技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

開発段階に応じた分析法バリデーション実施範囲と分析法変更に伴う同等性評価

開発段階に応じた分析法バリデーション実施範囲と分析法変更に伴う同等性評価

~信頼性の高い分析値を得るための科学的立証~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2012年4月23日(月) 13時00分 16時30分

受講対象者

  • 医薬品に関連する技術者、担当者

修得知識

  • 分析バリデーションの基礎
  • 製品のライフサイクルにおけるバリデーション
  • 医薬品の製造販売承認申請のための分析法バリデーション

プログラム

 製品のライフサイクル(医薬品の開発、技術移転、商業生産および製品の終結)において製剤での使用を考慮した品質の原薬が一貫して製造されることを示し、申請した市販用製剤と主要臨床試験用のロット、申請用安定性試験で用いた製剤との相違を明示し、その変更の妥当性を示すためには、ライフサイクルの各段階で原薬および製剤を目的に合った方法で分析しなければならない。
 また、製品の製法変更等により既存の分析法が目的に適わなくなった場合は、分析法の改良の必要が生じる。これらの分析法が使用する意図に合致していることを科学的に立証し、信頼性の高い分析値を得るためには、各段階での分析法バリデーションの実施ならびに分析法変更時の同等性評価等が必須である。今回は、これらについて解説する。

  • 分析バリデーションの定義
  • 分析バリデーションに関するガイドラインの紹介
  • 分析バリデーションと統計的な考え方
    • 正規分布
    • 母数と統計量
    • 母平均の区間推定
    • 母分散の区間推定
  • 一元配置の分散分析
  • 製品のライフサイクルにおける分析法バリデーション(フロー図)
  • 原薬や製剤の分析が重要な理由
    • 原薬の開発と製造ガイドラインから
    • 製剤開発に関するガイドラインから
  • 分析法作成のためのガイドラインおよびポイント(LC法の場合)
  • データの正確さを目指す分析法の作成=分析法バリデーション
  • 分析値の信頼性に係る4Mと分析法バリデーション
  • 分析法バリデーションはいつ行うのか?
  • 製品のライフサイクルにおけるバリデーション
    • 分析法変更に伴う同等性評価
    • 申請用安定性試験開始までに行う分析法バリデーション
    • 技術移転までに行う分析法バリデーション
    • 技術移転時の分析法バリデーション
  • 医薬品の製造販売承認申請のための分析法バリデーション(ICHガイドラインから)
    • 特異性
    • 直線性
    • 範囲
    • 真度
    • 併行精度
    • 室内再現精度
    • 検出限界
    • 定量限界
    • 頑健性
    • システム適合性試験
    • バリデーションを行うべき分析法のタイプ
  • 質疑応答

講師

  • 高橋 謙一
    合同会社 KMT Pharm. Consulting Japan CMC開発推進部
    部長

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5階 第3講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 40,000円 (税別) / 42,000円 (税込)
複数名
: 33,000円 (税別) / 34,650円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/1/27 局方/GMPに対応する不純物の評価・管理及び原薬出発物質の選定/妥当性/CQA・CPP設定 オンライン
2025/1/27 洗浄バリデーションでの洗浄方法選択、残留限度値とホールドタイム設定 オンライン
2025/1/27 治験薬GMPにおける品質システム運用と記録の残し方 オンライン
2025/1/27 (薬物) 国際共同治験のモニタリング業務で理解すべき基本的な関連法規 東京都 会場・オンライン
2025/1/27 体外診断用医薬品の保険申請戦略と申請書の書き方 オンライン
2025/1/27 遺伝子治療用製品・細胞医薬品・ウイルスベクターにおける承認申請・審査と品質管理・品質評価/ 非臨床安全性評価/臨床開発 全4コース (4日間) オンライン
2025/1/27 遺伝子治療用製品・細胞医薬品・ウイルスベクターにおける承認申請・審査と品質管理・品質評価/ 非臨床安全性評価/臨床開発 全4コース (4日間) オンライン
2025/1/27 遺伝子治療用製品・細胞医薬品・ウイルスベクターコース (Aコース: 製造・品質試験/分析編) オンライン
2025/1/27 希少疾患治療薬開発にむけた治療薬開発の最新戦略とアプローチ オンライン
2025/1/27 インドネシアにおけるハラール認証BPJPHをふまえた医薬品・医療機器開発等の留意点とポイント オンライン
2025/1/27 薬機法の実務を考慮した医薬品特許戦略の新たな視点 オンライン
2025/1/28 分析法バリデーション超入門講座 オンライン
2025/1/28 薬価算定の基礎と希望薬価取得ノウハウ オンライン
2025/1/28 高薬理活性物質を扱うマルチパーパス設備での洗浄評価基準と洗浄管理の留意点 オンライン
2025/1/28 QA担当者が抑えるべきGMP適合性調査対応と査察当局による指摘事例と対策 オンライン
2025/1/29 分析法バリデーションコース (2日間) オンライン
2025/1/29 計算ブラックボックスからの脱却と精度評価の本質に迫る オンライン
2025/1/29 製造管理/品質保証担当者の質を高めるための教育訓練 オンライン
2025/1/29 日米欧主要国の医療・薬価制度の概要と価格戦略のポイント オンライン
2025/1/29 洗浄バリデーションの基礎と残留許容値、回収率設定の科学的根拠の示し方 オンライン

関連する出版物

発行年月
2020/10/28 QMS/ISO関係をふまえた医療機器「プロセス」「滅菌」「包装」「ソフトウェア」バリデーションの進め方
2020/6/30 米国での体外診断用医薬品の開発/審査対応 実務集
2020/5/29 凍結乾燥工程のバリデーションとスケールアップおよびトラブル対策事例
2020/4/27 各国要求及び治験環境と現地の実情
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2020/1/30 凍結乾燥の最適な条件設定による品質の安定化 - ラボ機と生産機の性能の違いを反映させたスケールアップ -
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向
2019/4/24 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集
2018/11/30 希少疾患用医薬品の適応拡大と事業性評価
2018/10/30 高薬理活性医薬品封じ込めQ&A集 Part2
2018/9/28 腸内細菌叢を標的にした医薬品と保健機能食品の開発
2018/8/31 がん治療で起こる副作用・合併症の治療法と薬剤開発
2018/7/31 医薬品・医療機器・再生医療開発におけるオープンイノベーションの取り組み 事例集
2018/6/29 医薬品グローバル開発に必要な英語実務集
2018/5/30 GVP Module改訂をふまえたEU Pharmacovigilance規制の実装