技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

品質試験における生データの取り扱い・QC/QAとPIC/S加盟を見据えた試験室のGMP管理

品質試験における生データの取り扱い・QC/QAとPIC/S加盟を見据えた試験室のGMP管理

~最低限抑えておかなければならないポイント~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2013年2月27日(水) 10時30分 16時20分

受講対象者

  • 医薬品に関連する技術者、担当者

修得知識

  • 製品のライフサイクルと製造販売承認申請
  • 新医薬品の製造販売承認申請
  • 資料・品質試験の生データのまとめ方
  • 品質試験生データ・試験結果のQC/QAチェックにおける留意点
  • 適合性書面調査対応における留意点

プログラム

第1部 品質に関わる試験検査室管理の3極GMP要件と査察事例からの対応 ~PIC/S加盟を見据えて 今 対応すべきこと~

 国内製薬企業は、グローバルな視点で研究開発、医薬品生産を進め、日米欧共通の製造販売承認を得ることを課題としている。
 医薬品の試験検査を行う品質管理部門は、正確で信頼できる試験データの提供等から医薬品GMP遵守の要である。従って試験検査等の従事者は、医薬品の製造承認までの流れを理解し、品質管理のGMP要件を整理してGMPの国際的基準と言えるPIC/Sを見据えて対応していく必要がある。
 今回、試験検査室におけるGMP管理上の留意点を査察等指摘事例の紹介を含めて解説する。

  1. 医薬品の研究開発
    • 品質設計と治験薬
    • 薬事規制
    • 製造承認までの流れ
  2. GMPガイドラインにみる品質管理の要件
    • 日本
    • 欧州
    • 米国
  3. FDA査察事例から試験検査室における実務的留意点
  4. 試験検査室におけるGMP要件
    • 試薬・標準品等の管理
    • 受入れ試験及び試験省略時における確認事項
    • 試験記録
    • 生データ管理及び試験結果の精査
    • 保存検体の管理
    • 試験室への技術移転での留意点
    • OOS調査レギュレーションに対応した措置

第2部 品質試験実施における生データの取り扱い・QC/QAと「ロ」・「ハ」項での照会事項対応

 品質試験における生データを含む記録書類は、第三者が引用する際に、記録作成者の説明を要せずに理解できるよう、正確かつ科学的にまとめられなければならない。
 このようにして作成された記録は、医薬品の後々の各開発段階で役立つのみならず、医薬品の製造販売承認申請の生データとしても使用が可能となる。
 生データを取り扱う場合、個々人が絶えずデータの活用について意識しながらまとめるべきであり、今回は、こうした観点から品質試験実施における生データの取り扱い・QC/QAと「ロ」・「ハ」項での照会事項対応に関する留意点について紹介する。

  1. 医薬品開発過程における品質試験と法規制
  2. 品質試験における生データ等記録書類のまとめ方
  3. 製造承認申請における生データの取扱い
  4. 記録は、読みやすく、誤りなく
  5. 承認申請のための「ロ」「ハ」項の記録書類のまとめ方
    1. 製造方法
    2. 規格及び試験方法
      • 装置および器具等の保守点検、校正記録
      • 試薬・試液および標準物質の管理
      • 分析方法のバリデーション
      • 試料の重量測定
      • 測定
      • 赤外吸収スペクトル測定法
      • クロマトグラフィー
      • 電位差滴定法
    3. 安定性試験
      • 温度・湿度の記録
  6. 記録書類のQC/QA
  7. 「ロ」・「ハ」項の照会を少なくするための記録書類の作成

講師

  • 上杉 恵三
    グロファーマフィジクス
    主宰
  • 高橋 謙一
    合同会社 KMT Pharm. Consulting Japan CMC開発推進部
    部長

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5階 第4講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,667円 (税別) / 44,800円 (税込)
複数名
: 35,667円 (税別) / 37,450円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/7/26 品質管理試験室にむけたQC点検と信頼性確保 / 分析法バリデーションに必要となる統計解析 / 基準値設定・分析法変更/技術移転時の同等性評価 (3コース) 東京都 会場・オンライン
2024/7/26 ヒューマンエラー・逸脱・GMP違反を防ぐSOP・製造指図記録書の作成とは? 教育訓練とは? GMP記録とは? オンライン
2024/7/26 開発早期段階における患者数、売上、薬価予測 オンライン
2024/7/26 製造販売後におけるRWD (リアルワールドデータ) 利活用の実際 オンライン
2024/7/26 医薬品のグローバル開発に必要な実践英語講座 オンライン
2024/7/26 製造・試験室におけるGMP記録/データインテグリティ管理 オンライン
2024/7/26 動物用体外診断用医薬品の開発ポイントと承認申請時の注意点 オンライン
2024/7/26 正確でロジカルかつ説得力のある販売予測の進め方 オンライン
2024/7/29 ICH-Q9改訂をふまえた品質リスクマネジメント/リスクアセスメント/リスク評価の具体的な進め方 オンライン
2024/7/29 医薬品/医療機器等へのQMSの具体的な構築フロー オンライン
2024/7/29 再生医療等製品/細胞加工物の製造管理・品質管理におけるSOP作成及び・記録の残し方 オンライン
2024/7/29 中国における体外診断薬の薬事規制及び市場動向と取るべき戦略 オンライン
2024/7/29 バイオ医薬品・再生医療等製品におけるシングルユースの基礎とリスク管理・管理戦略・製造設計 オンライン
2024/7/30 三極 (日米欧) の規制・承認体制に基づいた治験薬GMPのポイントと設備管理・適格性評価 オンライン
2024/7/30 バイオ医薬品における申請をふまえたCMCレギュレーション対応とCTD作成入門講座 オンライン
2024/7/30 マルチパーパスプラントの設備設計と洗浄バリデーション オンライン
2024/7/30 希少疾病医薬品 (オーファンドラッグ) の開発・薬事・事業戦略の構築 オンライン
2024/7/30 バイオ医薬品におけるタンパク質の凝集分析と処方決定までの具体的事例 オンライン
2024/7/30 医薬品不純物管理のための許容量 (PDE) 設定の基礎と実践 オンライン
2024/7/30 製造・品質試験/輸送・安定性試験/承認申請コース 全3コース オンライン

関連する出版物

発行年月
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版)
2022/3/31 疾患原因遺伝子・タンパク質の解析技術と創薬/診断技術への応用
2022/3/10 改正GMP省令対応 QA (品質保証) 実務ノウハウ集
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善 (書籍 + ebook版)
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点)
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点) (製本版 + ebook版)
2021/10/11 抗ウイルス薬 (CD-ROM版)
2021/10/11 抗ウイルス薬
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価 (書籍版 + ebook版)
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価
2021/8/31 創薬研究者・アカデミア研究者が知っておくべき最新の免疫学とその応用技術
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請 (製本版+ebook版)
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール (書籍 + ebook版)
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ
2020/6/30 米国での体外診断用医薬品の開発/審査対応 実務集
2020/4/27 各国要求及び治験環境と現地の実情
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点