技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

当局照会事項及び適合性書面調査・GCP実地調査の指摘事項

審査報告書から読み取る

当局照会事項及び適合性書面調査・GCP実地調査の指摘事項

~回答書及びCTD M2.5作成のヒント~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、最近の審査報告書を分析し、照会事項・指摘事項の傾向を解説いたします。
また、GCP不適合となりやすい事例や頻度の高い指摘事項を解説し、ライティング業務に活かせる知識を習得していただきます。

開催日

  • 2011年6月29日(水) 13時00分 16時30分

受講対象者

  • 医薬品の回答書・CTD作成に携わる方

修得知識

  • PMDAの照会事項と回答例
  • 適合性書面調査・GCP実地調査の指摘事項

プログラム

 医薬品医療機器総合機構 (PMDA) のホームページ「医療用医薬品の承認審査情報」に公開されている審査報告書を分析すると複数の品目で同様な照会事項が見受けられる。
 最近の審査報告書を題材に当局の照会事項と申請者側の回答例をオーバービューし、その傾向を分析し照会事項を減らすための回答書及びCTD (M2.5) 作成のヒントを述べてみたい。
 更に、適合性書面調査とGCP実地調査の指摘事項を分析し、特にGCP不適合症例を出さない対策や指摘事項を減らすヒントをまとめてみたい。

 公開されている審査報告書を題材に当局からの指摘・照会事項と申請者側の回答を分析し、複数の品目で指摘されている同様な照会事項と回答例を解説し、照会事項を減らすための申請資料 (CTDを含む) 及び回答書作成のヒントを述べてみたい。
 また、適合性書面調査・GCP実地調査で指摘された内容について分析し、GCP不適合となりやすい事例や頻度の高い指摘事項を解説し、指摘事項を減らすヒントをまとめてみたい。

第一部 PMDAの照会事項と回答例

  1. 薬理作用及び作用機序 (非臨床)
  2. 薬効の変化、特に耐性獲得に関わる機序
  3. 安全性薬理試験
  4. 安全性試験 (非臨床)
  5. 薬物動態試験 (非臨床)
  6. 臨床薬理試験
  7. 臨床試験:有効性
    1. 主要評価項目
    2. 効能・効果
    3. 用法・用量 (設定根拠など)
  8. 臨床試験:安全性
    重篤な有害事象など
  9. 臨床的位置付け
  10. 製造販売後調査計画
    • まとめ : 照会事項に回答する際の注意

第二部 適合性書面調査・GCP実地調査の指摘事項

  1. 適合性書面調査・GCP実地調査とは
    1. 書面調査とGCP実地調査の流れ
    2. 新医薬品の書面調査とGCP実地調査
  2. 書面調査の指摘事項
    1. 申請資料の不備 (申請資料の品質管理・品質保証)
    2. 治験審査委員会の運営不備
    3. 治験実施計画書からの逸脱
  3. GCP実地調査の指摘事項
    1. GCP不適合の事例
    2. 原資料の確認ができない又は保管されていない
    3. 治験審査委員会の運営不備
    4. 治験実施計画書からの逸脱
    5. 被験者の同意取得の違反又は不備
    6. モニタリングの不備
    7. モニターの責務
    8. 原資料との不整合
  4. まとめ
    1. 書面調査の指摘事項をなくすためには?
    2. GCP不適合症例を出さないためには?
    3. GCP実地調査の指摘事項を減らすためには?

講師

  • 田島 清孝
    元 内資系製薬会社 メディカルライティング室
    課長

会場

東京流通センター

2階 第4会議室

東京都 大田区 平和島6-1-1
東京流通センターの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 40,000円 (税別) / 42,000円 (税込)
複数名
: 33,000円 (税別) / 34,650円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/19 治験薬GMP入門 オンライン
2024/11/19 原薬製造のプロセスバリデーション実施方法とスケールアップ・MF登録申請 オンライン
2024/11/19 ICH Q12,Q14の要件と承認後変更管理 (PACMP) の具体的進め方 オンライン
2024/11/19 ラボと製造の現場におけるデータインテグリティ実務とCSV 監査証跡の定期レビューとQAレビュー オンライン
2024/11/19 空調システムの維持管理とバリデーション オンライン
2024/11/20 製薬用水の基礎と実践知識を理解する オンライン
2024/11/20 GMP監査の基礎と実践 オンライン
2024/11/20 変形性関節症の病態/治療・診断技術の現状と臨床現場が望む新薬像 オンライン
2024/11/20 リポソームと脂質ナノ粒子の基礎・調製・評価および応用のポイント オンライン
2024/11/20 FDA査察対応セミナー 入門編 オンライン
2024/11/21 エンドトキシン管理の要件と最新動向を踏まえた課題解決のアプローチ オンライン
2024/11/21 ICH Q5A ウイルス安全性評価/外来性感染性物クリアランス評価コース オンライン
2024/11/21 新規モダリティにおける事業性評価手法 オンライン
2024/11/21 ICH Q5A ウイルス安全性評価/品質審査での論点と次世代シーケンシング利用/薬事申請に当たっての留意点 オンライン
2024/11/21 医薬品R&D段階でのNPV活用と課題解決策 オンライン
2024/11/21 mRNA医薬品の基礎および設計・合成と製造のポイント オンライン
2024/11/21 医薬品開発における効率的な開発計画策定およびスケジュール管理のポイント オンライン
2024/11/22 バイオ医薬品製造における逸脱処理・変更管理とその社内運用 オンライン
2024/11/22 国内/海外の外部委託試験施設に信頼性基準試験を委託する際の信頼性確保の留意点 オンライン
2024/11/22 ライフサイエンス領域における医療トレンドとポストコロナビジネスに求められる対応手法 オンライン

関連する出版物

発行年月
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版)
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版) (製本版+ebook版)
2022/3/31 疾患原因遺伝子・タンパク質の解析技術と創薬/診断技術への応用
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善 (書籍 + ebook版)
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点) (製本版 + ebook版)
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点)
2021/10/11 抗ウイルス薬
2021/10/11 抗ウイルス薬 (CD-ROM版)
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価 (書籍版 + ebook版)
2021/8/31 創薬研究者・アカデミア研究者が知っておくべき最新の免疫学とその応用技術
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請 (製本版+ebook版)
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール (書籍 + ebook版)
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (製本版+ebook版)
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ
2020/12/24 バイオ医薬品 (抗体医薬品) CTD-CMC記載の要点
2020/6/30 米国での体外診断用医薬品の開発/審査対応 実務集