技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

ヒューマンエラー抑制・逸脱防止のための現場作業者GMP教育訓練

ヒューマンエラー抑制・逸脱防止のための現場作業者GMP教育訓練

~抑制・再発防止トレーニングの実践と失敗事例~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、ヒューマンエラー抑制や逸脱の再発防止に有効に活用するための是正措置・予防措置の考え方、作業員のミスの処遇、ミスをいかに改善に結びつけるかについて詳解いたします。

開催日

  • 2012年9月24日(月) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 医薬品製造におけるGMP担当者、管理者
  • 医薬品における教育担当者

プログラム

 被教育者の受動的な教育訓練や講師による講義型GMP教育を受講するだけでは現場作業者の意識は変革し難いのが現実である。能動的なトレーニングを実施し、考える (考えさせる) 教育訓練 (Logical Skill Training) 、作業者間のコミュニケーション能力の向上、査察対応力向上、現場の課題解決力向上を目指すトレーニング (Action Learning) 手法について解説します。
 また、これらのトレーニングで取り扱うヒューマンエラー抑制や逸脱の再発防止に有効に活用するための是正措置・予防措置の考え方 (Framework Thinking) を解説します。

  1. 現場作業員のGMPへの意識向上のための取り組み ~GMP教育訓練のあり方~
    1. GMP教育訓練での定型的規定事項
    2. 品質マネジメントシステム、製造管理及び品質管理に関する必要な教育訓練
      • 新・転入者向け導入教育事例
      • GMP担当者向け教育訓練事例
    3. 計画的実施 (定型的カリキュラムの策定)
    4. 計画外のGMP教育の実施 (変更管理や逸脱管理に伴う業務手順変更の教育)
    5. 教育の実効性評価
      • 初・中級向けGMP理解度テスト (例)
      • 上級者 (GMP責任者認定用) 向けGMP理解度テスト (例)
    6. 記録の作成・保管と報告
    7. GMPレベル向上のために
  2. Logical Thinking/Logical Communication Skill TrainingをGMP教育訓練に取り込む
    1. 査察対応 (人材育成) やヒューマンエラー対策としての教育訓練の必要性
    2. 技術を身に付ける (手法とトレーニング/Root Cause Analysis)
    3. トレーニングで重要なこと (求められる力、課題解決力)
  3. Human Error対策とFool Proof/Fail Safe及びその事例とRisk Managementについて
    1. 法令における医薬品製造業に求められる事項
    2. ヒューマンエラー抑制理論及びその実践事例と実施効果
    3. Enterprise Risk Management (Total Risk Management) /Contextual Risk Management
      (コンテキスト思考に基づくリスクマネジメント) の基礎
  4. 製造現場からの問題の抽出とコミュニケーション、現場改善への活かし方
    ~作業員のミスの処遇、ミスをいかに改善に結びつけるか?~
    1. 医薬品製造業に於ける逸脱・苦情の根本的削減のために
    2. 医薬品製造業の現況に潜む危機
    3. ヒューマンエラーと逸脱抑制への取り組み実践の失敗事例と失敗の本質
    4. コンプライアンスの悪循環からの脱却法
    • 質疑応答・名刺交換

講師

大手国内製薬企業 担当者

講師の主な経験

 原薬・製剤工場にてFDA、PIC/S加盟当局、PMDA、地方行政当局、大手外資系製薬企業など数多くの査察やAuditに20数年にわたり対応してきました。
 また、国内外査察対応の標準化とICH Q7, Q9, Q10準拠のPQS (QMS) 構築、Logical Skill Upを取り入れた新しいGMPトレーニングなどに取り組んでいます。

会場

連合会館

5F 502

東京都 千代田区 神田駿河台三丁目2-11
連合会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 47,250円 (税込)
複数名
: 38,000円 (税別) / 39,900円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/1/27 薬機法の実務を考慮した医薬品特許戦略の新たな視点 オンライン
2025/1/28 分析法バリデーション超入門講座 オンライン
2025/1/28 薬価算定の基礎と希望薬価取得ノウハウ オンライン
2025/1/28 QA担当者が抑えるべきGMP適合性調査対応と査察当局による指摘事例と対策 オンライン
2025/1/28 高薬理活性物質を扱うマルチパーパス設備での洗浄評価基準と洗浄管理の留意点 オンライン
2025/1/29 製造管理/品質保証担当者の質を高めるための教育訓練 オンライン
2025/1/29 洗浄バリデーションの基礎と残留許容値、回収率設定の科学的根拠の示し方 オンライン
2025/1/29 日米欧主要国の医療・薬価制度の概要と価格戦略のポイント オンライン
2025/1/29 細胞培養 超入門講座 オンライン
2025/1/29 再生医療等製造施設におけるGCTP (製造管理・品質管理) 対応のポイントと査察対応 オンライン
2025/1/29 凍結乾燥製剤の基礎、スケールアップ技術とバリデーション実施のポイント オンライン
2025/1/29 炎症性腸疾患における治療・薬剤選択の実際と今後の展望 オンライン
2025/1/29 医薬品企業における英文契約書読み方基礎講座 オンライン
2025/1/29 FDA査察対応セミナー 入門編 オンライン
2025/1/30 変更管理・逸脱管理 (リスクのクラス分類と運用の留意点) オンライン
2025/1/30 一般医薬品における技術移転 (製法・試験法) の手順と同等性の評価方法 オンライン
2025/1/30 医薬品凍結乾燥の条件設定、設備、バリデーション、スケールアップおよび失敗事例と対策 東京都 会場・オンライン
2025/1/30 一般医薬品向け: CTD-M2作成 / 規格及び試験方法と分析法バリデーション / 技術移転と同等性評価 (全3コース) オンライン
2025/1/30 CTD-M2 (CMC) 作成セミナー オンライン
2025/1/30 一般医薬品における有効期間を考慮した規格及び試験方法の設定と分析法バリデーションの実施方法 オンライン

関連する出版物

発行年月
2020/6/30 米国での体外診断用医薬品の開発/審査対応 実務集
2020/4/27 各国要求及び治験環境と現地の実情
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2020/1/30 凍結乾燥の最適な条件設定による品質の安定化 - ラボ機と生産機の性能の違いを反映させたスケールアップ -
2019/8/30 ヒューマンエラーの発生要因と削減・再発防止策
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向
2019/4/24 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集
2018/11/30 希少疾患用医薬品の適応拡大と事業性評価
2018/10/30 高薬理活性医薬品封じ込めQ&A集 Part2
2018/9/28 腸内細菌叢を標的にした医薬品と保健機能食品の開発
2018/8/31 がん治療で起こる副作用・合併症の治療法と薬剤開発
2018/7/31 医薬品・医療機器・再生医療開発におけるオープンイノベーションの取り組み 事例集
2018/6/29 医薬品グローバル開発に必要な英語実務集
2018/5/30 GVP Module改訂をふまえたEU Pharmacovigilance規制の実装
2018/5/18 創薬のための細胞利用技術の最新動向と市場