技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

高分子の延伸による構造と配向の発現およびそれらの制御法を利用した材料開発

高分子の延伸による構造と配向の発現およびそれらの制御法を利用した材料開発

~講義収録DVD付~

概要

本商品は「高分子の延伸による構造と配向の発現およびそれらの制御法を利用した材料開発」セミナーを収録したDVDと、セミナーで配布しているテキスト資料のセットです。
このセミナーでは、高分子鎖変形で発生する特異な物性、変形方法、変形後の構造固定などについて物性との相関も含めて平易に解説し、要求特性に応じた物性を発現させるための基本と物性測定法を概説いたします。

ご案内

 多数の屈曲性高分子鎖は伸長変形能を有する。これを利用した材料の一例がフィルムや繊維である。ここでは、高分子鎖変形で発生する特異な物性、変形方法、変形後の構造固定などについて物性との相関も含めて平易に解説する。さらに要求特性に応じた物性を発現させるための基本と物性測定法を概説する。

目次

  • 1.高分子物質の特徴
    • 1-1.高分子物質の変形
    • 1-2.高分子鎖の変形
    • 1-3.高分子鎖の運動と基本物性
    • 1-4.高分子鎖の形を固定化する
    • 1-5.固定化と物性の相関
    • 1-6.分子鎖の形と物性の相関
  • 2.分子鎖配向
    • 2-1.分子鎖配向の重要性
    • 2-2.分子鎖配向にともなう構造と物性の変化
    • 2-3.分子鎖配向の表し方と測定法
  • 3.構造制御
    • 3-1.高分子鎖の引き伸ばしと配向
    • 3-2.分子鎖の引き伸ばし比(延伸比)
    • 3-3.巨視的延伸比
  • 4.力学的高性能化をめざした構造制御
    • 4-1.力学的高性能化とは
    • 4-2.延伸加工の種類
    • 4-3.延伸によって発生する分子鎖配向と構造変化
    • 4-4.延伸条件の最適化とは
    • 4-5.ブレンド効果
  • 5.力学物性の評価と測定法
    • 5-1.弾性率と強度測定における条件設定の違い
    • 5-2.静的測定と動的測定の違い
  • 6.力学的高性能化の限界
    • 6-1.化学構造と延伸挙動の関係
    • 6-2.分子量と物性の関係
    • 6-3.高次構造制御の限界
    • 6-4.超延伸の可能性について
  • 7.将来展望とまとめ

執筆者

伊藤 眞義

東京理科大学

名誉教授

出版社

お支払い方法、返品の可否は、必ず注文前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本出版物に関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(出版社への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

体裁・ページ数

A4判フルカラーテキスト、DVD (講演時間 約220分) 92ページ

発行年月

2013年4月

販売元

tech-seminar.jp

価格

45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/6/13 高分子材料の劣化メカニズムと高耐久化設計および劣化評価技術 オンライン
2025/6/13 溶融製膜/溶液製膜によるフィルム成形技術の基礎と実際 オンライン
2025/6/16 UV硬化樹脂の硬化度・物性の測定評価と硬化不良・密着不良などのトラブル対策 オンライン
2025/6/16 高分子材料の劣化メカニズムと高耐久化設計および劣化評価技術 オンライン
2025/6/17 FT-IRを用いた樹脂の劣化解析と寿命予測への活用可能性 オンライン
2025/6/17 EV等電動化モビリティ用モータと関連電装品のための高電圧絶縁技術と樹脂材料開発 オンライン
2025/6/17 固体高分子材料の動的粘弾性測定 オンライン
2025/6/17 ヒートシールの基礎と応用・不良対策 オンライン
2025/6/18 EV等電動化モビリティ用モータと関連電装品のための高電圧絶縁技術と樹脂材料開発 オンライン
2025/6/18 粘弾性測定を用いた材料物性評価 オンライン
2025/6/18 フィラーの表面処理と樹脂への複合化・分散技術 オンライン
2025/6/18 アジア諸国における食品包装規制の最新動向 オンライン
2025/6/19 高分子難燃化とリサイクル オンライン
2025/6/19 絶縁材料の劣化メカニズムと部分放電計測ならびに寿命評価 オンライン
2025/6/20 ポリウレタンの原料・反応・特性およびフォーム・塗料・複合材料用途の新技術 オンライン
2025/6/20 ヒートシールの基礎と応用・不良対策 オンライン
2025/6/20 ゴム・高分子材料のトライボロジー特性と接触面の観察および評価方法 オンライン
2025/6/20 医薬品・医療機器における日欧米の包装規制の最新動向 オンライン
2025/6/23 架橋剤を使うための総合知識 オンライン
2025/6/23 絶縁材料の劣化メカニズムと部分放電計測ならびに寿命評価 オンライン

関連する出版物

発行年月
2021/12/24 動的粘弾性測定とそのデータ解釈事例
2021/9/29 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの市場実態と将来展望 2020-2023 (PDF版)
2021/9/29 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの市場実態と将来展望 2020-2023 (書籍版)
2021/9/29 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの市場実態と将来展望 2020-2023 (書籍版 + CD版)
2021/7/30 水と機能性ポリマーに関する材料設計、最新応用
2021/7/28 プラスチックリサイクル
2021/6/30 日本と海外グローバルブランド40社のSDGs環境戦略
2021/6/29 UV硬化樹脂の開発動向と応用展開
2021/5/31 重合開始剤、硬化剤、架橋剤の選び方、使い方とその事例
2021/5/31 高分子材料の劣化・変色対策
2021/4/30 建築・住宅用高分子材料の要求特性とその開発、性能評価
2021/4/26 包装・工業用PETフィルム&飲料・食品用PETボトルの市場分析
2021/2/10 食品包装産業を取り巻くマイクロプラスチック問題
2021/1/29 高分子材料の絶縁破壊・劣化メカニズムとその対策
2020/11/30 高分子の延伸による分子配向・結晶化メカニズムと評価方法
2020/11/30 高分子の成分・添加剤分析
2020/10/30 ポリウレタンを上手に使うための合成・構造制御・トラブル対策及び応用技術
2020/10/28 QMS/ISO関係をふまえた医療機器「プロセス」「滅菌」「包装」「ソフトウェア」バリデーションの進め方
2020/9/30 食品容器包装の新しいニーズ、規制とその対応
2020/3/31 自己修復材料、自己組織化、形状記憶材料の開発と応用事例