技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

「EDC管理シート」記載事例と手順書作成 / 治験・製販後部門におけるCSV実施・ER/ES指針対応方法

「EDC管理シート」記載事例と手順書作成 / 治験・製販後部門におけるCSV実施・ER/ES指針対応方法

~2日間コース~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーは「ECD管理シート、ER/ES指針、CSV」のセミナーを2テーマセットにしたコースです。
セット受講で特別割引にてご受講いただけます。
通常受講料 : 89,500円 → 割引受講料 63,000円

開催日

  • 2013年9月19日(木) 13時00分 16時30分
  • 2013年9月20日(金) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • EDCに関連する技術者、管理者
  • 各査察対応の担当者

修得知識

  • EDCを利用する治験での留意点
  • 査察時に実施すべき事項
  • 医療機関側に対して対応準備を依頼しておかなければならない事項
  • 手順書の作成方法とポイント
  • 治験・製販後部門における具体的なCSV実施方法
  • 電子文書・電子データを管理するためのSOPの内容
  • 難解なER/ES指針や上位法令に関するポイント
  • ALCOAの原則
  • 治験・製販後部門における具体的なCSV実施方法

プログラム

2013年9月19日 「EDC管理シート」記載事例と手順書作成

 EDCに関する査察は、2009年頃から開始されてきましたが、いよいよ本格的な査察が実施されることとなりました。PMDAは、2013年3月27日に「EDC管理シート」を発表いたしました。
 「EDC管理シート」は、これまで適合性性調査 (査察) で使用してきた「EDCチェックシート」を置き換えるものです。EDCを使用した治験や製販後調査に適用されます。
GCPやGPSPにおける書面調査の際には、「EDC管理シート」を記載しPMDAに提示することが求められます。「EDC管理シート」では、GCP (GPSP) 省令に準拠することはもとより、ER/ES指針に対応することが強く求められています。
 2012年の夏には、あるEDCシステムの不具合が発見され、再審査に支障をきたすというような事態も発生しました。今後、EDCシステムを導入する際、ベンダーオーディットを実施することと、CSVの厳重な実施は必須です。
 さらに「EDC管理シート」では、多くの手順書の作成が求められています。
 EDC管理シート対応のための手順書は、すでにEDCを運用してきた企業でも整備しておくことが必要です。
 本セミナーでは、手順書のサンプルを配布し解説をいたします。

  1. 規制当局の査察について
    • EDCを使用した治験・製販後試験の査察はこのように行われる
    • 電子化における規制当局の懸念と電磁的記録に関する信頼性調査
    • 査察事前チェック項目
  2. EDC導入の課題と留意点
    • どのEDCを選択するべきか
    • EDC導入・運用における体制について
    • ベンダーオーディット実施のポイント
    • バリデーション (CSV) 実施の留意点とポイント
    • EDC導入によってモニタリングがどう変わるか
  3. 「EDC管理シート」の記入方法とポイント
  4. EDCを使用するために揃えておくべき手順書とその作成方法 (サンプル配布)
    • 治験等の情報の設定内容に関するバリデーションの手順書
    • ユーザーの登録申請から ID/ パスワードの交付、ユーザーの確認、登録したユーザーの削除のための手順書
    • ユーザーによる ID/ パスワードの使用に関する手順書
    • セキュリティに関するユーザーの教育訓練手順書
    • 保存情報の修正に関する手順書 (治験実施中)
    • 監査証跡の閲覧のための手順書 (治験実施中)
    • 保存情報の修正に関する手順書 (治験終了後)
    • 監査証跡の閲覧のための手順書 (治験終了後)
    • データのバックアップ及びリカバリーの手順書 (治験実施中)
    • データのバックアップ及びリカバリーの手順書 (治験終了後)
    • 終了後の保存に関する手順書
    • 電子署名に関するポリシー、ガイダンス
    • 電子署名本人認証利用のための手順書
    • 質疑応答・名刺交換

2013年9月20日 治験・製販後部門におけるCSV実施・ER/ES指針対応方法

 EDCシステムをはじめ、治験・製販後部門においてコンピュータシステムを利用した業務の信頼性保証に関心が高まっています。
 2013年3月27日には、PMDAから「EDCを利用した治験、製造販売後臨床試験及び使用成績調査に係る適合性調査等の実施手続きについて」と題した通知が発出されました。本通知は「EDC管理シート」の作成、提出を求めるものです。
 また、2013年7月1日には、厚労省 審査管理課から「治験関連文書における電磁的記録の活用に関する基本的考え方について」が発出されました。
 しかしながら、コンピュータ化システムバリデーション (CSV) に関するセミナーや書籍は、GMPを中心としたものが多く、臨床試験等に特化したものが少ないようです。
 製薬業界で一般に使用されているGAMPも、GMPにおけるコンピュータ化システムを中心に記載され、かつ難解です。
 治験・製販後部門においてCSVを実施する場合には、どのような留意点があるのでしょうか。
 また、EDCをはじめ、治験関連文書を電子化するためには、ER/ES指針やその上位法令を遵守する必要があります。
 また、多くのSOPを作成しなければなりません。しかしながら、ER/ES指針等は難解です。いったいどのような対応をすれば良いのでしょうか。
 さらに医療機関においては、ALCOAの原則に基づいて原データ、原資料を収集しなければなりません。
しかしながら、ALCOAに関しては、一般に正しく理解されていないのが現状です。
 日本と欧米の臨床試験の実施方法や査察方法にも大きな違いがあります。
 治験依頼者はリスクに基づいたSDVを実施することが求められています。
 電子化が進む中、ALCOA原則を守り、SDVを実施するには、どのような点に注意しなければならないのでしょうか。
 本セミナーでは、治験・製販後部門におけるCSVの具体的な実施方法、電子データや電子文書を管理するための留意点や、ER/ES指針や上位法令、ALCOAの原則、SOPの作成方法などについてわかりやすく解説いたします。

  1. CSV概要
    • バリデーションとは
    • CSV (Computerized System Validation) とは
    • GAMPとは
    • GAMPを臨床試験に適用する方法
    • 臨床試験におけるコンピュータシステム
    • 臨床試験におけるCSV実施方法
  2. ER/ES指針概要
    • 電子化におけるリスクとは
    • ER/ES指針とは
    • 真正性、見読性、保存性とは
    • 監査証跡の重要性
    • 紙が正か電子が正か
    • Excelの問題点と信頼性保証の留意点
    • 生データと電子生データの違いとは
  3. 日本と欧米の査察方法の違いについて
    • 臨床試験における生データとは
    • 申請資料のトレーサビリティについて
    • ALCOAとは
    • 医療機関における原データ、原資料の管理について
    • リスクベースのSDVについて
    • 米国の電子記録に関する規制要件、ガイダンス
    • FDA査察について
    • QAと監査の違いについて
  4. SOPの作成方法
    • CSV SOPの具体例と作成方法
    • ER/ES対応SOPの具体例と作成方法
    • 治験関連文書の電子化のためのSOPの具体例と作成方法
    • Excelの管理に関するSOPの具体例と作成方法

講師

  • 村山 浩一
    株式会社 イーコンプライアンス
    代表取締役

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん
東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 60,000円 (税別) / 63,000円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/12/2 ペプチド医薬品原薬の製造プロセス開発とスケールアップの留意点 オンライン
2024/12/3 GMPバリデーションのポイントと失敗事例 オンライン
2024/12/3 バリデーション入門講座 オンライン
2024/12/4 医薬品不純物 (有機不純物、無機不純物、残留溶媒) の化学的及び安全性評価と管理ポイント オンライン
2024/12/4 バイオ医薬品の製造におけるプロセスバリデーションと注意点 オンライン
2024/12/4 エンドトキシン管理の要件と最新動向を踏まえた課題解決のアプローチ オンライン
2024/12/4 承認申請プロセスに関わるPMDA提出資料 (CTD/照会事項回答) 作成のポイント オンライン
2024/12/4 空調システムの維持管理とバリデーション オンライン
2024/12/4 GMP監査の基礎と実践 オンライン
2024/12/4 無菌医薬品包装規制および完全性評価手順・各種漏れ試験方法のポイント オンライン
2024/12/4 mRNA医薬品の基礎および設計・合成と製造のポイント オンライン
2024/12/5 造粒・打錠・コーティング製造技術とスケールアップ/打錠障害・品質異変の防止・対策 東京都 会場・オンライン
2024/12/5 医薬品承認申請書のコンプライアンスとグレー部分への対応 オンライン
2024/12/5 ICH Q5A ウイルス安全性評価/外来性感染性物クリアランス評価コース オンライン
2024/12/5 ICH Q5A ウイルス安全性評価/品質審査での論点と次世代シーケンシング利用/薬事申請に当たっての留意点 オンライン
2024/12/5 ADCを含む次世代抗体医薬の知財戦略および強い特許明細書・クレームの書き方 オンライン
2024/12/6 効率的・効果的な監査証跡レビュー対応の考え方 オンライン
2024/12/6 現場の視点で考える効果的な洗浄バリデーションのポイントと継続的な検証 オンライン
2024/12/6 GMPが空調設備に求める交叉汚染防止要件とその管理 オンライン
2024/12/6 コンピュータシステムバリデーション (CSV) で要求される各規制・ガイドラインの理解 オンライン

関連する出版物

発行年月
2013/2/27 リスクマネジメント・CAPA(是正措置・予防措置)導入手引書
2013/2/5 放射線医療(癌診断・治療) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/2/5 放射線医療(癌診断・治療) 技術開発実態分析調査報告書
2013/1/28 造粒・打錠プロセスにおけるトラブル対策とスケールアップの進め方
2012/3/29 治験中 / 市販後における3極安全性情報の収集・報告・評価実務と相違
2012/3/13 超入門 GMP基礎セミナー
2012/3/5 育毛剤・発毛剤 技術開発実態分析調査報告書
2012/2/16 システムの適格性確認および回顧的バリデーションの具体的実施方法
2012/2/14 LIMS導入に関する導入の留意点セミナー
2012/2/9 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応のための「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2012/1/20 24年度診療報酬改定におけるDPC評価の全貌
2011/12/22 光学活性医薬品開発とキラルプロセス化学技術
2011/12/14 QCラボにおける厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応セミナー
2011/12/10 製薬大手5社 技術開発実態分析調査報告書
2011/12/8 最新のCSV動向および21 Part 11も視野に入れたFDA査察対応方法
2011/11/7 eCTD申請 「-ここまで身近になったeCTD申請-」
2011/9/1 厚労省ER/ES指針対応実施の手引き
2011/8/29 グローバルスタンダード対応のためのCSV実施方法
2011/8/24 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応 "SOP作成"実践講座
2011/8/3 「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法