技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

バイオ医薬品製造における機器・設備の洗浄方法と洗浄バリデーションの実際

バイオ医薬品製造における機器・設備の洗浄方法と洗浄バリデーションの実際

~バイオ医薬品特有の洗浄のポイント・留意点・残留許容値設定の根拠~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2013年10月29日(火) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 医薬品・製薬における洗浄バリデーションの担当者、管理者

修得知識

  • 洗浄におけるバイオ医薬品特有の要求事項と留意点
  • 洗浄バリデーションにおけるCQAとCPP
  • 洗浄バリデーションの実施手順

プログラム

PIC/Sを初め、FDAやICH、WHOなどグローバルな視点でのバイオ医薬品製造における洗浄バリデーションに関する法規制状況、及びPIC/SのGMP査察時の注目ポイントや米国FDAやEMA、日本の厚生労働省などの洗浄バリデーションに関する考え方を紹介する。また、洗浄バリデーションを実施するに当たってのリスクアセスメントのアプローチと洗浄工程を一つのプロセスとしてとらえたプロセスバリデーションの考え方を紹介する。特に、洗浄工程における重要品質特性 (CTQ) と重要工程パラメーター (CPP) を十分把握した上での工程設計と管理の方法を紹介する。また、バイオ医薬品の製造では特に重要となるクロマトグラフィー精製工程における洗浄バリデーションの考え方と手法を紹介すると共に、残留基準値をどのように設定し管理すべきかを紹介する。

洗浄におけるバイオ医薬品特有の要求事項と留意点

  1. 各規制当局におけるレギュレーションと洗浄バリデーションの位置付け
    1. GMPと品質保証
    2. 洗浄バリデーションとは?
    3. 洗浄バリデーションに関係するPIC/S GMPガイドライン
    4. 洗浄バリデーションに関する日米欧 (三極) の考え方 PIC/S,ICH (Q7) ,APIC,WHO,US FDA,日本
  2. バイオ医薬品製造における洗浄バリデーションの実際
    1. バイオ医薬品の製造技術とその特殊性
    2. 洗浄プロセスの開発手順と重要プロセスパラメータ
    3. バイオ医薬品の洗浄バリデーションにおける代表サンプル
    4. バイオ医薬品製造における洗浄バリデーションとモニタリング
    5. 洗浄バリデーション後の管理
      バイオ医薬品製造機器・設備の洗浄とバリデーション
  3. バイオ医薬品製造設備
    1. 培養槽
    2. クロマトグラフィー装置
    3. 大型クロマトグラフィーカラム
    4. UF・DF膜分離装置
  4. クロマトグラフィープロセスの洗浄バリデーション
    1. クロマトグラフィーシステムの洗浄とバリデーション
    2. クロマトグラフィーカラムの洗浄とバリデーション
    3. クロマトグラフィー担体 (ゲル) の寿命
      洗浄バリデーションの実施手順、残留許容値設定の根拠
  5. バイオ医薬品の残留基準値の設定根拠
    1. バイオ医薬品製造における除去対象物
    2. バイオ医薬品製造許容基準値の考え方
  6. リスク分析に基づく洗浄プロセスの管理パラメータ
    1. 残留許容値の考え方と科学的根拠
    2. リスクレベルとGMP管理による設定
  7. サンプリング方法とその問題点
    1. サンプリング法
    2. 回収率の評価
  8. 分析法とそのバリデーション
    1. 特異的分析法と非特異的分析法
    2. 分析法バリデーション
    • 質疑応答

講師

会場

大田区産業プラザ PiO

6F C会議室

東京都 大田区 南蒲田1-20-20
大田区産業プラザ PiOの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,667円 (税別) / 44,800円 (税込)
複数名
: 35,667円 (税別) / 37,450円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/9/11 GCP監査実施におけるQMSの考え方とCAPA作成のトレーニング方法 オンライン
2024/9/11 アメリカの医療保険制度・規制当局の考え方をふまえた医療機器のFDA規制対応 オンライン
2024/9/11 FDA DMF (Type III) の各ファイルの作成方法と事例及びFDA照会対応 オンライン
2024/9/13 医薬品製造・品質管理におけるキャリブレーションシステム構築と許容値設定・DI対応 オンライン
2024/9/18 Computer Software Assuranceセミナー オンライン
2024/9/24 FDA DMF (Type II,IV) (Type III) の各ファイルの作成方法と事例及びFDA照会対応 (2日コース) オンライン
2024/9/24 FDA DMF (Type II,IV) の各ファイルの作成方法と事例及びFDA照会対応 オンライン
2024/9/24 FDA DMF (Type III) の各ファイルの作成方法と事例及びFDA照会対応 オンライン
2024/9/25 CAPAの具体的な実施方法セミナー オンライン
2024/9/27 医薬品の多様性を考慮した外観目視検査における要求品質の明確化と異物低減対策の具体的ポイント オンライン
2024/9/27 事例解説から学ぶ日常業務の効率化とその実施の信頼性確保 オンライン
2024/9/27 ファーマコメトリクス/クリニカルファーマコメトリクス オンライン
2024/9/27 ICH Q2 (R2) 、Q14をふまえた承認申請時の分析法バリデーションの留意点 オンライン
2024/10/10 データインテグリティの具体的な手順書作成セミナー オンライン
2024/10/17 医薬品品質リスクマネジメントセミナー オンライン
2024/10/30 GMP対応工場「設計/施工」「維持管理/保守点検」コース (全2コース) オンライン
2024/10/30 GMP対応工場における設備・機器の維持管理 (保守点検) と設備バリデーションの実際 オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品 (抗体医薬品) の特性解析・構造決定と得られたデータの品質管理への活用 オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品における各種試験方法の適切な精度管理と分析法バリデーションの実施方法 オンライン
2024/10/30 GMP対応工場 (増築・新規構築) における設計/施工時の注意点とURSの具体的記載例 オンライン

関連する出版物

発行年月
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価
2021/8/31 創薬研究者・アカデミア研究者が知っておくべき最新の免疫学とその応用技術
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請 (製本版+ebook版)
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール (書籍 + ebook版)
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ
2020/12/24 バイオ医薬品 (抗体医薬品) CTD-CMC記載の要点
2020/10/28 QMS/ISO関係をふまえた医療機器「プロセス」「滅菌」「包装」「ソフトウェア」バリデーションの進め方
2020/6/30 米国での体外診断用医薬品の開発/審査対応 実務集
2020/5/29 凍結乾燥工程のバリデーションとスケールアップおよびトラブル対策事例
2020/4/27 各国要求及び治験環境と現地の実情
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2020/1/30 凍結乾燥の最適な条件設定による品質の安定化 - ラボ機と生産機の性能の違いを反映させたスケールアップ -
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向