • ゲル状・粘弾性をもった製品に携わる技術者
    • インク
    • 塗料
    • 食品
    • 高分子
    • 医薬品
    • 化粧品 など
  • レオロジー、粘弾性に関連する技術者
    • 表面処理
    • 界面・表面分析
    • 分散系

修得知識

最適性能を有する粒子分散系インクを印刷プロセスと関連づけて設計するための知識を得ることができます。具体的には高分子希薄溶液の粘弾性、サスペンションレオロジー、界面活性剤の拡散と動的表面張力、印刷面に対するぬれ性と浸透性などであり、これらを総合的に結びつけて解釈するコツがわかるようになります。

プログラム

 インクジェットインクは媒体に微粒子が分散した低濃度分散系あるいは低濃度高分子溶液としてモデル化されます。
 このセミナーでは低濃度分散系と高分子溶液のレオロジーをメカニズムに基づいて概説し、インクジェットインクのレオロジーコントロールのための指針について説明します。インクジェットにおいてはバルクのインクから液滴が吐出されますが、このときインクには新しい液面が形成されます。また、インクは液体状態で紙やプラスチックなどに印刷され、乾燥や化学反応などを経て固体塗膜となります。この過程に密接に関連しているのはぬれ性に関する界面化学ですので、その基礎についても概説します。さらに、実際のインクジェットインクにおける粘弾性と界面化学に関する測定例ついても紹介します。

  1. インクジェットインクのレオロジー
    1. 粘度と粘弾性の基礎
      1. ニュートン流動
      2. 非ニュートン流動
      3. 動的粘弾性
    2. 分散系と高分子溶液のレオロジー
      1. 非凝集分散系のレオロジー
      2. 凝集分散系のレオロジー
      3. 高分子希薄溶液のレオロジー
    3. インクジェットインクのレオロジーに関する実測例とその解析
      1. 擬塑性流動
      2. 粘弾性挙動
      3. 伸長粘度
  2. インクジェットインクの界面化学
    1. 表面張力
      1. 表面張力と表面自由エネルギー
      2. 臨界表面張力
    2. 動的表面張力
      1. 界面活性剤の拡散と動的表面張力
      2. 動的表面張力の測定
      3. インクジェットインクの動的表面張力に関する実測例
    3. 固液界面における濡れと接触角
      1. 濡れ性と接触角
      2. 接触角と液体の流動
      3. 表面の幾何学と濡れ性
      4. インクジェットインクの濡れ性と浸透性に関する測定例
    • 質疑応用・名刺交換

講師

会場

大田区産業プラザ PiO

6F D会議室

東京都 大田区 南蒲田1-20-20
大田区産業プラザ PiOの地図

主催

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お問い合わせ

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受講料

1名様
: 38,000円 (税別) / 41,040円 (税込)
複数名
: 20,000円 (税別) / 21,600円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 20,000円(税別) / 21,600円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 38,000円(税別) / 41,040円(税込)
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    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 60,000円(税別) / 64,800円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

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